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子どもが不登校になる家庭の類型7選
あなたの家庭、もしかすると子どもが、不登校やひきこもりになるかもしれませんよ。
こんにちは!脱・不登校コーチのようちゃんです。今回は
「子どもが不登校になる家庭の類型7選」という、ちょっと恐い話をしていきます。
「いやいや、ウチは親子関係も良好だし、不登校とは無縁だから大丈夫」と思っているあなたに衝撃の事実を知ってもらうための記事です。
実際に、子どもが不登校になってから振り返った時に、今回紹介する内容に
当てはまっていたと後悔している家庭もたくさんあるんです。
「最近、子どもが休みがちになってきた」
「親子関係に違和感というか、このままではマズイと漠然と思っている」
あなたはきっとそんな悩みを抱えていますよね。
でも実際にその原因を作っているのは、親であるあなたかもしれないんです。
あなたもこんな経験があるんじゃないですか?
〇子どもが今までにない乱暴な言葉や態度になってきた
〇「どうせできない。そんなことできない。無理無理。」と言うようになってきた。
今までそんなことなかったのに、どうして?って思っていますよね。
実際にわたしも、小学校の担任として子どもと接するときに、
よかれと思ってやっていたことが、実は逆効果だったと後から気づいて
反省したことがたくさんあります。
なので、あなたには同じような思いをしてほしくないんです。
もしあなたの家庭が、この「子どもが不登校になる家庭の類型7選」に
当てはまっていたら怖いですよね。
それを知らずに家庭を振り返ることなく、無意識に子どもを苦しめたり追い詰めたりしているのならば、近い将来お子さんは不登校になってしまうかもしれませんよ。
不登校にならなかったとしても、子どもはあなたから距離を置くようになる可能性大です。しかし、これから紹介する家庭の類型を知り、ご自身の家庭と比較しながら振り返ることで、お子さんが不登校になる未来を未然に防ぐことができるかもしれません。
また、すでにお子さんが不登校だったとしても、親子関係を改善して不登校脱出に向かっていけるんです。
実際にわたしも、小学校のクラスや自分の子どもに対して、今回紹介する内容を反面教師にしてきたことで、良好な関係を築くことができています。
もちろん完璧ではないですが、自分自身の気持ちを優先するのではなく、相手の気持ちを優先して関わることができるようになってきました。
なので、ぜひあなたも「子どもが不登校になる家庭の類型7選」を知り、
ご自身の家庭にフィードバックして、親子関係が最悪になる未来を防いでいきましょう!
このチャンネルでは、脱・不登校を実現していくための情報を発信しています。今のうちに、ぜひチャンネル登録の方もよろしくお願いします。
それでは本題に入ります。
「子どもが不登校になる家庭の類型7選」
一つ目は「過干渉傾向タイプ」です。
「早くご飯を食べなさい」「勉強しなさい」「ゲームをやめなさい」など
命令や指示が多い親子のコミュニケーションになっているタイプです。
実は、不登校の問題を抱える家庭に、かなり多くあてはまるタイプなんです。
なぜ親は過干渉になるのでしょうか。それは、親自身がどこまでが過干渉で
どこからが必要なしつけなのかの線引きができていないことが原因です。
ついつい親心で子どもを甘やかしたり、年齢以上に幼く扱ったりしてしまっているんです。
簡単に言うと「子どもに失敗させてこなかった」に尽きます。
このタイプの親御さんは、お子さんに大きな問題が現れない限り、自覚症状がないケースが多いです。不登校や非行などの問題が起こってからでは大変ですよね。
このタイプの家庭の子どもは、親への依頼心が強い傾向があります。
この傾向が強く出過ぎると、母子密着になり、そのまま不登校になる場合もあります。
中学生でも、「年相応の自立」が育まれていないことによる、
ストレス耐性の低さが原因で、不登校になってしまうケースもあるんです。
「子どもが不登校になる家庭の類型」
2つ目は「放置傾向タイプ」です。
会話の中に命令や指示はないものの、親発信で気持ちを伝えることもないのがこのタイプです。
また、子どもからの会話に対して
どう応えていいのか分からない親御さんも、このタイプになります。
中には「会話をしなくても親の背中を見せて育てたい」と思っている人もいるかもしれません。
しかし、子どもの方は「親の考えを参考にしたい」「親に悩みを聞いてもらいたい」と思っていることもありますよね?お子さんの状況や気持ちを察するためにも、お子さんのサインをキャッチしていくアンテナを出すことも必要です。
放任主義をとることで、お子さんによっては自ら考え、自ら行動する力が
