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結局のところ、積立保険と投資どっちがいいの?

こんにちは!ようこです。
昨年子供が生まれ、教育資金をどうするか計画を立てているのですが、
同じような状況の方も多いかと思います。
教育資金以外にも老後のお金など色々考えないといけないことが増えます。

そんな中で特に教育資金については、学資保険やドル建の終身保険、ジュニアNISAやつみたてNISAなどで資金を貯めようと思っている方も多いのではないでしょうか?
私自身もNISAをやりつつ、学資保険に入ろうかと考えました。

なので今回、【結局のところ、積立保険と投資どっちがいいの?】というテーマで、あくまでも我が家の場合こういう風に守りながら資金を貯めていこうと考えたことをまとめてみました。

保険と投資は比べるもんじゃない!と思う方も多いと思いますが、最近のclubhouseで株式投資のトークを聴いていると、やはり保険の話が多く出てきます。
保険と投資は全く別ものでありますし、各家庭の状況なども違いますので一概にこうした方がいい!とは言えませんので、あくまでも私の場合の考えをまとめてみましたので温かい目で見て頂けたらと思います。

そして、もしよろしければ私の考えをご参考にして頂き、ご自分の場合はこれがベストだな、というところを見つけて頂ければと思います。

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目次
1. 教育資金の平均
2. 学資保険やドル建終身保険
3. なぜ投資にしたのか
4. NISAとは
5. どの商品を選ぶか
6. まとめ
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1. 教育資金の平均

まずは、令和元年の文部科学省が発表した、平成30年度子供の学習費調査の結果について下記にまとめてみました。

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【文部科学省 平成30年度子供の学習費調査の結果について】より
↑こちらは1年間あたりの学習費になります。

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【私立大学等の平成30年度入学者に係る学生納付金等調査結果について】より

文部科学省の調査をまとめたものになるのですが、
特に大学の場合は自宅から通うのと、一人暮らしなどをして通うのとではまた違ってきて、その場合仕送りなどでプラスαでさらにお金がかかります。
それ以外にも、成人式やイベント事が入ってくるので実際はもう少しかかると考えた方がよいと思いました。

2. 学資保険やドル建保険

子供が産まれる前から読んでいた雑誌などに教育資金を貯めるための学資保険のことが書いてあったりしたので気になっていたのですが、具体的にどういうものなのかわからなかったので保険の総合案内に電話をしてヒアリングをしてみることにしました。

学資保険とは、子供の学資金(教育資金)を準備するための貯蓄型の保険のことだそうで、毎月決まった額の保険料を払うことで、万が一の際に保険が下り子供の成長に合わせた進学準備金や満期学資金を受け取ることができるようです。

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この表は実際に我が家の場合でシュミレーションをしてもらったものです。
保険料の払込期間は保険によって決められるのですが、201万円払って受け取れる総額が210万円のようです。

ちなみになぜ200万円なんだろう...200万円じゃ教育資金足りないよ、と思いながら言われるがままにシュミレーションしてもらっていますwww

ここに死亡保険の機能も入ってくるのですが、返戻率でいうと104%。
途中で解約することは原則不可、支払い金額も途中で変更することはできませんと説明されました。(電話ではそのように説明されましたが、本当は可能のようです。)
また、どのような学資保険でも返戻率の平均は100〜105%だそうです。


【私が感じた学資保険のメリットとデメリット】
●学資保険のメリット

・親が万が一の際に保険金が下り、なおかつそれ以降の支払いが免除になる
・途中解約などをしなければ元本割れは無い

●学資保険のデメリット
・途中で解約は原則不可
・返戻率がかなり低い
・途中で毎月の支払い金額の変更不可

もしかしたら保険によってはメリットデメリットが違うのかもしれませんが、
今回の場合は実際私が保険会社さんから話を聞いて感じたことになります。


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次におすすめされたのが、ドル建ての終身保険です。
最近ではこのドル建の終身保険に加入して、子供の入学に合わせて解約し、その解約金を教育資金にあてる方が多いそうです。
こちらの表は、我が家の場合のドル建の終身保険の運用実績例表です。
(同じくなぜか200万で計算されております・・・)

