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ブランディングという言葉にも出会ってなかったころの話

事務屋さん歴10年以上のわたしは、現在ブランディングを事業の軸にしている会社に勤めています。
そもそもブランディングという言葉にも出会っていなかった頃の思いを綴らせてください。

わたしがブランディングの端っこにひっかかるようなことに興味を持ち始めたのは、社内出向中の先輩の代わりに採用の仕事を担当していたときのことです。

採用の仕事の具体的な作業を習っても、「採用」がどんな仕事なのか、なにが大事なことなのか教えてもらったことはなく。
ちょこちょこセミナーに行ったりしながら、仕事の輪郭を掴むのに必死でした。

採用の目的は、辞めてしまった人の穴を埋めたり、仕事が多い部署の足りない人手を補うことだと分かってはいても。
でも、それだけでいいのかなぁ、という思いもありました。

庶務総務の仕事は現場ととても距離が近いです。
身の回りの細かなお仕事もするので、仕事のこぼれ話もよく聞かせてもらえます。
わたしは喫煙者なので、タバコ部屋でも人と喋る機会に恵まれます。

現場はいつもたくさんの仕事に追われ、働く人は頭のどこかで「このままでいいのかな?」「転職してしまおうかな」と漠然と考えていた気がします。

この会社のこと、会社の仕事のことを知っていて、働き続けてくれる人はとっても大事な存在です。

どんなに仕事ができる人でも入社してからしばらくは、仕事の仕方や風土になれるまでしばらくの間はなかなかギアが入りにくいと思います。
できるだけ長い目で会社に勤めてもらうことは、採用にかかる手間や仕事にコミットするまでの助走期間を、余計に取られないために結構大事なのかなぁ、とぼんやり思っていました。

そこへきて、事務屋さんは、自分で売り上げを立てることはできません。
役割分担の違いなので、悲観することはありませんが、仕事を取ってきてもらって、納品して、売り上げを立ててもらわなければなりません。

どう繋がるかはわかりませんが、いち早く理解を深め、自社のお仕事にコミットしてもらうことは、会社全体にとってめちゃめちゃ大事なことだと思います。

前職も決してやみくもな採用なんかやっていなかったのですが、なんというか、辞めるとか雇うとかそういうことにもやもやした気持ちだったのを覚えています。

ブランディングは、従業員同士の絆、会社を愛する気持ちを育むことができる、とわたしの勤め先では謳っています。
この会社って何をしている会社なの?誰に、なにを、どんな風に届けるの?というものがシェアできると、この会社に勤める意味は?この会社はなぜこれをするのか?そんなことが考えられるようになります。

既存の従業員さんも、新しく入ってくる人もそれが分かっていると、なんかいい感じなのでは?というのが当時の想いでした。

なんかとっちらかっていますが、ひとまず、筆を置きます。


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