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人の価値観を変える3つのこと

今回は、「人の価値観を変える3つのこと」です。

これは、大学の卒業式で学長からいただいた言葉です。

人の価値観を変える3つのこと



(1)人の生き死に


人は、人が病に倒れたり、亡くなった時に大きな衝撃を受け、自分の人生観を変えることがあります。
病や死により、その人のそれまでの生き様や死に様に直面し、感動したり、衝撃を受けたりして、自分の人生観や思想、考え方を変えることが
あります。

私は、人生観を変えるほどの大きな出来事には遭遇していませんが、

・あの人の人生はいったいなんだったんだろう?
・あれだけの迷惑を他人にかけて、本人はどう思っていたのだろう

と親しかった人との死別で感じたことがあります。

また、人に嫌われ、人を苦しめ、人にさんざん迷惑をかけた人が、
人生の最後に

・あなたには本当にお世話になった
・本当はあなたを愛していた
・厳しいことも言ったけど、あなたを思ってのことだったのです

とか、おっしゃる人がいますが、これは本当にもっともっと亡くなる前に
言うべきことです。
その人の迷惑やパワハラで神経を病んだりして、ひどい時には自殺する
まで苦しめ、今更そんなことをいうか?という人は数多います。
「いまさら言われても、手遅れですよ」と言う感じが・・・

そんなことで、人生観を変えるというほどではありませんが、自分への
戒めで「自分はそうならない」と決心することがあります。

(2)旅

旅に出て、それまで見たことない風景を見たり、いわゆる絶景を見たりした時に、自然の巨大さや雄大さ、変化のしかたに大いに感動し、自分の小ささに気付いたりして人生観が変わる時があります。

旅ではありませんが、私が苦しんでいる時に、上司が
「そういう時は、月から見ている自分を考えるんだよ」とアドバイスを
してくれました。

自分の存在や、自分が悩んでいることなどはいかに小さいもので、
そんなもの誰も気にしていないよ。という示唆でした。

月への旅行は簡単ではありませんが、私の仕事への見方、マインドを
変えてくれた一言でした。

(3)学び


自分で選んで読んだ本や、勧められて読んだ本など、自分にない
何かに感動し感銘を受けた時に、人生観を変えることがあります。

私が今まで読んだ本では、稲盛和夫氏の
日本航空を再生させた「フィロソフィ」と「アメーバ経営」に関する一連の本などは、自分自身の生きかたや仕事のやり方と比べ大いに参考になり、
また感動し、共感し自分の血となり肉となった気がしました。

また、私自身67歳で二つ目の大学(京都芸術大学)で学び、この3月に
卒業できたこと。これは私の人生観を変えたことにもなりました。

幾つになっても、「学びは止めない」「生涯現役」「生涯青年」など、
改めて認識する機会になりました。

そこで、芸術に関することをたくさん学んだこと、さまざまな経験を
持つ学友と出会えたこと、芸術、デザイン、歴史など専門の先生方からの
講義で、大きく「まなざし」を変えられたことなどたくさんあります。

私の頭は、新しいことがどんどんインプットされ、絶え間なく
リフレッシュされている感じがします。

これからも、この3つのことで人生観を変えていくことでしょう。

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