【1/3】 そろそろ知っておきたい・・・エネルギーのこと

身近で大切な存在だけど、エネルギーは大切

エネルギーは目立たない地味な存在ですが、毎日使われています。このnoteを見るためのスマホ・タブレット・パソコンなどの端末も電気というエネルギーを使っています。

皆さんは、エネルギーと私たちの生活の関わりについて、皆さんはどれほど関心があるでしょうか。快適な生活をおくる為に電気やガス、ガソリンなどのエネルギーを使うことは、現代社会を生きる上で、もはや欠かす事はできません。

昨今急増している台風などの自然災害により、停電で電気が使えない人、ガソリンが届かず移動ができない人など、日常生活をおくることができなく困っている方々のニュースを見たことがあるのではないでしょうか。

普段の生活で特別にエネルギーを意識することはありませんが、いざ使えなくなるとこれほど生活に影響を与えるものはありません。朝はスマートフォンのアラーム起き１００％充電の充電を確認。冷蔵庫から冷えた飲み物を取り出す。電子レンジでご飯を温める。こういった生活は電気というエネルギーがあることで成立しています。ガスコンロはもちろんガスを使用していますし、ほとんどの自動車はガソリンで動きます。

このように私たちの身近な所で生活を支えてくれているエネルギーですが、数多くの問題も抱えています。

日本のエネルギー問題

日本のエネルギー問題は、昨今注目を集めているSDGsや環境問題とも密接に関わってます。日本の環境大臣が国際社会の舞台で、石炭を使った発電所を使い続けていることに対して、各国からダメ出しをされている姿をニュースでみたこともあるのではないでしょうか。それほど、現代社会ではエネルギー問題は優先度の高い、とても重要な問題です。

日本の抱えるエネルギー問題はいくつかあるのですが、そのほとんどの問題は「日本は海外から輸入した化石燃料で、エネルギーを作り出している」という大きなエネルギー問題に辿りつきます。
近年政府はエネルギーシステム改革という規制緩和などの政策を実行し、多くの会社がエネルギー市場に参入し、そこでエネルギーの仕事に携わる人も増えました、私もその一人です。

しかし、エネルギー業界の中で働く人々も日本のエネルギー問題に関心を持ち、自分ゴトとして捉えてアクションを起こしている人は多くないと感じることがあります。それは、エネルギーというものが非常に専門的で多岐にわたる分野なので、全てを理解することが難しい。という一面があるからだと私は思います。

ですが、まずはシンプルに「日本は海外から輸入した化石燃料で、エネルギーを作り出している」ということが頭の隅にあるだけで良いと思います。複雑で根の深い問題であることは事実ですが、具体的な解決策を考えることで、エネルギー問題の輪郭を捉えることができるからです。

エネルギー問題の解決策

では、日本のエネルギー問題のを解決するためのアプローチは何か。
それは「グリーンエネルギー（GREEN ENERGY）」と「電気自動車（EV）」です。

グリーンエネルギーというのは、再生可能エネルギー（再エネ）とも呼ばれます。英語ではRenewable Energy（リニューアブルエナジー）といいます。太陽光や風力など自然のエネルギーを活用して作られた「電気」のことを指します。
電気自動車は、名前の通りガソリンを使わずに電気で走る自動車のことです。EVと呼ばれることが多いですが、これは英語のElectric Vehicle（エレクトリックヴィークル）の頭文字をとったものです。日本では日産リーフが積極的にテレビＣＭを実施していたり、電気自動車に関するニュースも増えてきているので、皆さんも聞いたことはあるのではないでしょうか。2020年以降はトヨタやホンダなどの自動車メーカーも電気自動車の量産販売を開始すると発表していますので、ますます身近なものになってくると思います。

「化石燃料」から「グリーンエネルギー」
「ガソリン車」から「電気自動車」

これが日本のエネルギー問題を解決する為のアプローチになると私は考えます。この２つは、ここ数年で注目を集めており、ビジネスとしても大きな可能性を秘めています。特に大きな注目を集めたのは、電気自動車に搭載されているリチウムイオン電池です。このリチウムイオン電池の開発者の一人である、旭化成の吉田彰氏が2019年にノーベル賞を受賞したことは記憶に新しいのではないでしょうか。

リチウムイオン電池は、パソコンやスマートフォンで使用されていますが、電気自動車のように大量のエネルギーを消費するものには、大型の電池を搭載する必要があり商品の価格もあがってしまいます。

しかし、海外では電動バイク（電動の二輪車）は５万円程度で販売されている例もあり、電気自動車の価格も下がりつつあります。日本でも一般消費者が手の届きやすい価格で買えるようになってくる日も近いです。グリーンエネルギーを充電して、電気自動車が走る時代はすぐそこまできています。

次回以降は、具体的に日本のエネルギー問題や国際的な方向性などについて、分かりやすく書いていきたいと思います。