五木田洋平

ヒロック初等部でカリキュラムディレクターをやっています。 教育のこと、音楽のこと、写真…

五木田洋平

ヒロック初等部でカリキュラムディレクターをやっています。 教育のこと、音楽のこと、写真のことを書いています。

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最近の記事

ものづくりのながれ備忘録

教員仲間の逸見峻介さんにミミグリの安斎さんのnoteをシェアしてもらった。 ぼくもものづくりするのは好きです。だけど毎回つくり方を忘れる傾向にあります。なので、整理しておこうかなぁと思ってた矢先に上記の記事でした。 このnoteは自分のための備忘録。 かなり感覚的なので誰かのためにもならないと思うけど... 前提:一人でつくりはじめる場合、チームでつくり始める場合 まず前提として、一人でつくる場合とチームでつくる場合があるなということに気づきました。 自分ひとりでつく

    • とねっこ保育園訪問記

      前から気になっていたとねっこ保育園(茨城県取手市)にいってきました。 ぼくは「ワイルド&アカデミック」なんてコンセプトの学校をやっている。 にもかかわらず生来の現代っ子であるぼくはワイルド成分を感じて生活する時間がかなり少ない。 友人であり、現代アーティストの知念ありささんが娘ふたりと息子を通わせたいたことがきっかけでぼくはとねっこ保育園を知った。今回は彼女が間をつないでくれて訪問が実現した。その上有休を取ってくれ、案内してくれることに。ありがたいなぁ。 稲戸井駅から

      • 教員がチームビルディング混迷期を乗り越えたときにしたこと-準備なし会議編-

        会議と聞くと、事前準備を連想する人も多いでしょう。 しかし、準備が無くても、2つのポイントを踏まえれば、時間内に会議がどんどんする見ます。2つのポイントとは、 1. ルールを決めること 2. 前提となる価値観を共有すること この二つです。 とっても大切な前提 1. ルールを決める まず、会議のルールを設定することが重要です。これには以下の4つの要素があります。 ①会議は共有と決定の場であること ②報告と提案は分けること ③報告にはあまり時間をかけない。問題や解決を望む事

        • 対話ドリブンの下書き「学校が嫌いになりつつある、あなたへ」

          最近noteの更新をしています。 というのも来春に対話ドリブン-自走する学校には対話から始める文化がある-という本を書いているからです。これはその下書きのような、自分と向き合う時間のような、そんな文章です。 ーーーーーー 学校教育の問題については、誰しもが少なからず知っているでしょう。いいじめや学力の格差、現実と学校の間の隔たり、そして社会的な格差。これらはニュースでも頻繁に取り上げられ、我々の心を痛めています。 教員の役割も日に日に複雑になり、教えるべきことも増えてき

        ものづくりのながれ備忘録

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        • 散歩と写真
          20本
        • 音楽と生活
          1本
        • ICT×探究 平井聡一郎×藤原さと対談
          1本
        • 今、インタラクティブな学びの場をつくる大切さ
          2本
        • 教育業界のこれからを夢想する
          3本
        • 認知する力を高める
          0本

        記事

          教員がチームビルディングの混迷期を乗り越えた時にしたこと

          前のnoteはこちら。反響があったので具体的に書いています。 クラス編 混迷期にあるクラスで何が必要か考えた時、最初に頭に浮かんだのは対話だでした。「価値観が違うから話し合わなくちゃ!」そう思いましたが、直感的に無理だと思いました。 「価値観が違う物同士いきなり話し合わせてまとまるならけんかが起きてない」当たり前だけど子どもはそんなバカじゃない。場を治めたい大人の気持ちをみんな透けて見ています。 だからそれよりも先に始めたのが、身体を整えることでした。 特に、中高学年

          教員がチームビルディングの混迷期を乗り越えた時にしたこと

          タックマンモデルに人生救われた話

          学年団や分掌会の運営を任された主任の皆さん、そしてその支えとなる方々は、日々さまざまな困りごとを抱えていることでしょう。 それはあなただけではなく、ぼくもかつて経験しました。当時の思い出といえば学年主任、指導部主任、国語科主任、あと入試主任とかもやっていた気がします。 明らかに業務はオーバーフローしていて、どの部会も自転車操業、もともと人付き合いが苦手なぼくは本当に敵をたくさんつくりました。 実は繊細な部分もあるので、対立を起こすたび(繊細なくせに生来の負けず嫌い。どうし

          タックマンモデルに人生救われた話

          組織論に興味を持ったきっかけ

          ヒロック初等部のカリキュラムディレクターとしての活動と並行して、組織論話すおじさんになってきました。ポリシーメイキングもその一つです。 今対話ドリブン-自走する学校には対話から始める文化がある-という書籍を執筆しています。 時短術の本は一般的ですが、組織だって働き方を変えていく考えをもつことは教員の世界ではかなり稀です。 できる人だけが幸せになる世界でなく、みんなが幸せになる環境をつくることにチャレンジします。 この文章が同じ志を持つ人たちに届いてほしいです。 そんな

          組織論に興味を持ったきっかけ

          ヒロック初等部、代々木校を開校します!

          ヒロック初等部、代々木校を9月に開校します! そして僕は世田谷校からそちらに移り、校長になります。 あとグループカリキュラムディレクターということでヒロック全体のカリキュラムの構築をリードします。 複数校展開は今年の2月ぐらいからヒロック内部で何度も対話を繰り返しました。 その中での自分の意識変化はこれを読んでくれている、いつも応援してくれている人たちに知っていて欲しいので書いています。 今回の2校目を立ち上げた際のぼくなりのミッションは通っている子ども、信じてくれ

          ヒロック初等部、代々木校を開校します!