自然と身につくこともあります。しかし、不登校やひきこもりなど、
外側からのアクションがないと時間だけが過ぎていくような場合は、
積極的な親の関わりが求められるんです。
このタイプの家庭の子どもは、親から学ぶべき社会のルールなどが欠如している可能性があり、集団行動が苦手だったり、友だちとのケンカが多かったりなど、トラブルを抱えやすいです。
親との関りが少ないことで、愛情の欠乏感を感じることも多々あります。
「子どもが不登校になる家庭の類型」
3つ目は「友達親子タイプ」です。
お母さんやお父さんが友だちのような傾向が強く出ているタイプです。
親子のコミュニケーションが、まるで同年代の友だちとの会話のようになっているんです。
親のタイプとしては、これまであまり子どもを叱ったことがない、
叱る場面でもついつい優しくしてしまう、子どもと同レベルの言い合いをして感情的になってしまうということが、よく見受けられます。
パッと見は親子関係が良好に見えますが、あまりにも同等の関係が強すぎると、子どもが問題行動を起こした際に、親が注意したり叱ったりしても効果が薄くなります。
次第に、家庭の中での「抑止力」がなくなり、子どもがけじめをつけられなくなるんです。
このタイプの家庭の子どもは、親から叱られ慣れていないため、
社会に出てからも打たれ弱いままの可能性があります。
また、子どもが親を尊敬できなくなってしまった場合、親の言うことを聞かないようになるリスクもあるんです。
「子どもが不登校になる家庭の類型」
4つ目は「ギスギスタイプ」です。
親子間の溝が深く、あまり会話がないタイプです。
子どもも親に対する信頼が低く、何か困ったことがあっても親には相談できずに、心の中にため込んでしまう傾向が見られます。
子どもからの発信が少なく、親からもYESかNOで答えられるような「閉じられた質問」に終始するしてしまっている状態です。
また、子どもを非難したり、否定的な受け答えをしてしまっている場合も多いです。
このタイプの家庭の子どもは、「投げやりで無気力」なタイプが多い傾向があります。
これは子どもが親に構ってもらいたい、認めてもらいたいのに、構ってもらえない、認めてもらえないという気持ちが強く、親に対するサインを発しているかもしれません。
また、何事においても自信がもてず、打たれ弱い一面も見られます。
「子どもが不登校になる家庭の類型」
5つ目は「子ども上位タイプ」です。
家庭内で、お子さんが「王子様・お姫様」になっているタイプです。
子どもは、自分本位でわがまま。自立心が低く、忍耐力がない傾向が多く見られます。
親からすれば、驚くほどの小さな理由による「挫折」を学校で経験して、
そのまま不登校になってしまう場合もあるんです。
例えるなら、子どもが王で親が召使いになっているので、親の立場が低い状態です。
過保護な親もこのタイプに当てはまります。親が子どもの言いなりになり、
子どももそれが当然であるかのように振舞っています。
「お母さん、お菓子買ってきて」「かばんに荷物入れといてね」
「スマホ充電しといて」など、親に指示をしているんです。
時には、親が子どもからお願いされる前に動いてしまっていることもあるくらいです。
親もそのような対応に疑問を感じてはいるものの、「子育てってこういうもの」と思い込みながら過ごしています。晩婚の夫婦によく見られ、子どもを何不自由なく生活させてしまっているんです。
「子どもが不登校になる家庭の類型」
6つ目は「親の支配が強いタイプ」です。
親子のコミュニケーションの中に命令や指示が多く、
さらに子どもの行動を管理しようとする気持ちが前面に出ているタイプです。子どもを自分の思い通りに動かそうとし、支配的に振舞う親です。
子どもの意志や考えを尊重することなく、会話を途中でさえぎってでも
「〇〇しなさい」「〇〇しちゃダメ」と口を出しがちです。
また、子どもがナイーブになっているときも、「そんなことでどうするの」
「さっさとしなさい」と共感することなく急かす行動に駆り立てる傾向が強いです。
子どもの気持ちを置き去りにして、親のエゴを強引に通してしまっているんです。
このタイプの家庭の子どもは、「心配性」「神経質」で親に頼る気持ちが強い傾向があります。自分で問題解決をする経験が乏しくなる可能性があります。
また、「反抗的」「暴力的」で親に一切期待せず、不登校になっても
親を頼らないこともあります。思春期になると、親との良好な関係を築けないこともあるんです。
「なぜこのような正反対の性格になることがあるの?」
と思った人もいるかもしれません。これは、心理学で言う「適応機制」に関係があるんです。
