住みたい田舎で選ばれ続けている豊後高田市のあるある解説 [後編]
前編からの続きです。「豊後高田あるある!」に先に目を通していただけるとよいかもです。
動物が身近にいる
私と嫁が、実際にみたことがある野生動物は、鹿、たぬき、きじ、ふくろう、テン、すっぽんです。シロサギ・アオサギ・鴨・トビの他、名前の知らない様々な鳥たちがあちこちにいます。
夜になると、鹿の遠吠えがこだまします。
嫁の頭上を鹿2頭が飛び越えて行ったこともありました。春先には、テンが庭先でうろうろしてます。
人口密度より動物密度の方が高いかもです。
地元の方から、夏の夜の車の運転は、イノシシに注意するように言われてます。真っ暗な道に、突然イノシシがヘッドライトに照らされて現れることがあるとのことです。イノシシがぶつかると、簡単に車が凹み、結構な事故になるそうです。
この話を聞いてから、夜の運転が慎重になりました。
夜は真っ暗になる分、星がよく見えます。天の川ももちろん見えます。
MY草刈り持ってます
最初は借りてましたが、夏場は草刈りの頻度が上がり、その都度借りるのもなんだか申し訳ないので購入しました。
夏場の雑草の伸びは半端ないです。庭先などは、二週に一度のペースで草刈りです。休日の朝のルーティンみたいなものです。
私の地区では農道やお堂などの合同草刈りが年2回あります。小学校の草刈りもあります。MY草刈りがあるといろいろお役にも立てます。
移住当初は、草刈りは最小限に止め、雑草をそのままにしていましたが、ヘビが出たことをきっかけに、マメに草刈りするようになりました。
余談ですが、ヘビの天敵は、肉食の鳥や獣(テン、イタチ、猫、犬など)だそうです。見つからないように藪の中に潜む習性があるとのことで、藪にならないように草を刈っておくことが防止になるそうです。
近所の猫たちが、うちによく遊びにきます。バッタをハンティングして食べていたりします。たくましいです。この番猫たちの見回りも、住みやすい田舎に貢献しているかも知れませんね。
虫が出る
蚊については、前住んでいた都市部(神奈川県川崎市)の住宅地の方が多かったです。思ったより蚊が少ないので、夏が過ごしやすいです。
都会の公園の藪蚊の多さはなんなんでしょうね。(人の多さと相関?)
その代わり、クモ・ムカデ・カタツムリをよく見るようになりました。確かに都会よりサイズアップしています。
クモはよく家に入ってきます。あるある本にあるような大きなクモは、巣を作らず他の虫を食べてくれる益虫ですので、基本放置してます。(子供たちに見つかると退治されてしまいます)
ムカデはそう言うわけにいかないので、家の周りに駆除剤を撒いて防いでます。
あと、梅雨時に、なめくじが急増したことがあり、この時も駆除剤を使いました。
方言が地味に難しい
最初に気になったのは「しゃーしぃ」です。
概ね「面倒くさい_というような意味で使われているようです。それ以外の方言はいまだ謎です。いちいち聞けないですし。。
お年寄り同士の会話は、二割ほどしか聞き取れず、とりあえず笑顔で頷いています。
ここらの方言の最大の特徴は、アクセントです。単語の頭にアクセントがきます。
例えば「いちご」は「いちご」、「うなぎ」は「うなぎ」など。
食べ物が豊かすぎ
魚好きの私は、スーパーでは必ず魚をチェックします。地元で獲れる魚の種類が豊富で、値段も安いことに驚きです。
新鮮なハマチ・アジ・イワシ・サバ・カツオ・真鯛・黒鯛・太刀魚・舌鮃・キビナゴ・イシダイなどが手頃な価格で手に入ります。
関東では、鮮度も価格も信じられないレベルです。刺身は、一皿300円以下!のものも多くあります。
石像文化財の宝庫
私は、文化財としての価値以上に「1000年以上前から壊れずにある」という事実に注目しました。
なぜなら「天災が少ない」ことの証になっているからです。
政府機関の活断層情報でも調べたところ、豊後高田市・国東半島には活断層がなく、安定した地盤であることが示されています。
移住にあたっては、市のハザードマップも参考にし、私の住む地区が、内海トラフ地震でも安全であることを確認したりしました。
海も山もあり夕日が最高にきれい
私の移住の決め手はこれが大きいです。
ずっと山と海のある街に憧れてました。
イメージで言うと「崖の上のポニョ」「となりのトトロ」な感じです。
海は、車で15分ほど、国東側に行ったところにある「くにみ海浜公園」がお薦めです。白い砂が広がり、混雑と無縁です。
プライベートビーチのような開放感に浸れます。
暖かくなると、時々、浜辺でピクニックしてます。
夕日は、日本夕陽百選に選ばれている真玉海岸の夕日がとても有名です。夕方になると、シャッターチャンスを狙って大勢が訪れます。
私の家からも、天気の良い日は毎日でも、最高の夕日を見ることができます。これがなんとも荘厳で美しく、一日の疲れが吹っ飛びます。
ここに移住するなら、夕日が見えるかどうかもチェックポイントのひとつかもです。
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