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2022TJAR選考会準備

選考会前のトレーニング

選考会は、①走力・行動、②地図読み、③ストックシェルターの設営、④ファーストエイド、⑤筆記が大きな項目。①は、普段のトレーニングの成果ですので以下では割愛し、②からポイントを説明いたします。

②地図読み対策

試験のレベルは、オリエンテーリングをやっている人であれば問題ないレベルといわれています。幼少から地図が好きであったこと、バックカントリーで地図読みは重要なこと、OMMライトの経験もあったことから、一定の自信はありました。ただ、選考会前に2万5千分の1の地図を持って、2回ほど山に入りました。1回目は一緒に選考会を目指す石尾くんと一緒に丹沢へ。2回目は奥多摩駅からハセツネコースをソロで行きました。

奥多摩湖からハセツネコースへ

③ストックシェルター設営

ストックシェルターを4分で設営する練習。こちらは、何度も練習しました。まずは、設営の時間対策。広げ方のイメージ、設営の順番などに答えはなく、何度も繰り返し効率的な順番を考えました。こちらは人それぞれ違うのではと思います。次に強度。設営後に3kgで四方に引っ張る試験となるので、しっかりとした強度を保つ必要。その強度をどう保てるか、そこはいろいろ工夫しました。ポールの頂点の強度の保ち方、ポールと地面の接面における強度の保ち方。ここは工夫をした部分です。雨の場合も風の場合も、どういう地面であっても強度を保つ工夫が必要です。最後は自信をもった対策を考えました。絶対倒れない秘策。

武蔵五日市河原にて

④ファーストエイド

ファーストエイドの書籍を購入し、テーピングの巻き方、三角巾の使い方について読んだり、実践したりを繰り返し行いました。何度もテーピングを巻き練習。これは、試験だけではなく、今後の山行にも役立つと思いました。

⑤筆記試験

普段の山行の経験が必要な項目と思います。マナー・ルール、リスクマネジメントについて、改めて書籍で確認。QAを作成しました。

試験の意味について

レースの危険回避

レースを振り返り、これらの試験の意味はとても理解ができ、よく考えられたものということがよくわかりました。それぞれの試験には意味がある、改めてそう思います。

仲間を助けることもできる

試験の対策をしていくなかでも、この試験の意味についてよく考えました。TJARを目指す人が増えれば必然的に知識・経験はついていきます。体力もあり、知識・経験もあれば、もしものときに誰かを助けられる。そういう効果もあるのではと感じました。
これからの山行において、誰か山でけがをしている人、体調が悪い人がいれば助けをしたいとも思いました。(ただ、中途半端は知識は逆効果になることもあるので、そこは慎重に。)

選考会は、レースに出ても平気か確認する場、かつ、山のスペシャリストを育成する場でもあると感じました。貴重な経験をいただきました。

次回は、いよいよ選考会へ。

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