払込保険料総額は18740ドルで日本円に換算すると大体200万円(レートによる)で10年で支払いを完了する方が多いので10年で設定しています。
毎月約1万7千円積み立てて、支払いが終わった次の11年目で解約すると、その年の割合にもよりますが、元本割れするかしないかぐらいの返戻率です。
ここ最近では年2.50〜3.00%ぐらいが多いそうです。
13年目でやっとどの返戻率も100%を超え、22歳で117.4〜144.2%。
(144.2%はなかなか無いと言われました、、、)
大学の資金と考えると返戻率は大体110%〜120%といったところでしょうか。

ドル建の終身保険の返戻は、保険会社がアメリカなどの国債で運用したものを返戻している仕組みだそうです。


【私が感じたドル建て終身保険のメリットとデメリット】
●ドル建て終身保険のメリット

・一定時期を超えると返戻率は先程の学資保険よりも高い
・万が一の際に保険が下りる

●ドル建て終身保険のデメリット
・全てのパーセンテージから見ると13年を超えないと元本割れの可能性がある


【我が家の場合の考え方】
保険は保険で大事だと思っている考え方ではあるので、掛け捨て保険に加入して長期で積立てをしていく部分に関しては、現在加入しているつみたてNISAとジュニアNISAで資産運用し、イベントごとなど直近で使う部分に関しては現金で貯蓄
という形に決めました。

3. なぜ投資にしたのか

現在、私はiDeCoとつみたてNISAとジュニアNISAを開設しております。
ものすごーくわかりやすくいうと、投資をして資産運用をする、ということですね。
最初にやろうと思ったきっかけは、なんとなく。
銀行に預けていてもお金増えないんでしょ?ということだけは分かっていて、
そこからなぜ増えないんだろう、ということを自分なりに考えるようになり、税金控除の対象であるiDeCoとNISAをすることにしました。

バブル期に銀行へお金を預けていた時の金利は8%でしたが、現在の金利は約0.001%なので、銀行に預けていても利息はほぼゼロ。
消費税も3%から5%、8%、10%と、昔は自動販売機で100円で買えていた缶ジュースも今は同じ値段では買えません。
自分が小さい頃、おばあちゃんから100円をもらって家の目の前の自販機でジュースを買っていたあの頃が懐かしいです。

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この表は、過去200年の株式、国債、金、ドルに1ドルを投資していた際の値動きです。

株式:27,749,970ドル
債券:34,230ドル
政府短期証券:5,455ドル
金:67.19ドル
消費者物価指数:20.58ドル

貧富の差は、株式を持っているかで変わってくることがわかります。
ちょっと前に株についてのニュースがやっており、昨年のコロナ禍で10万円の給付金を株式投資に回した人は株価が上がって儲かったと放送されていたのを記憶しています。(2021年2月中旬の話)

4. NISAとは?

NISAとは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。
イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)という愛称がついています。

NISAの種類には3つあり、
一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAで1人1口座持てるしくみになっています。

今回私が注目しているのは、ジュニアNISAで、「未成年少額投資非課税制度」のことで、子供や孫の教育資金を用意することを目的としていて、子供本人を名義人にして親権者が運用を行うというものだそうです。
名義人が18歳になるまでは引き出せなかったのですが、2023年で終了になることが決定されたため、2024年以降ならいつでも引き出しが可能(一括引き出しのみ)になり、より使い勝手が良くなるため、対象でまだ加入していない場合はこのタイミングでの駆け込み加入をする方も多くなってきているようです。

ということで、我が家はこのジュニアNISAをメインにつみたてNISAもうまく活用して子供の教育資金を貯めていこうと思います。

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下記、NISAについてわかりやすい解説サイトを載せておきますので
参考にしてみてください。


✅金融庁のNISA特設ページ

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5. どの投資信託を選ぶか

私の場合、自分のつみたてNISAをSBI証券で開設していたのもあったり、米国個別株も購入してみたかったのでSBI証券でジュニアNISAの開設をしました。

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ネット証券は手数料も安く、SBI証券、楽天証券、マネックス証券の3つが特にメインで選ぶ方が多いです。


私は自分がSBI証券で口座を開設していたので、ジュニアNISAもSBI証券にしました。
そしてどの商品を選ぼうか、ということになるのですが、私はインデックス投資をメインに選ぼうと思いました。

