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最近、パン屋さん巡りをして思うこと。ベーカリーの立地とまちづくり
最近、つくば市に移住している人が結構いるなと思い、「パン屋さん、たくさんあるよ!」と聞いていたので足を運んでみました。何も調べずに、グーグルマップを開いたところ、こんなに多くのパン屋さんが密集していました。
イメージをはるかに超えたつくば市
つくば市には高校生の頃に修学旅行で行った以来で、実に15年ぶりのつくば市来訪でした。当時のイメージは、学園都市そのもので、大学関係者ばかりがいるイメージでした。
つくばエクスプレスが開通されてから初めて訪れるつくば市。駅前もきれいで、駅周辺施設には学習塾も多く、サイクリングで有名だからなのかかっこいい自転車も多く駅前に駐輪されていました。
滞在時間は長くても3時間と決めていたので、より多くのベーカリーを訪問しようと思い、レンタサイクルでベーカリーを訪問し始めました。
下調べなしに、駅から遠いほどいいベーカリーがある確率が高いという持論にのっとり、なるべく駅から遠いところを訪問しました。
午後2時過ぎから回り始めたので、店内には限られたパンしか残っていなかったのですが、そのお店のポリシーを反映してるであろうパンを1個ずつ注文。自転車を2時間ほど走らせて、4軒のベーカリーを訪問しました。(本当は5軒目も回ったが、あえなく閉店)
どこのベーカリーも個人店が多く、手間暇をかけたパンをつくっていらっしゃいました。どうして手間暇をかけていたかがわかるというと、パンを口に入れた瞬間の食感やみずみずしさ、香りなどを過去食べたパン屋さんのパンと照らし合わせながら、「あのベーカリーはこの工程に手間をかけて、仕上がったパンの味はこうだったな」と回想することができるので、一口でベーカリーのポリシーがわかります。
実際に初回の感想を記憶に留めておきながら、お取引が始まったベーカリーと工程について答え合わせするのはこの仕事の醍醐味だなと思ってます。
パン屋さん巡りをしながら確かめることは味だけではありません、値段と立地、製造人員数などをお伺いして、製造数やどれだけ製造キャパがありそうかなどをリサーチします。今までこういったデータの取り方や、パンの味から逆算する予想製造原価を社内で共有しきれていなかったので、今はベーカリー開拓担当役員としてそのノウハウや知識を社内に共有していっています。
パン1個の単価と、そのエリアの1Rあたりの家賃には相関があるものの、中には相関性がみられないベーカリーやエリアもあり、そういったときは「減価償却が終わって、販管費抑えられているのかな、この土地は昔から持ってるのかな」なんて想像しながらパン屋さん巡りしています。
これだけの範囲で個人ベーカリーが多いのはとても珍しいです。駅にベーカリーがなかったりするところが要因なのでしょうか。ベーカリーの立地とまちづくり、テーマとしてもっと深掘りしていきたいと思います。
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