          ポリシーメイキングって旅行計画と一緒だった3/3

          前回のこの記事の続きです。 旅行の計画のしかた ①どんな日にしたいかざっくりイメージするところから始めている ②どこにいく、何をする、スケジュールと予算をイメージする ③矛盾の発見 ④現地で調整対話 学校のいい運営の仕方 ①どんな学校にしたいかイメージが擦りあうことから始めている ②いつ、どんな授業をする、必要なものをイメージする ③矛盾の発見 ④現場での調整対話 これならいいよね。 でもなんでできないんだろう。「よはく」と「対話」がないんだよ!! 今回は③矛盾の発

          ポリシーメイキングって旅行計画と一緒だった3/3

          ポリシーメイキングって旅行計画と一緒だった2/3

          前回のこの記事の続きです。 旅行の計画のしかた ①どんな日にしたいかざっくりイメージするところから始めている ②どこにいく、何をする、スケジュールと予算をイメージする ③矛盾の発見 ④現地で調整対話 学校のいい運営の仕方 ①どんな学校にしたいかイメージが擦りあうことから始めている ②いつ、どんな授業をする、必要なものをイメージする ③矛盾の発見 ④現場での調整対話 これならいいよね。 でもなんでできないんだろう。「よはく」と「対話」がないんだよ!! さて、「よはく」と

          ポリシーメイキングって旅行計画と一緒だった2/3

          ポリシーメイキングって旅行計画と一緒だった1/3

          最近学校におけるポリシーメイキングを仲間と考える時間が増えています。主催しているコミュニティではいつも盛り上がっていて、学校を変えてきている人も多いので、ポリシーメイキングって大切だなあと改めて思います。 しかし、ポリシーメイキングって聞いたことない、って人も多くてどう説明しても真面目な話になっちゃうのでとっつきにくいというか。「ポリシーって、方針とか方略って意味で、これからどうして行こうかって考えることだよ!」 抽象度!!働け具体!!そりゃ体験しないと伝わらんよなぁ…

          ポリシーメイキングって旅行計画と一緒だった1/3

          休みの終わりに、とりとめもない雑記。やすみは勇気の産物

          僕は5年目ぐらいまでGW後とか夏休みの後「学校行きたくないなー」と思ってた教員でした。 本当に仕事ができなかったし、マジで「こいつ仕事できないな〜」と先輩方に思われてたと思います。 すげーキツかった…なんだかんだ繊細な方なのです。 そんな僕も教員生活10年を超えたので、本当にキツい誰かの応援のつもりで筆をとりました。 -------------- 昨年友人が相次いで心が健康でなくなって休職をしたり、病院に行ったりしていました。 (今みんな須く回復しているから本当に

          休みの終わりに、とりとめもない雑記。やすみは勇気の産物

          休みの終わりに、とりとめもない雑記。

          周りに新任の先生とか多いわけではないけれど、もしこういう投稿が応援になったらと思って書きます。 今はあまりそういうことはないんだけれど、新任〜5年目ぐらいまでは休み明けがすごく怖かったことをふと思い出しました。 というのもめちゃくちゃ仕事ができない教員だったから、子ども云々ではなく「またミスしちゃうんじゃないか」とか「また先輩に"困った同僚"と見られちゃうんじゃないか」とか結構そういうことを考えてしまうこともありました。 今は「どうでもいいミス」として捉えられることも立

          休みの終わりに、とりとめもない雑記。

          三月の五月雨

          友人夫妻が地元でバーベキューをするから、と誘われたので地元茨城に。 駅についてから車で20分ほど離れた町へ。 お酒や食べ物を買い込む時間もバーベキューの醍醐味だ。こういう時に何を買うかで人って出るよね。 一同、車に乗り込み、いざ出発! 道中、田んぼの真ん中を走る。茨城は関東平野のど真ん中だ。 放牧ってこんな感じ?地元でもまだまだ見たことがない景色がある。 ドライブトークを楽しみ、友人宅へ。ガレージを使ってBBQだ。 こういう作業はポンコツマンのぼくは役立たずなので大人

          三月の五月雨

          3月の五月雨、教育編-Educamp Naniwa/こどもDXシンポジウム-

          確定申告が終わって見事にnote更新しなくなった。なんだったんだろうね、あのやる気は。もう4月も終わる。 更新しなくなった途端、友達からは「(note更新してないね)確定申告お疲れ様!」 とメッセをもらう始末。 3月のはじめ 友人に会いに目黒へ。池尻大橋から目黒川に沿って歩く。 桜は蕾。肌寒さは薄れ、季節が移るグラデーションの中をぼうっと歩く。 年度の終わり、立ち上げた学校のことをぼんやりと考えていた。縁と運に恵まれた立ち上げだったことを感じる春の陽気。 僕ら3人の

          3月の五月雨、教育編-Educamp Naniwa/こどもDXシンポジウム-

          取材していただきました

          ・Newspicks Educationに取材していただきました。 今回の取材で一つだけ話そうと前もって決めていたことは前半の一番最後のところ。 前半 多分記事は応援してくれている人が一番最初に読んでくれると思うから、その人たちに取材を通じてお礼を言いたかったのです。ありがとう!!! 後半 ・近いタイミングで先生の学校という教育コミュニティに取材をいただきました。 こちらもたくさん反響をいただいたのですが、今回のNewspicksも僕らの言葉を脚色せず、現場の温度

          取材していただきました