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起業を見直す / 兼業を見直す

さめざめ、9月以降イベントが目白押しです。
地域包括支援センターの仕事としても地域イベントが活発になってきますので、めちゃくちゃ忙しくなります。
デザイン側の仕事もやりたいことがたくさん出てきて忙しくなりそうです。

で、
今度、
「兼業塾」ってのに参加するんですよ。

これです。
兼業塾ですよ。
まさにさめざめの状況が兼業です。
さめざめは、
①現役の保健師として地域包括支援センターで働いています。
②保健師オフィスyocahiという個人事業主で起業してデザイン業をしています。
この2つの仕事を掛け持ちしての兼業となっています。

ただ、実際、兼業は手探りの状況です。
昨年9月に保健師オフィスyocahiを立ち上げてからもうすぐ1年たとうとしていますが、収入的に大きな成果を得ているとは言い難いです。
ただ、保健師オフィスyocahiで得た繋がりはとても素晴らしいものですので、これを生かしつつ収入も上げつつお世話になった人に還元できるようにしていきたいなとも思っています。

どうやったらええのやろ…

わからへん…


起業ってどうやったらうまくいくんやろ

起業し、個人事業主となりました。
しかし、結局収入がすごく上がったとは言えないのが現状です。

そもそも今やっていることが正しいのかもわからなくなってしまいました。
そしたら、マインドの部分から考えていきましょう。

そうしたら、
こんな動画を見つけました。

うむむ…
響く…

安定した生活を得るために、間違わないように大学に行って資格をとって。
周りには間違わないレールに乗った人たちがいて。
地域包括支援センターで働いて、保健師という資格を使っています。
それは最低限、収入面も社会的役割としても間違わない仕事で。
大損するような仕事ではないんです。
自分の生活が破綻するほどの仕事はしていないんです。
安定していて、間違わなくて、挑戦も大きくない。
いいことだと思います。
看護師も喰えなくなる仕事ではありません。
体調とメンタルだけ維持していれば、社会的にも文化的にも認められて生きていける仕事だと思います。

ただ、自分の求める収入かどうかって言ったら少ない気がします。
子供の将来のこととか、妻の体調とかを考えると、もっと収入が伸びたほうがいいかと思います。
気軽にご自愛できる大家も欲しいです。
だとすれば、自分はもっと収入が欲しいんだと思います。
収入があれば…

それなら、挑戦しなくてはいけません。

挑戦して、決まったレールから外れて、誰もやらないことでお金を稼がなきゃいけません。
レールってのは、保健師とか看護師とか、そこに至るまでの高校とか大学とか。
義務教育部レベルで「こうあるべき」ってところから脱却する必要があります。
「こうするのがあたりまえ」というのもあるし「普通そんなのしないよ」ってのもあると思います。
「普通」ってのはみんながやりやすく意識からそれず、枠内に収まった行動。常識の範囲内のこと。
そうすると、仕事は取ってこれないんです。

動画からすると、
起業をするってのは「1→100」にする仕事じゃないようです。
そこの仕事は会社が強いと。
起業の本質は「0→1」のようです。
「誰もやらないこと」をやる。
「誰からも反対されること」をやる。
だから、やり方が甘いと失敗すると。

起業の成功って、正規分布的に存在するわけじゃないようです。
正規分布の成功って、中央部分にそれなりに食えるだけの起業があって、半分は廃業して半分は成功するってやつ。
ただ、実際は起業というのはべき乗の存在。
1~2個の起業が大きく稼いで、ほとんどは廃業する。中央値はほぼ稼げないところにある。
だとすると、失敗ってのは本質なんです。
ほぼ失敗する。

教育を含めて、人生の中で「失敗しないように学んだ」のがぼく達。
失敗するのは恥だし、辛いし、折れそうになる。
それでも、失敗をし続ける。
0→1を作る中で、沢山の失敗から1つの成功ができればいいんだ。

誰の中にでもあるリトルニーズは、それは0→1を生み出す魔法の種だ。
だから、その挑戦をあきらめてはいけない。
挑戦をし、それを形にし、誰かが喜ぶ。
そうしたら、それは起業なんです。
そこから1にする過程で失敗するかもしれないけど、それでも、何度も試して誰かのリトルニーズを叶えていいこうよ。

常識を持つことは夢を持つことの足かせとなる。
夢は常識のある人のニーズを叶えるために、常識外のところからアプローチしてできる。



って話でした。
もちろん、極論的な話かもしれません。
ただ、確かに、0→1を生み出す仕事というのが起業というのはわかります。
誰かのリトルニーズを叶えるための起業なら固定の客がつき、客は離れない。
しかし、1→100にするような仕事は、他の会社や個人事業主との競合になる。
それでは、消耗戦になり個人事業主程度では戦えない。
それなら、
誰も真似できないかつ真似しないようなリトルニーズを叶えていく起業のほうが戦えると。
それで起業して成功すれば、仕事を売却して次のリトルニーズを探しに行く形になると思います。

ただねぇ…
その0→1が見つからないんですよ…
どこに落ちているのか見つけられないんですよ…
また、
見つかったとしてもどうやって解決すればいいのか思いつかないんですよ…
どうすれば…



