見出し画像

罪悪感? 使命感?

■2022年「実家じまい」メモ

3/15 
父の部屋、納戸の整理完了

必要なものと不要なものを仕分けし、必要なものだけ1F和室に運び込む。

3/17 
1F洗面所、玄関 整理完了

母の刺繍かごの中をチェックし、必要なものだけ残すことに。

刺繍かごは母を象徴する思い入れの強いものだったが、どうにも劣化し、このまま使い続けるのは難しく、泣く泣く処分することに決める。

3/22 
2Fの部屋全て整理完了

※3/22日記より

「2021年7月末に両親が家からいなくなり、2022年に入って本腰を入れて家の片付けをしようと進ていくなかで、虚しさ、寂しさ、悲しさ、切なさ、苦しさ、そして罪悪感のようなものに常に襲われる。

家の片付けをすればするほど、親を壊していくような、親のこれまでの苦労、努力、築き上げてきたもの、そういうかけがえのないものをどんどん壊していくような感覚になる。

かといって、じゃあいっそのことこのまま何もせず放っておこう、という気にもならない。何とかせねばと思う。相反する感じ。

これはもはや自分にもその原動力がどこから来るのか分からない。ただただ突き動かされる使命感。

そして、両親は一生ずーーっとあの家にいるものだと思っていたのがいなくなってしまい、「一生」、「未来永劫」なんていうものはないんだ、常に移り変わる、流れ去る、常に流動的でいたいと思った。」

3/29 
玄関横の収納整理

お正月の羽根つきセットが出てくる。こんなとこにしまってたんだ! 懐かしい。子供のころよく遊んでいた。
娘たちも喜ぶので持ち帰ることにする。

仏壇下の収納整理

祖母の書類が入った箱を発見する。

ふたを開けると、祖母が亡くなったときに手続きした書類がごっそり入っていた。祖父の遺影写真なども。
この箱もどうにも処分する気にならず、持ち帰ることにする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?