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次のパンブーム

高級食パンブームがきたことはリテールベーカリーにとってチャンス

まずパンブームをおさらいすると、カレーパン、コッペパン、食パン、そして一時的にメロンパンブームという流れでここ10年から20年でしょうか。パンブームがありました。僕の記憶を元にしているので順序など前後していたらすみません。

そんな中での高級食パンブーム。ここ10年のパンブームの特徴としては、ブームが来るたびにそれぞれのパンがプレミアム化されて商品単価が上がっています。その中でも食パンに関しては、従来の食パン単価の数倍ほどの上がりようでした。今までのパンブームですと、パン生地よりも具材をプレミアム化させるカレーパンやコッペパンが主戦場だったので、本質的なパンの物価向上には繋がっていなかったのではないかと推察します。そこに来て高級食パンブームに関しては、誰もが気軽に日頃から食べる食パンが、何もジャムもついていない状態で単価が上がったということで、パン本体の価格許容度向上に繋がったと考えられます。具が入ってなくてもパン生地が美味しければ、これだけの金額払ってもいいよね。といったところでしょうか。

美味しいパンの定義は人それぞれでして、多くの人はパンに入る具が美味しいかが論点です。しかし、パン職人さんとしては、具よりもパン生地がどれだけ美味しいかを見てもらいたいというのがある中で、今回の高級食パンブームは日本全国の消費者がパン生地の美味しさに注目し始めたという点で小規模ベーカリーにもチャンスが生まれたと考えています。

NEOカレーパンブームについて

次のパンブームはカレーパンと言われていますし、私も次のブームはカレーパンと見ています。注目したい点は、どこまでここ数年で進んだカレーの多様性がカレーパンに反映されるかです。スパイスカレーと呼ばれる今までの昔ながらの日本のカレーライスとはひと味違ったものがどこまでパンにも影響するのか。ブームは繰り返すといえども、その時代に合わせてアレンジは加わるもので、これから来るNEOカレーパンブームには現世の何が影響してくるのか。

パンフォーユーにとってどう見ているか

僕の見立てとしては、スパイスカレー全般はとろみがないものが多いのでカレーパンには不向きだなというのと、カレーパン用に特徴のあるルーを開発するカレーパン用のカレーをプレイヤーが増えるのではないかなと見ています。

今後、カレー屋さん、カレーのルーの多様化によって、世の中に生まれてくるはずのカレーパンも多様化することになると考えています。少量多品種生産の強みを武器にするパンフォーユーとしては、少量からカレーパンを試してみたい、通販で売れるようにしたいと考える事業者向けに向けたサービス「パンフォーユーBiz」を展開しています。オリジナルカレーパンの開発を検討している方はお気軽にお声がけください。

パンフォーユーの一員としてパンブームをつくりたい人も募集してます!



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