![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14924385/rectangle_large_type_2_7fd7c133b0ed6138c5c7170d7fcc654f.png?width=1200)
”市街地からちょっと出た豊岡市”おすすめ10の場所
編集履歴
2024.3.4にお店をいくつか追記しました。
2021.4.6に更新しました。
カバン生産量日本一で、コウノトリの野生復帰が行われて、平田オリザさんが移住する街。それが豊岡市です。僕が住んでいる街でもあります。様々な観光資源があるんですが、結構点在していて、車がないと少し巡りにくかったりします。一方で、豊岡市街地の歩ける範囲にも、バー付きの映画館があったり、スタンドバーがあったり、レトロな銭湯があったり、まち歩きが楽しい場所がいくつもあります。歩く範囲だからこそ発見できる面白さや人との出会いがあって。まちあるきが楽しい理由って、偶然の出会いだと思うのです。そこで、前回は、歩いて巡る”豊岡市街地”の場所を紹介しました。
しかし、せっかく豊岡に来てくれたのに、豊岡市街地だけ見るのも少々もったいなので、今回は、車や電車などを使ったらいける場所をまとめてみようと思います。
それぞれの地域別にご紹介
城崎温泉方面
関西で有名な城崎温泉。外湯を浴衣でそぞろ歩く街。アートセンターを中心としてアートの街にもなっています。城崎温泉へは、豊岡駅から電車で10分程度です。
1.城崎国際アートセンター
平田オリザさんが芸術監督を務めるアーティストインレジデンス。ダンサー、劇団などが数週間程度滞在し、城崎温泉につかりながら、制作活動を行うためのスペースです。もともとは県の宿泊施設だったところを、いるか設計集団がリノベーションし、市が運営する現在の形になりました。数週間に1度、滞在アーティストの演劇が見れたり、イベントを行ったりしています。ふらっと訪れても、スタッフに余裕があれば、館内を案内してもらえます。アートの街を目指す豊岡市に来たら、寄っておきたいところです。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14925170/picture_pc_71cf60734626cb9f3b644e88b415ad35.jpeg?width=1200)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14925171/picture_pc_141c8efa2503c6380e0abbee318e8636.jpg?width=1200)
営業時間:9:00-22:00
連絡:http://kiac.jp
2.OFF
城崎温泉は観光客のためのごはんやさんが多いのですが、OFFの落ち着いた雰囲気はとても素敵です。コーヒーのテイクアウトもできるので、城崎に行くとごはんを食べるか、テイクアウトのコーヒーを頼んでいます。よく、城崎国際アートセンターの館長も出没されているので、偶然出くわすかも?
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14925252/picture_pc_9bf107fcb91f582998c31db22392c962.jpg?width=1200)
(ひうらさとるさんのinstagramより)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14925256/picture_pc_7c40e44c4282274a987f0b49cad4349c.jpg?width=1200)
営業時間:10:00-16:00 18:00-22:00(月曜と日曜のナイトタイムは定休)
連絡:https://www.instagram.com/off.kinosaki/
3.まんだら湯
城崎温泉は外湯と呼ばれるホテルや民宿とは別に誰もが入れる温泉が街中にいくつもあります。僕も当直明けなどによく温泉に入りに行きます。とても綺麗な御所の湯やさとの湯といった温泉は観光客が多いのですが、地元の人が多い温泉もあります。柳湯や地蔵湯、まんだら湯は地元人が多いような印象です。そこそこきれいで落ち着けるまんだら湯がおすすめです。他にも様々な温泉があり、城崎温泉に宿泊される場合、基本的に外湯は入り放題なので、様々な温泉に入ってみてください。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14925368/picture_pc_8851f5f84eb7decd8e65aaed1d6b1d8b.jpg?width=1200)
営業時間:15:00-23:00
連絡:http://www.kinosaki-spa.gr.jp/information/yumeguri/4.html
4.MMM