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上記のグラフを見てわかるように世界経済の中心は、今のところアメリカが半数以上占めています。

実際、自分の身の周りにある物などを見回してみると、
携帯はApple。googleで検索してネット通販はAmazon。VISAカードで支払い、コカコーラを飲み、マクドナルドのハンバーガーを食べる。
アメリカの企業が身近にあることがわかります。

ただし、中国やインドも今後成長していくと思うので、アメリカがこれからもずっと1位と言うことは断定できませんので、アメリカも意識しつつ、新興国も視野に入れようと思います。

そして、ジュニアNISAはつみたてNISAよりも選べる商品数が多いので、自動運転など今後成長が見込める分野にも投資をしていこうと思います。




また、ドルコスト平均法といって、毎月、毎週など一定期間ごとに、一定金額で同じ投資対象を買い付ける投資方法を取ることで、投資信託の価格が高い時も低い時も均等化されるのでリスクを回避しようと思います。

ジュニアNISAで今から3年間、毎月6万6千666円を投資し、年利率7%、ロールオーバーを使い18年間で計算してみると、
投資額が240万円で、18年後に約470万円になる計算になります。

個人的にもう少し学資金として用意しておきたいので、ジュニアNISAとは別につみたてNISAで15年間300万円を目標に運用した場合も計算してみました。

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毎月だいたい1万円ほどで目標金額に到達する計算になりました。
毎月つみたてをすることで、複利の力で利益が膨らんでいくことになるので、改めて長期で運用することが大切だと思いました。


しかし、ここで注意しておかなければいけないことがあるので下記にメリットとデメリットをまとめてみました。

【私が感じたNISA制度のメリットとデメリット】
●NISA制度のメリット
・利益分が一定期間非課税
・証券会社によってポイントが貯まる
・手数料が安い
・長期で積み立てるほど複利の力を利用できる

●NISA制度のデメリット
・株価が下がるとリターン数も下がる
・為替の影響がある

などなど

ただしデメリットで記載した部分は、ある意味逆に考えるとメリットに変わることでもあると思います。
経済の成長率が高ければ、その分株価も上がるのでリターンも多くなります。

大切なことは、短期で売り買いするのではなく、長期保有することで株価の
影響を少なくし、ドルコスト平均法を使うことで為替の変動を均等にしようということが大切だなと思いました。

それでももし使いたい時期に今回のようなコロナショックのような大暴落があった場合は、奨学金などをうまく使おうと思います。

5.まとめ

今回私が考えた結果は次の通りです。

・保険と教育資金は別で考えて、掛け捨ての保険に入る
・NISA制度をうまく活用して資産運用する
・インデックス投資で世界の株式全部に投資をする=分散投資でリスク回避
・ドルコスト平均法を生かす
・長期保有で複利の力を最大限に使う

あとがき


今回のテーマですが、
【自分にとって一番ベストな保険を選び(もしくは加入しないか)どのようなポートフォリオを組んで資産を運用していくか】と考えることが大事ということだと思いました。

家族構成が違えば、家庭の状況も違うので、一概に保険に入らなくてよい、とも言い切れませんし、全財産を投資に回すというのも、お金が必要な時にコロナショックのように株価が暴落してマイナスになってしまった、ということも無きにしも非ずなので、知識をできるだけつけて自分のポートフォリオを作成することが大事だな、と思いました。

今回、このようにジュニアNISAをオススメする理由を具体的に書きましたが、なぜこのような記事を書いたかというと、実際自分自身に子供が生まれ、これからの未来がある子供にいかにお金を残してあげられるかをもっと皆さんに知って頂きたく書かせて頂きました。

子供に関しての雑誌やインターネット、SNSを見ると、教育資金がどれぐらいかかるかという記事をよく目にします。

NISA、特に2023年で終了してしまうジュニアNISA制度をいかにうまく活用して、子供の将来の選択肢を増やしてあげたい、親の資金不足で子供が希望する学校に行かせてあげられなく我慢をさせたくない、単純にそう思いました。

また、来年から学校の教育でお金についての授業が始まると金融庁から発表されています。
親である私達がまずはお金の知識をつけることもとても重要なのではないかと思いました。
「投資は難しい」と思う方も多いかもしれませんが、一緒に金融リテラシーを高めていきませんか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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