なんにもしてやれないな……と思うことがある。いろんな子が、自分の生い立ちや暮らしを携えているとき。一人の人の尊厳の姿。せめて彼らが学校に来たときに、柔らかく「おはよう」って顔を見て言えるような自分だけは保っておきたい。それすら難しい時があるにしても。その子を見て、挨拶したいんだ。