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夜空に浮かぶ出会いのヒカリ

はじめに
 この記事では、THE COACHのイベント−Advent Calender2023夏−への参加をきっかけに「星座」について書いたものです。
 同じテーマで皆さんとアドベントカレンダーを作りますが、人によって全く違う内容となっており、それを読むのも楽しみです。
 どうぞ、よろしくおねがいします。

 皆さんが書かれたnoteは以下に掲載されています。

こんな人が書いてます

30代、二児の父です。
大学時代は社会福祉学、とくに児童福祉を専門に学び、
卒業後はある教育機関で対人援助職として10年近く、主に10代後半の子どもたちの自立・自律を支援しています。

10年の中で、人事に配属されることもあり、職場のメンバーの健康管理、職場づくりにも取り組みました。

その頃から職場から割り当てられた仕事をこなすだけの働き方から、
自分に蓄積される仕事、自分が果たしたい役割を実現する働き方を探求し始め、本業の傍ら、コーチングを学んでいます。

詳しくはこちらの記事にまとめましたので、読んでいただけたら嬉しいです。

「人との出会い」に恵まれて

僕が昔から持っていた感覚

〈なんか自分って人との出会いに恵まれてるな〉

例えば、学生時代に力を注いだサッカーでも、
壁にぶつかると必ず自分を理解してくれて力になってくれる人がいました

  • 小学校の6年間僕の弱さを熟知して守ってくれるコーチ

  • 受け持ちではない僕の弱さを克服するために励まし、挑戦する力をくれたコーチ

  • (僕の中学の顧問がサッカー未経験者だったので)僕が家まで練習メニューを教えてもらいに行くと惜しみなく指導してくれた隣の中学校の顧問の先生

  • 試合があるとふらっと現れ、応援してくれる近所のおじちゃん

  • 怪我の治療をしてくれる柔道整復師のドクター

  • 落選したけどその後の努力を認めてくれて特別に復活させてくれた選抜チームのコーチ

サッカー関係だけでもこれだけいます。

その他にも、家族、大学時代の友人や職場の先輩など
大きいものから小さいものまで
人生のターニングポイントには、かならず印象深い、人との出会いがあります。

一等星

僕の人生を「夜空」に例えると

人との出会い・出来事との出会い

が星となって光っています。

今回はキャリアに関する出会いについて書きます。

☆高校時代の違和感☆

僕は高校サッカー部時代に児童養護施設でサッカーを教えるボランティアに参加した経験があります。

自分から手を挙げて参加したわけではなく、名乗り出る部員が他にいなかったから、ただそれだけでした。

そこで児童養護施設の存在を知りました。

そして、そこで暮らす子どもは自分と同年代なのに自分が「教えに来てくれたお兄さん」として見られること、上下関係がうまれていることに違和感を覚えました。

☆担任の言葉☆

その1年後、大学受験シーズンに入りました。

学校の先生になってサッカー部の顧問になったらいいんじゃない?という親の立てた人生プランをそれまでは盲信していたわけですが、受験直前になって、「ん?先生になりたいのか?🤔ちがうよな」と思うようになりました。

そんな時、担任の先生が「福祉分野にまで視野を広げてみてはどう?俺この大学聞いたことあるし」と軽い感じの提案から、同じく軽い気持ちで福祉系大学を併願受験先に入れました。

結果、そこが僕の母校となりました

☆大学での経験☆

児童養護施設での違和感が引っかかっていた僕は、児童福祉分野を専攻しました。

実践で学ぶために、児童福祉のサークルに入り、地域の児童相談所と連携して児童相談所が介入している児童と公園で遊んだり、キャンプなどのイベントを開催したりして交流する活動を4年間続けました。

☆ある女の子との出会い☆

また、学業の傍ら、サークル活動で知り合った人からの紹介で、自立援助ホームという施設でアルバイトを始めました。

そこでは、20年にも満たない人生のなかで傷ついたり、傷つけたり、虐待など想像を絶する苦難を経験した多くの子どもたちと出会いました。

そしてそこで一人の入居者の女の子と出会いました。

自立援助ホームとは、
なんらかの理由で家庭にいられなくなり、働かざるを得なくなった原則として15歳から20歳まで(状況によって22歳まで)の子どもたちに暮らしの場を与える施設です。
生き生きと生活できる場、安心して生活できる場を提供し、大人との信頼関係を通して社会で生き抜く力を身に付け、子どもたちが経済的にも精神的にも自立できるように援助する事を目的としています。

全国自立援助ホーム協議会HPから引用

その子は、いわゆる不良少女です。仕事は長続きしないし、10代で酒は飲むしタバコは吸うし、何度も裁判所に呼び出されていました。が全く懲りない。そんな子でした。

その子にある時、妊娠して彼との間に子どもができました。それでも酒はやめない、深夜の無断外泊もやまない。

会話の中で子どもの名前の候補の話になった時、正直「おいおい本気か?」と思ってしまうようなの名前の候補でした。

ホームとしては妊娠した人を入居させられないのでしょう。その子は彼の実家に転居し、施設を去りました。

それから月日が立ち、大学卒業が近づいた春先に、僕の週1回のアルバイトのタイミングに合わせて、その子がホームに遊びに来てくれました。

かわいい女の子を抱いて。

気になっていた名前を聞いてみると、春先にピンクの花を咲かせる素敵な花と同じ名前の、かわいい娘さんを紹介してくれました。

その後、僕も大学卒業と同時にアルバイトは辞めてしまいましたので、それ以来、その子には会っていませんので、どんな人生を送っているかは知りません。


就職活動中だった僕は、この経験から児童福祉の中でも特に10代後半の子どもたちの未来の可能性を応援したい、自立・自律をサポートしたいと思うようになり、今のキャリアへと進むことになりました


こうして鮮明な記憶に残った人や出来事はまさに

一等星です。

そして、高校時代に光り始めた一等星から線が延び、時に分岐になり、その都度、道を選び、進んだ先で新たな一等星と出会うことで星座を形作っています(今回の場合、キャリアに関連する星たち、何座と名づけましょうか。)
そして、この星座はこれからも新たな一等星と出会って形を変えていくのでしょう。

僕の中の星座が今後どのように形を変えていくか、楽しみです。

みなさんの夜空にはどんな星座が輝いていますか?

その星たち一つひとつにどんなエピソードがありますか?



ついでに

今回、自分にとっての星座を考えるに当たって、こうして十数年前の記憶を引っ張り出してみましたが、思い出してみて、漠然としていた自分のあり方を星に例えることもできるなと思いました。


"一等星のように"

僕の言葉が

真っ暗な中でも向かう先を見失わないための目印
となり、

一歩を踏み出すための足元を照らす明かり
となりますように

そして、今じゃなくていい、

未来のどこかのタイミングで

彼ら(クライアントさん)の夜空に一等星として輝きますように

と願いをこめて、言葉を送っています。

対人援助職として働き始めた頃から(いや、小学生の頃、出会った人に応援してもらった喜びを経験してから)この思いは自分の中にずっとあって、コーチングに出会った今も自分の根幹にあります。

星って誰にヒイキすることもなくみんなに平等で。

それでいて、自分から「ここで光ってるゼ」って強引に押し付けるわけではないけど、

求める人には光を向けてくれる

さらに、放たれた光は何年も先の夜空で輝き

未来の私たちに勇気をくれる

星たちのそんな姿勢に、自分のありたい姿を重ねているのかもしれません。


最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

今回のイベント参加をきっかけにnote仲間が増えれば嬉しいと思っています。
もしよろしかったら投稿はマメではありませんが、フォローの方もよろしくお願いします☺️

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