城崎温泉にリノベーションで有名なPUDDLEさんのリノベーションされたお家に住んでいる城崎国際アートセンターの館長"田口幹也さん"と漫画家"ひうらさとる”さん一家。僕も一度お邪魔させていただいたことがあります。広い空間に温かい空間でとても居心地が良かったことを覚えています。実は、その一階がポップアップショップになっています。館長の友人たちが城崎温泉滞在中に何かアウトプットしてもらえないかということで開店に至りました。ピエールエルメ、MINIなどの有名ブランドから東京、京都のセレクトショップまで。毎回素敵なお店に変わります。イベントをしているときはぜひ訪ねてみてください。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14927838/picture_pc_925729cf7695f00ba2f124e65ef64ca5.jpg?width=1200)
営業時間:不定期
連絡:https://www.facebook.com/MMMkinosaki/
5.城崎文芸館 KINOBUN
地域にある小さな文芸館をリニューアル。企画展として、シーズンごとに城崎に関連のあるトピックで企画展を行っています。平田オリザさんの演劇展から、城崎温泉のNPO「本と温泉」の企画展まで。本と温泉は、城崎温泉を愛する著名な作家である湊かなえさん、万城目学さんらに城崎温泉にまつわる小説を書いてもらい、城崎温泉だけで販売する企画です。温泉で読めるようにタオル型の本にしたり、豊岡の特産品であるカニの甲羅のような表面コーティングをしたり。とても面白い本になっています。城崎文芸館をはじめとした城崎温泉のいたるところで購入できます。文芸館の前に足湯もあるので、買って読んでみるのも、一興です。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14928028/picture_pc_9b642e95fc8fb59857a6ad1ab2ec4eb3.jpg?width=1200)
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14928000/picture_pc_c893ef540f696624d86112398d316d4b.png?width=1200)
連絡:http://kinobun.jp
6.イガキフォトスタジオ/フォトカフェ
まちの写真屋さん。地域と地域の人たちを温かく撮り続ける。そんなイメージそのままのイガキフォトスタジオ。ご夫婦が営まれています。お二人とも素敵な方で、僕もイベントの際に撮影をお願いしたりしています。Photo cafeというカフェも併設されています。アートセンターの近くにあるので、アートセンターに行く際には寄ってみてはいかがでしょうか?
営業時間:9:00-18:00
連絡:http://www.igakiphoto.jp
7.PARADI
兵庫県姫路市にあるギャラリーとカヌレを売っているお店が城崎に出店。城崎温泉では、パン屋さんがメイン。コーヒーも売っている。MMM、OFFと並んでいて、おしゃれゾーンを形成している。リノベーションも秀逸で居心地がよい。
![](https://assets.st-note.com/img/1709528654410-rRBxD2yjjw.jpg?width=1200)
営業時間:9:30-16:00(水曜定休)
instagram:https://www.instagram.com/paradi_kinosaki/
出石方面
出石はもともと城下町でした。出石そばが有名で城崎温泉ほどではありませんが、観光客が多い街です。豊岡駅からバスで20分程度です。
8.永楽館
近畿最古の芝居小屋。これがリノベーションされて生まれ変わりました。写真見てください。とにかくエモい。著名な歌舞伎役者もここで公演されることが増えています。またアートセンターに滞在したアーティストがこの場所で公演されることもあります。さらに素敵なことは、地域のこどもたちの落語講座や地域のフリーマーケットなども行っていて、地域にも馴染んでいます。いってみて、空気を吸うだけでも、素敵です。
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14938033/picture_pc_2bd9a196883f288491bcac4734df16f7.png?width=1200)
営業時間:9:30-17:00
連絡:http://eirakukan.com
竹野方面
とても澄んだ海岸である竹野浜があります。夏には京阪神からも様々な人が訪れます。豊岡から電車で20分程度です。
9.ひととまる
