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新しいパン経済圏が生みだす地方創生

創業のきっかけ
地方創生に関してお話しする前に起業の背景を。

話し出すと長くなるのですが、新卒で入社した広告代理店を退職後、様々な活動を経てまとまった考えがこちらの記事でまとめられているので、ご一読くいただけるとありがたいです。もう5年前の記事になるのか。。

この記事での取材を受けたまさに一年後に、パンでの起業を構想し今に至るのですが、当時はいかに”桐生に魅力的な仕事を”がテーマで、今では全国、世界でいかに”地域に魅力的な仕事を作れるか”がテーマです。

地方地方と連呼していましたが、このコロナの影響で地方のみならず都市部も経済的なダメージを受けました。合わせて、オフィスまで出勤することがスタンダードとならず、在宅ワークをしながら、自身が「どの地域で過ごしたいのか」を問われた方も多いのではないかと思います。

好きな地域から指定のエリアへの出勤なしに仕事ができるということは、今までいい仕事は都市部にあるという前提を大きく覆すことになります。仮に都市部のオフィスで働くことをアーバンワークと呼ぶならば、ローカル(地域)でアーバンワークが可能になるということです。

今までのマジョリティだったローカルでのローカルワークに対して、アーバンワークが入るとなると、その地域にどのような影響が生まれるのでしょうか。実際は地域コミュニティを通じたりしないと波及効果は薄いかもしれませんが、一部大企業のオフィス離れはまだまだ続くのではないかと考えるので、今後の動向が楽しみです。

パンフォーユーができる地域貢献
話が脱線しましたが、パンフォーユーとしてできる地域貢献の一つは、ローカルでアーバンワークする方々をアトラクトすることなのかなと考えています。(横文字ばかりですみません。アトラクト=魅力的なだなと感じてもらうこと)

在宅勤務を通じて改めてお住いの地域に何があるんだろうと見つめ直した方も多いのではないでしょうか。都会の中心部で暮らすことだけが全てじゃないと気づいた人ほどこの傾向は強いのではないかと思います。

パン屋さんが多い地域であれば、その地域のパン屋さんへ通うことも多くなるでしょうし、そうでない地域でも美味しいパンを自宅でも食べていただき、在宅勤務のQOLを上げてもらう。それがパンフォーユーとしてできる地域貢献の一つなのではないかと考えています。

新しいまちづくりの提案
まちづくりに関わる人とお会いするときにお話しさせてもらうのが、「パンフォーユーの力でパンの街をつくることができるかもしれない」ということです。通常、一つの商圏でのベーカリーさんの数は商圏内の人口に紐づけられるので、維持可能な出店数には限りがあります。(半径1km、人口1,000人の商圏にベーカリー1店鋪など)

しかし、オフィス向けやECなど店頭以外での販路を持った上で出店すれば、店頭での必要販売数が減るので一商圏あたりに出店できるベーカリーの数を増やすことができます。(学校などへの卸で売上を立てている地域の商店街はこの例に当たります)

こんなエリアにたくさんパン屋さんあるけど大丈夫なのかな。あ、このエリア外にたくさん販売しているから成り立つのか、といった街をつくることができるのです。

新しいまちづくりのために必要なこと
そんな構想を実現するためにも、いかに店頭以外でパンを販売するかがカギとなります。あらゆる形で新しいパン経済圏を創出すべく、先日は渋谷モディのau Styleでパンの販売をしました。

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新しい形態(ケータイ)のパン屋さん

好きな地方
転勤族でもないのに、東京、群馬、京都、名古屋と転々としているのですが旅先として思い入れのあるところは、沖縄です。母が沖縄出身ということもあり、時々祖母を訪ねに沖縄にも行くのですが、最近はベーカリーの数がとても増えてびっくりしました。クオリティも個性的かつとても高く、ぜひ沖縄に足を運ぶ際はどこかのベーカリーに寄ってみてください。

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