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「ストーンサークルの殺人」(M・W・クレイブン著、東野さやか訳、ハヤカワ文庫)

読了日:2023/12/26

 本著者の本は初めて読みました。
 最近までは(北欧サスペンス好きの道のりで)「三秒間の死角」シリーズを読んでいましたが、ほかの味わいも試してみたくなり、手をのばしてみました。
 英国推理作家協会賞を受賞しているらしいですが、そんなことはどうでもよく、文庫本帯の「まだ読んでないの?いちばん面白いミステリ」に惹かれたわけでもなく、なんとなくタイトルと、ボリューム感(582ページ)が理由でした。

 登場人物のキャラクター性も効いていて、推理展開のどんでん返しもあり、イギリスらしいシニカルな表現もそこそこ面白く飽きずに楽しめました。
 ただ、後半部の説明的なダラダラとした描写は少し残念に思いました。初期作品故か、著者の傾向かわかりませんが…それでも次作を読んでみようと思える出会いでした。
(本稿執筆時にはすでにあと2作読了済みです)


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