見出し画像

今、インタラクティブな学びの場をつくる大切さ2/2

これは連続記事です。1回目はこちらから。

今回はちょっとネガティブな側面もある記事です。でも、この課題を解決しないと教育業界全部きびしくなってしまうんだと感じています。1回目の記事に対しての余談ですが、同じ気持ちを持っている人も多いと思っています。

余談、なぜ「今」なのか


「お互いの知識知恵を交換し合う場」「自分と相手の共同作業でひらめくための場」を職員室を始め教員コミュニティで表現していくか、この論点は学校教育にとって今一番必要だと思っています。理由は以下の2つです。

①GIGAスクール構想が学校に入ってきてICTのインフラが整ってきている学校もあるから。

②学校の横並び文化の制度・文化疲労が起きている場所があるから。

ICTは情報(Information)とお互いの関わり方(Communication)の課題を技術(Technology)で解決していこう、という考え方だと思っています。また、学校は横並び文化が程度の差があれど、どの学校にもあります。

職員一律の動きをすることが悪いわけではありません。でも全てがそうだったら、基準になる動きに対して他の先生が提案をすることもできませんし、各々の資質を100%出し切ることは仕組み上できないでしょう。100%以上の成果が求められる中で、仕組み上、個々人の100%が出せない。なかなかに過酷な現状がどの学校にもあるのではないでしょうか。


教育業界に夢を使命を感じて貴重な大学時代の一部を教員免許を取ることに時間と労力を費やした若手や、適正と才能がある有望な中堅、経験豊富なベテランが仕組みのせいで疲弊していく話を聞くのは本当に辛いです。


このお互いを認め合い、創発していくインタラクティブな学びの場をどう作っていくか、という論点に現場ごとの答えを出していかないとと一部の人たちにとっては「辛い毎日の再生産」みたいなことが起きてしまう(起きていく)のではないでしょうか。というか多分、こういう現状は学校だけではないはずです。日本全国の企業でこういった話は珍しくありません。学校や企業に限定せず、家庭や仲間内でもこういう気持ちのいいコミュニケーションが阻害される場合も同様ではないでしょうか。

ネガティブな書き方をしてしまいましたが、お互いを認め合い、創発していくインタラクティブな学びの場は変化を肯定し、様々な課題に対しての答えが出てくる状態だとも言えるでしょう。

「辛い毎日の再生産」から抜け出すためには仕組みを変える答えを創発させていく以外ないのでしょうか。


簡単なことではないけれど、日々の活動から得たものがこの論点に答えを出せるようなものにしたいし、共感し合える人とクリエイティブなことができたらいいなと考えています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?