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発達障害(ASD)当事者であることを公表します

唐突ですが、私は、発達障害(ASD)、旧名アスペルガー症候群の診断を受けています。

公表することによるリスクもありますが、いろいろ考え、公表することにしました。とはいうものの、直接知っている身近な友人には特に隠しておりません。

そして、世代的にも、私を含めて友人の多くが親となり、「発達障害かもしれない」というお子さんを抱える友人から、当事者として、相談を受ける機会が多くなりました。

そこで、私自身が、困りごとや、困難をどう乗り越えてきたか、周囲のどのような支えや理解があってやってこれたのかを、発達障害当事者として、もう少し広く発信することが、世の中のお役に立つのではないか、と考え、発達障害の確定診断を受けていることを公表する決断をしました。

10年前であれば、リスクを考えれば、公表しなかったかも知れません。しかし、今では理解も進み、10年ほど前に比べれば、偏見や、抵抗感、無理解、差別的な扱いを受けることが各段に減りました。ある意味で「当たり前」になってきたのかと思っています。(もちろん、まだ、残っているところはあります。)

また、10年前に比べると、私自身、経営者だったり、地域の団体の代表などさせていただく中で、家族や友人、社員や関係者のみなさんなど、周囲のご理解とご協力を得ながら、それなりにやってこれたという感覚があることも大きいです。大変、ありがたい環境だなと感謝しています。

また、著名な経営者の公表も増えてきました。むしろ、発達障害であることの特性を活かすことが経営者としての強みに繋がる、と言う理解も増えてきたように感じます。

妻とも公表の相談をしました。「今は、それで家族がどうこう言われる時代でもないし、世間のお役に立てて、あなたや他の当事者の方が生き易くなることに繋がるならいいんじゃない?」ということで、むしろ、妻に、後押しをしてもらいました。

そして、それなりの期間、私と付き合った友人からは「え?バレバレだよ」と言われるレベルで、発達障害の特性が顕著に出る言動をしているようです。であれば、そもそも公表しても、リアルの世界では何も変わらないのかなと。

そもそも隠し切れていないのであれば、無理に定型発達の行動パターンに合わせるより、積極的に周囲の理解を得ていく方が、これまでの経験からも、結果的にスムーズになることが多かったように思います。その意味でも、変に隠すよりは公表する方がメリットが大きいと、判断しました。

これから、当事者としての発信もしていきたいと思います。

よろしくお願いします。

最後までご覧いただきありがとうございました。 私のプロフィールについては、詳しくはこちらをご覧ください。 https://note.com/ymurai_koji/n/nc5a926632683