激動の世代を生きる「こだわらない」考え方
突然だが今朝こういうツイートをした。
大阪に引っ越しをして、1ヶ月単位で生活の環境を変えているという話でこれだけ環境を変えてやっていけるのは「こだわりがないから」というツイートをした。
僕はめちゃくちゃこだわることもあれば、こだわらないという選択肢も取れるように生きてきた。
それは置かれていた環境や世界の移り変わりの早さを、強く意識しているから生まれたマインドに他ならない。
ようは「こだわる」も「こだわらない」も大事なのだ。
後先考えない話を前に少ししたが、その付け加えとして今回は激動の世界を生きる僕のライフスタイルを「こだわる」と「こだわらない」にフォーカスして話していきたいと思う。
Z世代の僕ら
僕らはいわゆる「Z世代」と呼ばれるものだ。あまり聞かないかもしれないが、Z世代の説明については以下の引用を見てほしい。
ジェネレーションZ、Z世代とは、アメリカ合衆国などにおいて概ね1990年代中盤以降に生まれた世代のことである。カナダ統計局の場合には1993年生まれ以降を、アメリカ心理学会の場合には1997年生まれ以降を指すなど、定義は厳密に決められているわけではない。(Wikipediaより)
僕は1997年12月に生まれた今年新卒の社会人だ。新卒で入社していきなりコロナウイルスによる侵略を受けるとはとてもついていない...とよく言われるがそれでなくてもZ世代の僕らは多くの災難、変化、環境などに向き合うことが多い。
昔ならおそらく10年単位で歴史が変わるタイミングがあったと歴史の授業で習った。しかし今ではどうだろうか。5年単位...もしくは3年したら社会の変化が見れる部分があると思う。
もしかしたら僕がそれなりの役職につく頃には1-2年には社会は変わるかもしれない。ここでは社会は少しずつ変わっていくものだと認識してほしい。
もちろん新型肺炎や地震、台風など突然の災害に襲われることもある。人間というのは常に何かと戦っているのだ。
長い目で見れば安全なんて言葉はなくて、僕らは常に何かに脅かされている。だからこそ激動の時代を生きる考え方が必要である。
少し話がそれるが世界の変化を起こしている大きな存在は「インターネット」だ。スマートフォンが出てネットが身近になってから僕らの暮らしは大きく変わりSFの世界が空想ではなくなってきた。
AIの開発はデバイスの拡張、バーチャルにもう1人の自分を作るなどが夢ではなくなっているというのは僕らが普通に受け止めているがとても凄いことだ。
SF黄金期でそういった世界を夢見た1980年代に生きた人はびっくりするだろう。実はSF映画でも予測できなかったことは「電話の進化=スマートフォンの誕生」で、その存在がもっと後の世代で誕生するはずだったあらゆるテクノロジーを現実の物にしている。
SiriとかAmazonスピーカーなどがまさしくそうだ。時代は僕らが気にも止めないうちに進化している。
何事にも「こだわる」姿勢
時代の変化が昔より早くなっているという話をしたところで、ここからそれを生きるマインドセットの話をしていく。
今の世界で1番大事なのは「何事もこだわること」だと思っている。何故かというとこだわり深くまで掘り進めないと物事の本質が見えにくくなっているから。
何事もこだわる行動は「後先考えない行動力の話」でも触れたように目の前のことに全力で向き合うというのが簡単でいいかもしれない。
そしてこだわるには「好き」という感情がいる。自分が取り組んでいることに対して「何が好きだろう?どこが魅力だろう?」と考えると自分にとって大切な部分が見えてくる。
僕は好きになったらとことんこだわる。こだわるのは何故かといわれても「好きだから」としか言えないくらい。そして好きだから本質を見抜ける。
理想は他のことが気にならないくらい好きでいることだが、そこまでいくのは最初は難しい。だからWHY...WHY...と「何故なのか」という視点で考えると好きな理由が明確になってより好きになる。
「こだわる」と「好き」はセットになっている。どんなことでも好きな部分を見つけれる観察眼を持っている人はとても強い。
好きだからこだわれる、こだわれるから好き...と考えることで良い循環を自分の中で作れるので推奨したい。
環境に順応するための「こだわらない」姿勢
まだ僕が大学生だった頃のとある日に課題で「10年後あなたはどうなっていると思いますか?」というものがあった。
周りのみんなは「10年後のことなんてわからない」と言います。僕はその課題に対し意味がない質問だなと思いました。
前述した通り今の時代は変化のスピードが上昇している。そして今後さらに加速することが見込まれた中で10年後を考えるのは意味がないと思った。
勘違いしてほしくないのは「10年後を考える」と「夢を考える(将来なりたい自分を考える)」は違うということ。
