六月某日 ISE
ひさしぶりの三重、はじめてのお伊勢参りに行ってきました。
伊勢神宮参拝きっぷなるものを購入し、大阪・難波から2時間弱の電車旅。
意外と近いもののこれというきっかけがなく訪れることのないまま、小学校の修学旅行ぶりの三重県です。
1泊2日の旅程の内、1日目は津市での一大イベント(別途記述)へ行ってたので、伊勢観光は2日目。
人混みを避けて午前中で参拝してしまいたかったので、朝6時に外宮へ。
今時分だと6時はすでに明るく、早朝とはいえ人もちらほら。
肌寒いかなとちょっと心配してましたが、ちょうどいいぐらいの気温でした。
鳥居をくぐり橋を渡ると、森。
なんだかすごく既視感あり。京都の糺の森っぽい雰囲気。
目によさそうな緑で視界をいっぱいにしつつ、正宮へ。
お参りを終え、伊勢市駅前あたりまで戻ってきたところで朝ごはん。
この時点でまだ6時半。下調べしてて見つけた、早朝オープンのお店【若草堂】へ。
営業中ってなってたので入ったものの店員さんの姿はなく、外観も内観も味がありまくりのお店だったので内心びびってましたが、しばらくして店主らしきおばあさんが出てこられたので無事注文。
名物といわれてる伊勢うどんをいただきました。
うわさに聞いてたやわらかさ。おいしかったです。ごちそうさまでした。
駅前には松尾芭蕉の句碑もあり。
「たふとさに みなおしあひぬ 御遷宮」
20年に1度という式年遷宮のレア感に、当時の人々のテンションの高さが窺えますね。
腹ごしらえできたところで、バスに乗って内宮へ。
外宮も内宮も、橋を渡って行くのがいいですね。ここから先は特別な空間やぞってかんじ。
そして境内に入るとまたしても既視感!京都御苑!
植わってる木とか配置とか剪定のかんじがめっちゃ似てる。
外宮・内宮それぞれで思いがけず京都を感じつつ、神様がおわす雰囲気とかは正直よくわからなかったのですが、何百年も前の昔から人々が「一生に一度は参りたい」と焦がれた場所に来ることができて感慨深かったです。
瑞々しい緑の中、掃き清められた参道を歩いてるだけで気持ちがいい。
神聖な場所ってこういうことなのかも。
太くて高い木々の一本一本を見てると、エネルギーを感じました。
外宮も内宮も正宮だけのお参りでしたが、次は時間を気にせず他の宮社も巡りたいと思います。いつか神馬にもお目にかかりたい。
内宮を後にし、おかげ横丁へ。
人混みを避けたいがあまりにお参りを急ぎすぎたかも。まだ8時。
この時間で唯一開いてる【赤福本店】へ。
赤福…ひさしぶりに食べるとやっぱりおいしかったです。
関西ではわりとどこでも買えるけど、本店で縁側に腰かけていただくとすっかり気分は旅人。観光客ではなく旅人。あんこの甘さが沁みます。
他のお店はまだまだ開かないので、川沿いをぶらぶら。
今月あたま頃に台風の大雨で氾濫してるのをニュースで見ましたが、ふだんはこんなに穏やか。
冠水の被害もあったようで、もうこれっきりであることを願います。
さらにぶらぶら歩いて猿田彦神社へお参り。
ステッカーまみれの手水舎に、思わずガン見。こんなんええんや。。
懐の深さを感じて信心が高まりました。
またおかげ横丁まで戻り、9時オープンの【五十鈴川カフェ】へ。
鳥羽国際ホテルのチーズケーキとコーヒー。
コーヒーは深煎りにして正解。好みの香りと味。
オープン直後でまだそんなに混んでなかったので、川に面した席で本を読んだりしながらゆっくりさせてもらいました。
HP回復できたので、移動開始。
古い町並みがのこる河崎エリアへ。
こんな素敵な古本屋があると知ったら、来ずにはいられませんでした。
去年の葉山旅行では本を6冊購入し、後悔はないもののやっぱり重かったという経験があるので今回は自制。ひやかしの立ち寄りですみません。
ほかにも蔵や町家を改装した飲食店とかがあって、散策にぴったり。
ノスタルジックな古い町並みは、わたしのツボにはまりまくりでした。
さらに移動して、お昼ごはんは【ぎょうざの美鈴】。
旅行ではできるだけその土地ならではの食材や料理を食べたいとは思いつつ、食べたいものを食べるのが一番とも思うので、ぎょうざ。我愛餃子。
オープンの12時を少し過ぎて着いたら、すでに待ち客あり。
ひとりだったので15分くらい待って入れました。
おいしい!評判納得のおいしさ。並ぶ価値十分のおいしさ。
お店の人たちにも活気があって、手作りの工程も見れてたのしい。
今回の伊勢旅最後の食事を大満足で〆られました。ごちそうさまでした。
ふたたび伊勢市駅へ戻り、帰りの特急の時間まで駅前のカフェで一服。
いっぱい歩いたから~という言い訳のもと、この日すでに3回目の甘いもの。
伊勢茶フロート、おいしかったです。甘味は正義。
なんとかほぼ予定通りに回れて、たのしく伊勢観光ができました。
雨じゃなくてほんとうによかった。
もちろん誤算・反省もあったので、以下に。
誤算:現金が足りない
ペイペイもクレジットカードもあるしいけるだろうと現金少なめで行ったら、支払いは現金オンリーのお店が多かったです。わりと新しめのお店でも、現金もしくは交通系ICカードのみとか。
最悪(手数料かかるのが嫌すぎるけど)ATMでお金を下ろしたらいいのですが、旅行用にいつものお財布じゃなくフラグメントケースを持ってきててキャッシュカードは入れてないっていう。Oh…
帰路に着く頃には残金60円というしょっぱさでした。
クレジットカードがあればなんとかなるとは限らないと痛感。
参拝にはお賽銭用の小銭もいるので、小銭多めに現金を持って行くべきでした。
旅先で行きたいお店の目星をつけたら、支払いは何に対応してるか調べておくと安心かも。もしや常識?
反省:来たバスをちゃんと確認する
日常生活でバスに乗ることがないので今回もやらかしました。
バス停で待ってて時刻表の時間頃に来たバスにそのまま乗ったら、行先ちがい。あほ。
バス停も時間も合ってるのに行先がちがうってことあるんですね。。
交通事情で到着時間に多少のズレもあるので、時刻表・グーグルマップの過信は禁物。そもそも行先表示をちゃんと見れ。
この上なく時間の無駄なので、以後気をつけます。
あとは、準備した荷物でほぼ過不足なしでした。
かけるかなーと微妙だったグラサンも、往復の電車内で眩しいけど車窓からの景色を見たいとき&爆睡するのに役立ちました。
あ!!ハンドタオルが1枚あればよかったです。
1日目の夜に近くの銭湯へ行き、そこで買ったタオルは使い捨てたので、翌朝に顔洗うときタオルがなくペーパータオルで拭くはめになったので。。
(泊まったゲストハウスでもタオルのレンタルはありましたが、銭湯に行くから断ったのでした。洗顔のときのことすっかり忘れてた。あほ。)
基本的にまぬけな人間なので、やっぱり行き当たりばったりの旅は自分にはできないなとつくづく思いました。
今回の反省をしっかり生かし、次の旅に臨みたい所存です。下調べ大事。
学びの多い伊勢の旅でした。
ていうか食べ過ぎ?
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