ゲストハウス、そして本のあるところ。もっと近かったら毎日行きたい!と思うほどの素敵な場所。そしてひととまるを営む石丸さんご夫婦が本当に素敵。地域おこし協力隊で豊岡に来られ、ゲストハウスをオープンさせました。とてもごきげんな場所なのですが、よりよい場所にしようというトライがとても面白い。本のあるところということで、地域の人からオススメ本を3冊ずつ寄付してもらって展示したり、ゲストハウスの宿泊費を本にしてみたりという実験感が面白いです。この実験感は僕らのYATAI CAFEににているところかもしれません。豊岡で泊まるなら、絶対ここがおすすめです。
営業時間:水曜、木曜定休
連絡:https://hitotomaru.com
日高方面
京阪神から豊岡市に来たときに一番最初に通るまち。平田オリザさんの青年団の拠点もできます。豊岡から電車で10分程度。
10.miso
一般社団法人ソーシャルデザインリガレッセ。代表の大槻恭子さん。豊岡で一番素敵な医療者と言っても過言ではないのではないでしょうか。訪問看護ステーションを運営されながら、古民家をリノベーションされ、小規模多機能型施設の場にされました。後ろの畑を地域の方と一緒に耕したり、地域と介護を繋げるような場にもなっています。また、隣の蔵もリノベーションされ、おしゃれなカフェにされました。ケアとまちづくりをするリガレッセ。興味のある方はぜひ訪ねてみてください。僕に連絡をいただければ、代表もご紹介できるかと思います。
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/15085846/picture_pc_e4d21d20293ff6bc3bf97dc78d0ec254.jpg?width=1200)
営業時間:不明(現在は閉業中)
連絡:https://rigaresse.or.jp
11.江原湖畔劇場
平田オリザさんの劇団「青年団」が東京から日高に移転します。劇場もリノベーションで作り、2020年から運用を開始しています。クラウドファンディングでは5000万円ものお金が集まるなど、注目を集めています。これから日高がどう変わっていくのか、楽しみです。
営業時間:不明
連絡:https://ebara-riverside.com
豊岡に来るには
●東京方面から
新幹線を京都で乗り換えて特急きのさきで京都駅から2時間ちょいで豊岡駅
1時間おきに特急が運行されています。
もしくは伊丹空港乗り換えで羽田から2時間ちょいで但馬空港
(羽田7:30→伊丹→但馬空港9:30、羽田15:30→伊丹→但馬17:30)
(但馬空港10:00→伊丹→羽田12:15、但馬18:00→伊丹→羽田20:00)
但馬空港からは豊岡駅まで15分程度で着くバスが運行されています。それぞれの飛行機に連絡してます。>http://www.tajima-airport.jp/access.html
※飛行機も電車もそんなに料金は変わりません。東京から往復3万円くらい。
●大阪方面から
大阪駅から特急こうのとりで2時間半で豊岡駅
1時間おきに新大阪発の特急列車があります。
※大阪からなら往復8000円くらい
※1時間おきに運行される新大阪発特急こうのとりも京都発特急きのさきはどちらかが豊岡まで行ってくれるのですが、片方は福知山という駅止まりですので、その場合は乗り換えてください。相互に乗り換えても追加料金はかかりません。
豊岡で泊まるには
豊岡で泊まるには豊岡に泊まる場合は、1925という近代建築のホテルに泊まるのもおすすめです。ゆったり泊まるなら少し値段が高いですが、willow.というコンドミニアムホテルもあります。また、Hostel ACTというゲストハウスがあり、にぎやかな場が大丈夫な方はこちらもありです。また城崎温泉が電車で10分です。値段は高いですが、泉翠、小林屋、西村屋、三木屋など、建築家がリノベーションした宿が多くあります。安めだと、ゲストハウス城崎若代さん、街のねどこkinsuiさんが比較的安くてきれいです。また、本が好きな方は、日本海が見渡せるゲストハウスひととまるがおすすめです。豊岡駅から電車で20分くらいです。また、豊岡市街地には、ビジネスホテルも大量にあって、むちゃくちゃ安いです。市民的にはグリーンモーリスが一番コスパがいいかと思います。あと、医学生なら豊岡病院見学ついでに病院宿舎に泊まれます。あと交通費が一律1万円でます。
★noteで記事にする他に、Twitterでつぶやいたりしています。
僕がいるからって豊岡に遊びに来てくれる人が何人もいてめちゃくちゃ嬉しいんだけど、自分の仕事や地域活動などもあって全員案内できないのが心苦しい。
— 守本 陽一(もりもん) (@lackooon) November 28, 2018
なので、豊岡の歩いて巡るべき場所をまとめたものを作ってみようかと思う。 pic.twitter.com/MwPyvzull8
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。読んだ感想をいただけると、嬉しいです。引用リツイートやDM等でご連絡ください。。 サポートについては、YATAI CAFEやだいかい文庫等の地域ケア活動費に使わせていただきます。