悪気はないのだ、
遅刻は、他人を怒らせてしまう代表的なもののひとつです。
この遅刻、多くの人は加害者にも、被害者にもなった経験があるでしょう。
両方経験しているということは、遅刻に対して、全く悪気はないのだけれども、結果として起こってしまった。と言うものがほとんどではないでしょうか。あくまで、確信犯として遅刻するというのは論外ですが。
しかし、ひとは、この遅刻に対する考えを次のように分けてしまいます。
それは、約束の時間に遅れる人、そして守る人です。
こと遅刻に関しては、中間が無くどちらかなんですね。
そして、一般には、遅れる人は自分勝手なマイペース優先派、守る人は律儀なルール順守派と思われがちです。
ですが、よく考えて見ると、逆なんです。
遅れる人は、行動上は全てルール(時間割)に沿って行動しているだけ、自分の考えは入れず、工程の時間を積み重ねただけです。
ルールに則っているので、自分の考えは入れていないのです。
一方、時間を守る人は、マイペースなんです。あらゆる想定を考えて自分の時間を織り込んでいます。そこにはルール上の時間を無視して自分の時間割で行動をするという自分のペースに従っているのです。
遅刻という結果から見てしまうと、間に合うか間に合わないかによって良し悪しと振り分けられてしまいますが、それぞれの行動の根底にはテーマの違いがあるのですね。
実際には、遅刻され待たされれば、イラッとしますが相手のテーマを考えて見ると、少し収まるかもしれません。
相手を見る、相手を理解する、相手に共感する。中々大変なことです。
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