原体験はどこにある

今、この本を読んでいます。
アフィリエイトとかついていないので気にせずクリックしてください。

GOという会社の三浦さんという方が書いた本です。
読むのが遅いのですべては読めていないのですが、いい話が書いてありました。

Aさん「起業するための原体験が無いんだけどどうすればいいだろう?」
三浦さん「原体験なんていくらでもあるんだよ。人生が変わったとか大事件があったとかっていう大きなものじゃなく、あの空気感良いなとかあれ美味しかったなとか、そういう小さな原体験の積み重ねをすればいいんだよ。小さな原体験であれば土日で4〜5個見つかるよ」

「何者」かになりたい より、さめざめの記憶を頼りに記載

個人事業主というレベルで
0→1という作業で何か大きなことをするというのは難しいです。
社会を大きく動かすための0→1というのは夢のような話で、それが実現するにはとてつもないパワーが必要です。

現在、地域包括支援センターを本業にしつつ保健師オフィスyocahiという兼業個人事業主のぼくでは難しいように感じる…
そんなエネルギーどこにあるのや…

ただ、
何か、
自分が思う「これこそが原体験」というものは「とても大きな原体験」なのかもしれません。
自分で自分のハードルを上げるような話。

確かに、
保健師として地域を考えるときに、住民のニーズを掘り下げると、とても小さなニーズがでてきます。
高齢者分野で言えば、
・ゴミを捨てにゴミ捨て場まで行くのが大変
・テレビがうまくつけられない
・エアコンが壊れて死にそう
・雪かきができない
とか。
その人にとっては大変なんだけど、それを叶えるのはお金だけじゃなくて、人の繋がりを作ることで解決するものだったりします。
なんだか、これって「小さな原体験」だったりするのかも。

もっと小さな原体験として、
・美味しいものを食べた
・風が気持ちよかった
・誰かが穏やかに笑っていた
・きれいな置物を見た
・風景が良かった
・この体験は誰でも幸せになる
とかもいいのかもしれません。

ぼくは、
保健師オフィスyocahiということで「保健師」というものを中心として何かできないかと考えていました。
ただ、もっとやれることはあるのかもしれません。
保健師という枠を外して、広く原体験を探していけば、もしかしたら0→1の起業ができるのかもしれません。
もしかしたら起業したものはいつかどこかの段階で保健師に帰ってこれるかもしれません。

ちょっと悩みましたが、
そういう形で起業を見直してみたいなと思います。
0→1を探す旅に出ようと思います。

ただ、実際ぼくは兼業個人事業主です。
0→1の起業は大事なんだけど、もっと本業を大事にした兼業を感がるのが必要かもしれません。


兼業ってどうなるのがいい形なんだろう?

で、
実際にぼくに必要な兼業はなんなんでしょう。

本業の地域包括支援センターというのはそりゃあまぁ忙しくてですね。
そこまで残業をするわけじゃないけれどもめちゃくちゃ中身の詰まった仕事という感じです。
安否確認はするし、ゴミ屋敷は掃除するし。
様々な人に関わる中での感情労働とも言えます。
しんど。
保健師として学べるもの高められるものはしっかりあるので、そこを培うための地域包括支援センターだと思っています。

ただ、
介護業界ということもあり、給料は高くないです。
足りないな…
と思うくらい。
だからこそ、
兼業をして収入を増やせたらなと思っています。

っていうことはさ、
収入を増やすことだけ考えるならもしかしたらバイト感覚の仕事をしていてもいいのか?
とも思うんです。
「THE起業」ってところではなくて、あくまでも収入を上げるための仕事をすればいいのか…?
おも思ってしまいます。

実際に収入を上げるだけならもっと割のいいバイトはありそうです。
業務委託契約として一般に知られているバイトをした方がいいかもしれません。

こんな意見もあります。
保健師という資格に縛られているのかもしれません。
もっと自由に、保健師や看護師に左右されなくても済むように。
自分がただやりたいことを探してやっていく。
それでもいいのかもしれません。

いいな。
それもいいな。

ただね、

そうなると川岡さんが黙っちゃいないように感じます。
川岡さんってのはすごい人でして。
保健師として熱い想いを持つ人です。

そして川岡さんは言うと思うんですよ。

「そこに愛はあるのか?」

って。

保健師としてのプライドとか、医療・介護・福祉の分野とか。
地域とか公衆衛生とか。
どうにかせねばならん。
どうにもならん。
そこのマインドを捨ててはいかんぞ。
って
川岡さんは言うと思うんですよ。

だからさ、
兼業の中で、
忙しい中で、
お金になるか分からないけど、
それでも何かを生み出していくマインドってのが
「そこに愛はあるんだ」って
なるんじゃないかと思います。

難しいな。

専門性のプライドと現実的なお金の話。

まだまだ悩めそうです。

もっと悩んでいこうと思います。






まだまだ悩む人生です。
正解なんてないのかもしれないけど、
最適解はありそうです。

好きな人や物が多すぎて
見放されてしまいそうです

そんな歌です。
聴いてください。
椎名林檎で「月に負け犬」


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