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紀勢旅行2403~吉野·紀三井寺~

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吉野

3月30日正午、吉野駅に到着した私は、奈良交通の臨時バスに乗り込んだ。

臨時バスの終点の中千本公園で降りた。
奈良県の山の中の秘境のような町の吉野は、春の時期は桜目当ての観光客が多数訪れる。いわゆる「吉野桜」だ。

前回は満開の時期に来たのだが、今回は来るタイミングは少し早かったのか、申し訳程度の開花状況である。

道中でにごり酒とくず餅、駅前の売店でさくらソフトをいただいた。

高野口・九度山

JR和歌山線高野口駅で降りた私は、売店の「裁ち寄り処」に向かい、レンタサイクルを借りた。

所定の返却締切時間は16:30だが、現在の時刻は15:45である。
目的地までは片道10分で、かなりギリギリである。
だがここまできて諦めるわけにはいかない。

時間内の帰還を約束して紀の川を渡り、九度山真田ミュージアム。なんとか目的地に到達し、資料を観覧することができた。

道の駅九度山に寄り道し、みかんジュース。

立ち寄り処には16:35に到着したが、閉店時間の17:00には間に合ったのでギリセーフ(アウトですごめんなさい)。

高野口駅に戻るが、次の和歌山行き電車までは30分程度待ち時間がある。
駅の向かいに、レトロな建物「葛城館」があるので、内部を見学。

2階はカフェ、3階はフリースペースとなっている。
高野口駅自体もなかなかレトロだ。

和歌山駅前

和歌山線の車内で居眠りから目が覚めると、ちょうど和歌山駅に到着するところだった。
和歌山駅の改札で現地の友人と合流。
1軒目「ぢどり亭」で鶏料理をいただいた。

2軒目は駅前商店街の一角にある海鮮居酒屋の「七福神」。

3軒目は「龍王亭」でシメの中華そば。

先日29歳になったところで、一般的には食べる量が減る年頃だが、私の大食い傾向は一向に変わりそうもない。

紀三井寺

翌朝3月31日、快活CLUB和歌山市駅店の鍵付防音個室で目覚めた私は、滞在時間が12時間近いことに気づき、慌てて個室を出た。精算時の滞在時間11時間59分で、危うく次の15時間パックになるところであった。

和歌山市駅前のバス停から、和歌山バスの海南方面行きに乗車。和歌山バスでは、以前は独自のICカードしか使えなかったように記憶しているが、最近全国交通系ICカードが使えるようになったようだ。

紀三井寺バス停で下車。

紀三井寺への訪問は2回目であるが、最近稼働開始したケーブルカーに乗るのが初めてだった。

ケーブルカーの山頂駅から寺の本堂まではもう少し登らなくてはならないが、従来の急な階段だけでなく、山頂駅からの歩道をそのまま直進すれば、比較的なだらかな階段やエレベーターでも登ることができる。
紀三井寺でも少しは桜が咲いているが、ソメイヨシノの和歌山県標本木はまだ開花していなかった。

和歌山市街を一望。

帰りのケーブルカーの料金は、麓の受付での後払いとなる。

再び和歌山バスで和歌山駅に戻り、「ひしお」で湯浅醤油ラーメンと塩麹唐揚げ。

山中渓

和歌山駅から紀州路快速に乗車し、山中渓駅で下車。
JR阪和線で最も利用者数が少ない、いわゆる秘境駅なのだが、この日はいつもと様子が違う。
多くの乗客が乗り降りし、ホームには臨時の駅員が立っているし、駅前には人だかりがある。

山中渓は吉野と同様、桜の名所なのだ。
駅周辺では、桜まつりが開催されていた。

桜がまつりの会場を見守っていた。

地福寺。

旧熊野街道には、重伝建のような建物が並んでいる。

阪和線沿い。

山中渓駅に戻った私は、再び紀州路快速に乗り、天王寺へ向かった。

~完~

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