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イケメンは大変なのだ

誰でも理想の自分はいると思う。
人以上に理想の自分を作り上げるのには自信がある。


爽やかな笑顔で女性に優しく話しかける事ができ、盛り上げ会話がとぎれない、いざとなったら自分を呈して彼女を守る。
そんな理想の自分イメージを頻繁に頭の中で描いている。


しかし、自分ならこうするな、と思っているときに限って、そういう場面の夢を見る。夢は潜在意識というが、本当にそうなんだろうと思う。


可愛い意中の女性と二人きりになったのに、驚くくらい何も喋れない。
とりあえず仕事はなにしてるのかと聞くと、簡単に返され、話も盛り上がらずに沈黙が続く。そんな中でなんとか喋らないとと思って出た言葉は、

「仕事なにしてるんですか?」

え?って顔をされ、とっさにどんな感じなんですか?と、仕事内容の話を聞いたんですアピールをするも、当然盛り上がらず、また沈黙。いたたまれなくなり、トイレに逃げ込む。


夢は覚めて、振り返って自分のことを省みてよく考えると、あーそんなもんだよなー実際ありえるなーと笑えてくる。


映画やドラマで格好良くナイフや銃をもった相手と闘うシーンにも憧れるので、そういう場面もイメージしたりする。


街中でナイフをもった奴とはちあって、服を手にグルグルと巻いて、簡単に切られないようにした状態で立ち向かい、相手が振りかぶったところに一歩を踏み出し懐にはいり、相手のボディーにワンパンチ!さらに手首をはたき、手に持ったナイフを落として腕を掴んで地面になげつける。
そして、後ろをみると一緒にいた女性が、口を手で抑えながら恍惚とした表情でこちらをみている。


あーありえるなー!!!なんて思っていると、持っていた包丁を滑らせ足元に落とし、1人で大声で叫んでしまう。


そんな自分があまりに滑稽で笑ってしまう。
分かると出来るは違うのだ。
まだまだ成長の余地があると信じたい。

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