見出し画像

ルヴァンカップGS 第1節 浦和レッズvsベガルタ仙台 マッチレポート

2/16 14:00キックオフ @埼玉スタジアム2002

さぁさぁ2020シーズンも開幕でございます。
導入部分はこちらの記事を読んでいただければ(堂々とした宣伝)

個人的な話になりますが、先日バレンタイン前だってのに彼女に振られました。君の体の曲線美、山中の高速クロスのようだね。って言ったのがまずかったかな...

迷走の挙げ句、こんなツイートを残してますが多めに見てやってください。
春休みで暇なんです。

ルヴァンカップのため、映像確認ができない&現地観戦なので、サクッとレビューしたいと思います。

スタメン

浦和は報道の通り、今シーズンは4-4-2で望む模様。
注目は中盤の4枚。右の関根は既報通りでしたが、その他の3枚は予想外でした。汰木はTMでもバンバン出てたらしいですが。
ちなみに興梠と長澤は負傷してた模様。

対して仙台も浦和と同じ4-4-2。
どうもそもそも4-3-3やるつもりだったようですが、前線の選手の相次ぐ負傷により、4-4-2を余儀なくされたそうです。
ふーんと思ってましたが、よくよく考えたら長沢駿や新加入のゲデス、クエンカもいませんでしたね。

戦評

今シーズンの浦和の戦い方については別記事で書きたいと思うので、ここではサラッといきます。

試合開始直後から、やろうとしてる事を存分に発揮しようとしていた浦和。ボールを持ったら可変のビルドアップ。ボールを失えば高い位置ではハイプレス。低い位置ではコンパクトな4-4のブロック。といった印象。

それに対し仙台の方はやりたいことがあまり見えてこなかったのかなというのが率直な感想。保持時はSH、SBを一列ずつ上げた2-4-4のような形。時にはCHの一角が一列落ちて、3-3-4みたいにもなってました。

ただ、浦和の4-4ブロックがコンパクトに設計されていたため、間を通す楔のパスや効果的な抜け出しはできていませんでした。

得点シーン

得点シーンは今シーズンこれからよく見るであろう形が多く見られました。要するに、やりたい形、取りたい点の形がハッキリ出せていたと思います。

まず1点目。

この時、2-4-4のような形を取ってた浦和は、杉本の落ちて受ける動きと関根の裏へ抜け出す動きでギャップを生み出します。田中が柏木のところへケアしたことにより、橋岡に充分な時間とスペースが生まれました。後は裏へ抜け出した関根にパスを送り込み、完全にフリーな状態でドリブル開始。後はエリア内で杉本が深さを作ったためにできたマイナスの広大なスペースにボールを送り込み、レオナルドが冷静に決めます。

仙台としては、田中は出るのを我慢し、橋岡のケアをしたかったか。

2点目は若干の物議を醸したシーン。とはいえ、杉本のあのシュートはお見事でした。開いた口が塞がらなかったです。伊達に元日本代表じゃないんだね。笑

3点目は今年の狙いがでているであろうシーン。

中盤でセカンドボールを関根が上手く拾い、裏へ抜け出していた汰木へスルーパス。大外をオーバーラップした杉本に対し、とてつもないスピードでインナーラップをしてきた山中。汰木は山中へのスルーパスを選び、山中は中央のレオナルドにお膳立てのクロス。これをレオナルドがしっかりと決めました。

アンストラクチャーな状態(選手の位置が整理されていない状態)で奪いきり、そこからショートカウンター。杉本大外、山中がインナーラップとしっかり用意してきたであろう迷いのない動きでした。

山中のスプリント力はこんなところでも活きるんですね。
マークを一瞬で置き去りにしていました。

4点目はエリア内でセカンドボールを拾った関根がドリブル開始。そのままエリア内で足をかけられ、PK獲得。杉本が落ち着いて決めます。現地で見た時はダイブっぽく見えましたが、ハイライトでは割とがっつり足かかってましたね。ナイスジャッジ。

5点目も相手のミスを見逃さず、アバウトになったボールを杉本が拾い、レオナルド→マルティノスと繋ぎ、これをマルティノスが落ち着いて逆サイドナットにシュート。レオナルドのお膳立てが完璧で、ギリギリまで引きつけてマルティノスに預けてます。4人も引きつけてます。さすがとしか。

失点シーン

番記者の轡田さんもツイートしていたように、キャンプでの悪いところがそのまま出たような形に。

1失点目。これは相手セットプレーのリスタートから始まりました。浦和特有のリスタートの切り替えの悪さ、ボールウォッチャーになってしまう。など、今までもやられてきたような形で失点してしまいます。映像で確認できる中でも、ファーにいた橋岡はその背後の選手を1度も見ていません。間接視野で見ていたかもしれませんが、橋岡なら簡単に競り負ける相手ではないので、チェックミスという見方が妥当かと。
関根も目の前の浮いてる選手を放置気味ですし。

あっけない形で安い失点をしてしまった浦和。悪い雰囲気をそのまま引っ張り、さらに失点してしまいます。
2失点目はすべての対応が後手後手であり、相手に自由にさせすぎてます。
汰木のボールホルダーへのチェックの甘さ。大輔のチャレンジ。岩波のカバーリング。大外のドフリー。すべてが後手後手でした。

個人的には西川、大輔あたりが中から声を出し、気を引き締めさせてほしかったです。1失点目も安い失点だったので。

とはいえ、サポーターも久しぶりの前半3得点であり、ちょっと浮かれていた雰囲気も流れていたので、今後の課題といったところですね。

総評

仙台が怪我人続出ということもあり、完成度が低く、ぶっちゃけそんなに怖さは感じませんでした。そのような状況下で、やるべきことはでき、やられるところはしっかりやられた。というのが率直な感想です。

でもまぁ新体制での公式戦初陣としては概ね良かった内容であったと言えるでしょう。個人的には下手に完封勝利するより、失点をして悪いところの粗さが浮き彫りになってよかったのかなぁと思いました。

また、昨年は燻ってた選手がみんなそろって躍動していたのもよかったです。何せ僕の今年の注目選手は山中と杉本ですからね。笑
月額2980円なんて言えるのも今のうちやで!!

レオナルドの上手さには目を引きました。ファールでノーゴールとなりましたが、ヒールで決めたあれもゴール見てないんですよね。浦和には待望のボックスストライカーの登場です。

試合結果

浦和レッズ 5-2 ベガルタ仙台

【得点者】
浦和: 9' 35' レオナルド, 18' 35'(PK) 杉本, 78'マルティノス
仙台:41' 42' 田中

主審:高山啓義

今日の一曲

最近、ELLEGARDENで有名な細美武士さんがやってる別バンド、the HIATUSにハマってます。よろしければ聞いてみてください。(謎の宣伝)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?