子どもが親の圧力に対して、どのように自分を守るかというスタイルによって影響のされ方が変わるんです。親からの圧力に常に言いなりになってしまう子の多くは、無口になる傾向が高まります。
一方、親の圧力に同化してしまおうとするタイプの子は、
親と同じように口うるさく、細かい性格になる傾向が強いんです。
「子どもが不登校になる家庭の類型」
7つ目は「親が期待過剰タイプ」です。
親としては、子どもが優秀な成績をとったり、スポーツや習い事で他の子よりも立派な結果を残したりしたら嬉しいものですよね。
しかし、子どもへの期待が過剰すぎると、親子の会話のほとんどが「子どもを褒めること」と「子どもを叱ること」になってしまうんです。
子どもの成績が悪いと、親がヒステリックになることもあるんです。
逆によい成績をおさめると、まるで自分自身のことのように喜んで子どもを褒めます。
子どもからすると、「成績が上がった」という結果をほめられることに慣れると、成績が下がった時に必要以上に精神的なダメージを受けがちになります。
誰だって浮き沈みはありますよね?でも、親が数字でしか判断せずに、子どものがんばってきた過程を褒めないことが多いタイプです。
このタイプの家庭の子どもは、親のプレッシャーにより家の中で本当の自分を出すことができず、家と外での態度が極端に違う様子が見られます。
また、成績について幼少期からアレコレ言われてきた子は、結果が出なくなると、心を支えていたものがポキンと折れて
「自分なんてどうせ無理なんだ」
「自分はダメなんだ」と卑屈になってしまう傾向があります。
周囲の友だちに対しても、成績というものさしでしか人を判断できず、人間関係をうまく築けない場合もあるんです。
完璧主義の傾向が出る場合も多く、周りにも完璧を求めるようになってしまうんです。
以上、「子どもが不登校になる家庭の類型7選」を解説してきました。
あなたの家庭に当てはまるものはありましたか?
場合によっては、「複数にちょっとずつ当てはまった」という方もいるかもしれません。
そうです。一つ当てはまったからといって、それを改善するだけで大丈夫!
というわけではないんです。逆に、一つも当てはまらなかったから大丈夫!とも言い切れません。不登校の要因や解決策は、不登校のケースごとに違います。
それを大前提とした上で、参考にすること自体は意味があるはずです。
不登校は家庭の力で乗り越えられるケースがとても多いです。
逆の発想をすると、子どもの不登校の要因の一つに、
家庭の問題が隠れている可能性もあります。
まずは自身の家庭を振り返り、お子さんとの関わり方を見つめなおしてみましょう。
子育てって本当に難しいというか、奥が深いですよね。わたしも二人の子をもつ親として、毎日「これでよかったのかな?」「あんなこと言わなきゃよかった」の連続です。
学校では子育てについて学んで来なかったし、誰かから特別に習ったわけでもないですから。自分の親からノウハウは聞いていたとしても、聞くのとやるのとでは全く違って、毎日が格闘です。
あなたもきっと、同じ思いを抱いているのではないですか?
一昨日は80点。昨日は10点。今日は50点。そんな風に浮き沈みを繰り返しながらも子どものよりよい成長を願って悪戦苦闘しているはずです。
とはいえ、親だって完璧な存在ではありません。失敗したっていいんです。
失敗したって、子どもは生きているじゃないですか。取り返しのつかない失敗なんてほとんどないんです。
ただ「失敗から学び、子育てを通して自分自身をもっと成長させていきたい」と思って改善し続ける姿勢は大切だと思っています。
結局、親自身の成長が子どものより良い成長へとつながっていくんですよね。子どもがレベルアップをしたとき、それはきっと親自身もレベルアップしている証拠なんです。
子どもは親の鏡です。その鏡に映る顔が、笑顔である未来へと向かっていきませんか?わたしもあなたも、親としてまだまだやれることがあるはずです!
お子さんの不登校脱出のために、そして自分の幸せのために、がんばっていきましょう!
それでは、復習をしていきます。
「子どもが不登校になる家庭の類型7選」
①過干渉傾向タイプ
②放置傾向タイプ
③友だち親子タイプ
④ギスギスタイプ
⑤子ども上位タイプ
⑥親の支配が強いタイプ
⑦親の期待過剰タイプ
ご自身の家庭を振り返り、親自身の成長と、よりよい子どもの成長を目指して改善を続けていきましょう!
ということで、今回も最後まで見てくれてありがとうございました。
そしてこの記事が少しでもためになったと思ってくれた方は
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それではまた、次回の記事でお会いしましょう。
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