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【読書】本物の気づかい(井上裕之)

こんにちは。今日は北海道、帯広で「いのうえ歯科医院」の院長をしている井上裕之さんの書かれた「本物の気づかい」を紹介します。


気づかいから生まれる5つのメリット

「気づかい」とは、辞書的にいえば「いろいろと気をつかうこと」となります。
しかし、井上さんは気づかいを次のように定義しています。

気づかい=相手に対する愛情、思いやり、感謝の気持ちを行動にあらわすこと

気づかいがうまくできると次のメリットがあるそうです。

1 人から好かれる
2 近道をして成長できる
3 チャンスが増える
4 人生で成功できる
5 心ゆたかに生きられる

本書では、この5つを手にできる気づかいの具体的なメソッドがまとめられていました。

気づかいを身につけるための3つのポイント

それでは、「気づかい」を身につけるために、具体的に何をすべきか見ていきましょう。

1 「自分がうれしいと感じること」を相手にする

「気づかい」の答えは自分の中にあります。
自分を見つめ、「何をして貰えばうれしいと感じるか」を洗い出しましょう。

2 相手の立場になって「うれしいと感じてもらえること」を考える

ただし人は十人十色です。
「お菓子をもらってもうれしくない」というAさんがいるかもしれません。

Aさんが何であればよろこぶか考えてみる。普段から、愛情をもって相手を観察していると「よろこびポイント」がわかってくるはずです。

もし、わからなければ直接聞いてみましょう。

3 周囲を観察し「人は何によろこびを感じるか」を学んでいく

「人は何によろこびを感じるか」を学び、真似をする。

小さなことを少しずつでも続けることで、あなたにしかできない気づかいが生まれるはずです。

「ありがとう」は魔法の言葉

「ありがとう」を言う側は、何かを受け取ったりしてもらったことに対して感謝を伝えて、気持ちがよくなります。
言われる側は、「自分の言ったこと(やったこと)を認めてもらえた」「わかってもらえた」ことで、自己肯定感が高くなります。

言う側にも言われる側にもいいことがあるので、「ありがとう」は何回も口にしたほうがいい言葉なのです。

しかし、「ありがとう」を言うべきなのに、言い忘れてしまいがちなときがあります。
それは、怒られたり、指摘されたりしたときです。

怒られたときや、なにか間違いを指摘されたときに、ふくれたり、落ち込んだりするのではなく、すぐに「気づきになりました。ありがとうございます」と言うようにしてみてください。

自分の間違いに気づき、それをあらためたときに、人は成長します。
怒ったり指摘してくれたりした人に感謝をすれば、「素直な人」「成長の伸びしろのある人」という印象を与えることができます。

筋トレは自分への最大の気づかい

まさか気づかいの本に筋トレのことが書いているとは思いませんでした。

相手に対する気づかいはもちろんですが、自分に対する気づかいも大切です。

筋トレをすることのメリットは3つあります。

1 健康が維持できる
2 「健康管理ができる」=「仕事に対して管理する習慣がある」と印象づ  けることができ、相手に信頼や安心感を与えられる
3 若々しさや力強さなど見た目の好印象を与えることができる

確かに体を鍛えている人は自信に満ちあふれているし、常にポジティブですよね。
筋トレは相手と自分、両方に対する気づかいになります。

プライベートでの行動が、気づかいの習慣になる

ビジネスで成功したいのであれば、ビジネスシーンはもちろん、プライベートでも気づかいを心がけることが大切です。

人間は習慣の動物。どんなことも習慣化できるようになれば、人生で成功できます。

誰もみていないところで、次の人のことを考えて気づかいをする。これが自然とできるようになれば、「相手の立場に立って考える」ことが習慣化されます。

オフィスでも自宅でも、自分がトイレを使ったあとは、次に使う人のために、きれいにしておく気づかいが大切です。

気づかいには、人生を変える力がある

人生でチャンスをつかむために、「育ち」や「学歴」は関係ありません。

必要なのは、人に自分を好きになってもらうこと、「応援したい」と思ってもらえる人になること

「何かを受け取ったら感謝をする」「相手の記念日に贈り物をする」「相手がよろこぶことを行動で示す」このような小さな気づかいが人生を変えていきます。


この本を読んで思ったのは、気づかいは「能力」ではなく「姿勢」であること。

僕自身、人生の目的として「常に誠実でありたい」と考えています。
誰かと話すときに、相手の本音を引き出したい、素直になれる場所でありたいと思い、常に答えを探しています。

小さなことだからこそ繰り返し続けることの大切さが身に沁みました。

今よりも周りとの関係をよくしたい人は読んでみてください。


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