「キジハタ」と「くまのプーさん」
いやー、まったくお恥ずかしい。
勉強不足でありました。
ほら、何となく旨いお魚のイメージって雪吹き荒ぶ日本海の荒波で揉まれて育った険しくて硬派な感じ、みたいなところがあるじゃないですか。
それに比べると初夏に旬を迎えるキジハタ。まず顔がかわいい。険しさゼロ。そして配色がケバいといいますか、派手ですよね。なんたってオレンジの水玉模様ですからね。(草間彌生さん的ですらある)
まあ「グッピー」とか「ニモ」の友達みたいな感じで、味は大したことないんだろーなー。と油断していたのです。
まったく、人(お魚)を見た目で判断するなんて、おろかしいことです。実際に食べてビックリしました。
キジハタ、めちゃくちゃ美味しいです。
煮付けにしたのですが、身はプリプリ。
かつ、繊維は細くて上品な口当たり。
皮目のゼラチン質がたまりません。
もう一度言っちゃいます。
キジハタ、めちゃくちゃ美味しいです。
一躍、「推し魚」になりました。
調べてみると実は大御所なんですよね。関西方面ではアコ、アコウと呼ばれて夏を代表する高級魚として名を馳せており
「西のフグ」
「夏は鱧(はも)か石茂魚(アコウ)か」
とまで言わしめる人気者。
そんな魚界での超大御所に不敬な態度をとっていたなんて、天童よしみさんに「へえー歌やってるんだね。」とか言ってるようなものではないですか。
噴飯物の無礼者。ああ、恥ずかしや。
なかなか見かけることの少ないお魚ですが、機会がありましたら是非お試しいただきたい銘魚です。
さて、
今日は最後に福岡市動物園から写真をご紹介したいと思います。(久々ですね。)
マレーグマの「マチ」さんです。
(福岡市動物園公式インスタグラムより)
この穏やかな眠り姿。
黄色く塗ったら「プーさん」じゃないですか。
それでは、また明日。
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