見出し画像

ねこのて のデザインが出来るまで

このブログは2022年10月6日に書きました

ねこのて は、外箱を見て「かわいい~」「遊んでみたい!」と言ってもらえることが多いゲームです。
目を引く外箱のデザイン制作の苦労とこだわりを綴っていきます。


キッカケは「猫を描きたい」

ねこを主人公に決めたのは、ねこを描きたいとキャラデザインのインビジブル丸さんからのお申し出があったからでした。

※インビジブル丸先生は、就労移行支援事業所ティオから紹介されたデザイナーさんです。

とはいえインビジブル丸先生は、まだイラストレーターを使い始めて1,2か月くらいとのこと。あまり無理難題は言えないなあ。

出来るだけ描きやすく、好きなものを描いてもらおうと話し合ってねこになったのですが、キャラクターデザインを任せて1週間で上がってきたデザインがこちら!

最初のねこさん。ねこのてでは「しまのねこ」になりました
こちらは没デザイン

おや、失礼ながら思いの他いいんじゃないか??

でもゲームにするには、もう何匹か猫のデザインが必要です。
何匹いるかな~。没になることも考えると、4、5匹はデザイン案が必要だろうか

どんなニュアンスで話をしたら、デザインしやすいだろうかと考える。

5人組のなにかに例えればいいか、と一番に思い浮かべたのは「ドラえもん」です。

ドラえもんのキャラクターたち、のび太、ジャイアン、スネ夫、シズカちゃん、ドラえもんをイメージして、5匹描いてもらおう!

と、早速依頼しました。

5匹のネコがあがってきたよ

しばらくして、5匹のネコがあがってきました。

これまたいい感じじゃないですか!

ちょいちょい色んな人に見てもらったけど「カワイイ」と評判は上々

なのでこのまま採用!

その後ゲームのルールを作り込んでいきながら、今の4匹に落ち着きました。

箱のデザインに困る・・・

キャラクターはめどがついたので、箱デザインを描いてもらおうとしたけど、今度は中々上がってこず・・・

困ったな〜、箱デザインが出来上がらないと進まないぞ〜と悩んでたら、ふとテレビでアニメ制作の特集しているのが目に入りました。

それによると、キャラクターと背景は別の担当が描いていて、専門のスタッフがいるらしい。

デザイナーさんからしたら、全然別ものらしい。そもそも無理なお願いをしていたんですね。

こうなると、背景デザイナーは1から探し直しです。

twitterで声をかけたり、ボドツナの利用者さんに改めて声をかけたり、他の団体さんにも相談したりでもネックはillustratorかPhotoshopを使えること。

原稿の入稿はどちらかのデザインソフトを使わないといけないため、この条件が必須になります。

でもデザインソフトなんて、そうそう使ってる人居ないんですよね。。

絵を描けるって、特殊能力なんだなと改めて感じました。特殊な才能には、対価を支払わなければ。

デザイナーを探して

デザイン料分コストがかかる覚悟を決めて、シロさんが作っているゲームのデザイナーを見つけた「スキマ」というサイトで、ネコキャラ使った箱デザイン描いてくれるデザイナーを募集しました。

8人のデザイナーさんから応募が!

どれも個性あるデザインだったけど、絵のタッチとやり取りのスムーズさから、キナムネさんに決めました

キナムネさんとはメールで何度かやり取りをしながら、ラフ画を出してイメージを重ねる

箱の裏(島)はラフも書かず、ケーキみたいな島にして!

とオーダー。

これで伝わるのかな〜と思いつつ、出てきたイメージ画が、最高によかった!

キナムネさんが最初に描いてくれた島のイメージイラスト

あ〜もうほとんどお任せでも大丈夫だ〜

って確信

とはいえとはいえ、外箱はゲームの顔ですから、ちょっとはラフを出さないといかんよなあ

と出したラフがこれ↓

今改めてみると、中々ひどい・・・笑

このラフ画と私がお伝えしたイメージを元に出来上がったのが、今の箱デザインです

こうやってみると、よく箱出来たよなあと思います。キナムネさんに頼んでよかったなあ。

ねこのて はボドツナゲーム会で並べてると、必ずと言っていいほど

「なにこれ~!」「かわいい~」と、子供達が指さしてくれます。

ボードゲームの箱デザインは、細かい絵や写実的な絵が多いので、ゆるーい感じのデザインが目を引くのかな~と個人的には思っています。

実際にどんなものか、ぜひ実物を見ていただきたいです!

↓ねこのて の購入はこちら

売り手の経験や裏話を、みなさんがモノを買う時の役に立つ知識として発信していきます。記事継続のためのサポートいただければ幸いです。