見出し画像

「ブロッコリーのペペロンチーノ」と「俺の家の猫の話」

我が家には猫が3匹いる。

長男13歳の長毛種「長老」
(ザ・長男気質。奥さんに台所仕事をさせてTVの前から動かないタイプ。愛されわがままボディーの持ち主)

次男12歳の短毛種「内弁慶」
(黒毛の角刈りで両手足と胸毛が白い。筋肉質で鼻の穴も大きいが恐ろしく気が小さい。身内には強気に出る。)

長女7歳の短毛種「ギャル」
(自慢の毛並みで若い男性に対してしなをつくる癖があるが、洗顔が絶望的に下手。目やにをいつも付けている。好物は靴ひも。)

長老とギャルは尿管が詰まりやすい体質のため療養食を与えている。内弁慶は全くの健康体であるのになぜか療養食を美味しそうに食べている。

男子2匹は猫年齢で言えば還暦を通り過ぎ、老年期に入ろうという年齢であるが食欲旺盛。朝食を与えたにも関わらず、「朝ごはんはまだかえ?」とボケたふりをして2度目の朝食にありつこうとする始末。総じて元気な3匹である。

さて、3匹は茹だるジャパニーズジメジメサマーを控えて夏毛に着替えるのだが、飼い主にとっては憂鬱極まりない時期である。何しろものすごい量の脱毛を起こすのだ。

掃除機がけを怠れば荒野で転がる枯れ草よろしく毛玉がリビングをコロコロと横断し、ドアを開ければ気流で毛が渦を巻きながら舞い上がり猫毛トルネードを引き起こす。

3匹で運動会など開催しようものなら災害レベルの猫毛パラダイスに見舞われることとなる。頼むから銭湯にでも行ってきてくれと言いたい。

(ケンカの様子。長老の良い右が入った。毛が散る。やめてくれ。)

吸引力が自慢の相棒、さしもの日立製電源式紙パック式クリーナーも2度の掃除機がけでゼイゼイ息を切らしている。一日も早い生え替わりと、爽やかな夏の到来を祈るばかりである。

これが、俺の家の猫の話だ。

与太話もほどほどに料理の話をしましょう。今日のテーマはブロッコリーペペロンチーノ。オリーブオイルとにんにくと鷹の爪って鉄壁ですよね。まさに北海の氷壁カテナチオ。ブッフォン。

◯ブロッコリー 一株
◯じゃこ ひと握り
◯にんにく 一片
◯鷹の爪 一個
◯塩 適量

さあ、ブロッコリーをひと口大にカットし、茎は皮を剥いて拍子木切りにして塩ひとつまみの湯で下茹でしましょう。食感残してちょい固めが理想。茹で上がったらボウルにあけて水気を飛ばしておく。

お次はオリーブオイルでスライスしたニンニクと鷹の爪を温めます。香りが出てきたらじゃこを入れてカリっとしたら、ブロッコリー投入!強火であおって塩で味付け。(隠し味にコラトゥーラなんぞ使いますとカンナヴァーロの鉄壁さにデル・ピエロの芸術性が加わります。)

完成!!
やっぱりビールでしょうな!またはハツラツとした果実味、太陽の恵みみたいな味のイタリアの赤とかも良いですな!

あたたかい週末の夕暮れ時、ご家族、ご友人、愛猫愛犬との乾杯のお供にぜひお試しいただきたい一皿です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?