昭和から平成→令和と生きて

私は昭和から平成⇒令和と生きている。

昭和生まれの私は祖父母は戦争を経験している大正生まれ。

大正世代の方々の言葉を聞く機会は本当に無くなって来ている。これは平成の終わりから令和の今になり、よく感じる。

そこで、おじいちゃんがくれた「歴史」を私の記憶が消える前に文字で残すようにする。

おじいちゃんは鹿児島で生まれた。鹿児島市加冶屋町で生まれた。そう西郷隆盛と同じ出身だ。

名前は松原 要。肝心要の要だ。と良く言っていた。

5人兄弟の三男として生まれた。長男はイケメンで、中々の遊び人だったらしい。次男は学校の勉強は出来なかったので、おじいちゃんのお父さんが数学、お母さんが英語を教えた。次男は英語の能力が開花して独学で英語を話せるようになった。しかし、次男は残念ながら、戦死する。
この人が生きていれば、戦後を救う白州次郎に負けない外交官になったかも!?
松原家で戦死したのは、次男だけだった。要おじいちゃんはいつもお兄ちゃんの話をするときは悲しそうな表情になる。
要おじいちゃんは兄として弟、妹を可愛がっていたが、次男は家族の中でも一番、気が合っていたのだろう。戦争による無慈悲に引き裂かれた兄弟。
要おじいちゃんは戦争は反対だった。大反対だ。
あんなもの2度とやるものでは無い。といつも語尾を強めていた。

今も尚、人と人が争い、尊い命まで奪われている。
だけど、私もアジア何カ国か行った経験から日本の平和は誇りです。

しかし、日本人でも自らの経験から人と人が争い、尊い命を経験したくもない経験をさせられた人達がいたことは私達は忘れてはいけないと思う。

そして、日本が平和だから良いでなく、平和でなかった日本を知る日本人が存在する。だから、世界中で暴力で人の尊い命が失ってはならない。

今も大ヒット中のマンガ「鬼滅の刃」主人公も所属している鬼滅隊の当主、産屋敷耀哉のセリフにこういうメッセージがある

「永遠とは人の想いだ。人の想いこそが永遠であり、不滅なんだよ。」

まさにこの人の想いは永遠に引き継がれていく。

私自身、祖父の兄弟が戦争で命を奪われた。勿論、おじいちゃんの次男には会えなかったが、若く才能溢れた身内が戦争により、命を奪われた。
とても悲しい。そして切ない。
暴力には虚しさしか残らない。
おじいちゃんの言葉と言霊で想いをこのように引き継いでいる。
とても才能溢れた若人がいたことを伝えている。

人の想いは永遠だ。私達の想いも引き継がれて欲しい。世の中が良い方向にいく為の想い。

世の中が良い方向にいく為には決してプラスな感情だけでなく、悲しみ、虚しさ、怒りが過去に悪しき原因で生まれ、二度とこのような人間のマイナスな感情が生まれた原因を未来に再発しない。と学んで欲しい。

#メッセージ #大正 #逃げるが勝ち #価値観 #エッセイ


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