夢を持つことはこだわる姿勢に繋がるし、自分の夢が成長させてくれる話は、以前書いた「太陽のような明るい人であり続けたい」で話した通りだ。
「10年後の自分を考えるのが意味がない」という理由は2つ。
①10年後になりたい自分に本当になったとして、それがその時代の正しい形とは限らない。
②社会環境が10年もしたら変わるのでその通りになれる可能性は薄い。
③むしろ社会環境が変わってもそれを目指そうと意識しすぎると自分が辛くなる可能性がある。
という理由です。特に大事なのは③です。昔の考え方に縛られすぎると自分の可能性を狭めたまま、その意識を呪いとして背負うことになる...ということが1番怖い。
2020年以降の考え方として目標を決めるのに最適なのは「短期目標を沢山立てること」だと考えている。僕は短くて1ヶ月...長くて1年半で目標を立てることを習慣化している。
短期目標を沢山立てることのメリットは
①成功体験を作りやすい。
②自分の置かれる環境に合わせてシフトしやすい
③緻密な人生設計を立てるのに向いている
というのがある。もちろん長期的目標も自分のこだわる姿勢に大きく影響するので夢を持つことは大賛成だ。なんなら僕は人の夢を支援したいとさえ思っている。
僕は長期的目標を立てるときは短くて1年、長くて3年を意識しつつ、時代の変化に柔軟に対応できるようにおおまかに捉えた目標を立てるようにしている。
激動の世代の僕らへ
今回は「こだわらない」に重心を置きながら「こだわる」姿勢も大事だということを話したが、結局はどっちも大事だ。
「こだわること」が大事なのは僕のnoteで沢山取り上げたし、声を大にして今まで散々いってきたつもりだ。
でも「こだわること」の弊害というのはもちろんある。何故なら「こだわる」とは沼にはいるのと同じ...沼にハマると自分の可能性を狭めてしまうことが考えられる。
実際に今日見た話から例を出そう。ニュースで取り上げられていた野球などの部活動に真剣に取り組んだ高校生の話だ。
とある高校生は部活動に熱中し、春や夏の大会を楽しみにしていた。しかし新型コロナウイルスの影響で大会が中止になり途方にくれていたそうだ。
だれも予想できない感染症に数少ない青春を取り上げられたのだ。おそらくこう考えたことでしょう。「自分のしてきたことは意味のなかったのか?」と。
僕は「1つのことを真剣に頑張れる人は、他のことでも同じように頑張れる」ということをこのnoteを通して伝えたいです。
彼はおそらく立ち直ったのちにまた別の「こだわれる何か」を見つけれることでしょう。何故なら1つのことをそれだけ頑張れたのだから。
しかし1つのことを取り組めば取り組むほど、案外やめられないことが多いです。「ここまでやったのに今捨てるのはもったいなくないか?」と考えてしまうからです。
僕は取り組んだことは無駄にはならないと思っています。たとえ全く別の分野に関わることになってもその成功体験、失敗体験はあなたの人生で活きることでしょう。僕もそうでした。
みんな「こだわること」は出来ます。夢やなりたい自分像、好きという気持ちがあればいくらでも好奇心を満たせる時代です。
でも「やめること」...マイナスな行動はやりにくいものです。やりたくないことですから。でも時にはやめる勇気も必要です。
「流れに身を任せろ」じゃなくて「流れを起こせ」
これからはとても早い時代の変化に荒波に揉まれる気分になりそうだ。実際世界では新型コロナの影響に人々が関心を示す裏で、食文化の未来についてひとつのアンサーを出している。
具体的には人工肉や家庭内農園などの実現を日本のスタートアップが開発し、商品パッケージとして販売したり...虫を食べる昆虫食に注目が集まっている。
苦手な人もいるのでリンクは貼らないがあの「無印良品」も昆虫食の商品を出している。そして中国も同じように人工肉に挑戦しており、有名飲食店の商品を試験的に人工肉化した。
新型コロナ関係でもそれぞれの企業が対策を徹底し、経済活動再開の基盤を作ったり医療従事者のために商品の素材で服やマスクなどを製造し、提供するなどしている。
少し前までクラスター感染の危険性があったスーパーなども少しずつコロナ対策を試している。みんながそれぞれの形で社会という波を起こしているのがコロナという危機によって浮き彫りになってきたように思う。
僕らが激動の世界を生きる上で大事なのは「僕らができることで社会に何ができるのか」を考えるということ。
僕と同じくらいのZ世代はこれからの社会を作っていく一部になると思う。だからこそ社会の流れを意識して自分の好奇心のまま「こだわる」行動をしてみてください。
時には「こだわらない」選択肢をしてもいいです。大事なのは「社会を意識する」ことです。そうすれば激動の時代を切り抜けるタフさを得ることができるかもしれません。
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