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SDGsゲーム「SDGs de 地方創生」開催 

SDGsゲーム「SDGs de 地方創生」に参加しました。

 2023年2月25日(土)17:00-21:00 一般社団法人 埼玉県中小企業診断協会SDGs共創経営研究会で開催された SDGsゲーム「SDGs de 地方創生」に参加しました。
 前回の記事(以下リンク)でも紹介したように、鳥取県中小企業診断士協会 監事の河野 小夜子様(公認ファシリテータ)に絶大なるご協力ご支援をいただき開催することができました。また、当研究会以外の埼玉県中小企業診断協会会員の他、大阪府中小企業診断協会からもご参加いただき、計26名(1チーム:2名で13チーム)での開催となりました。
 ゲーム後は、ゲームを通じて学んだことの振り返りや、中小企業診断士活動への展開等について意見交換をして無事に終えることができました。今回のゲームを企画いただいた事務局、公認ファシリテータ、そして参加いただいた皆さまには心より感謝申し上げます。 

今回のゲーム概要について

 当日のプログラムは、初めの1時間程度でゲーム主旨や操作説明、参加者同士の事項紹介等をして、その後、休憩をはさみながら約3時間にわたってゲームを楽しみました。4時間集中力が持つか心配でしたが、正直あっという間の時間でした。
 今回のゲームでは、埼玉県の人口約6万人の ある ”地方都市” をイメージしながら、「行政職員」・「民間事業者」・「一般市民」等に分かれ、役割ごとのミッションを与えられるとともに、地域状況メーター(①人口・②経済・③環境・④暮らし(ゲームは”5”からスタート))という4つ指標を向上させるということでゲームを開始しました(ちなみに、私は行政職員を担当し、経済を”8”以上にするミッションでした(一時、6まで上がったんですけれどね))。ゲームは、1ターンあたり約15分間、4ターンで終了です。ゲームの結果としては、①人口:3,②経済:4、③環境:6、④暮らし:3という地域状況メーターで環境以外の指標を下げてしまうという結果となりました。

ゲーム終了後の地域状況メーター(こんなイメージです)

 ゲーム開始後の1ターン目は、まだ参加者の皆さんも不慣れなこともあってうまく対話や協働ができず、プロジェクトを通じた成果を上げられませんでしたが、ターンを重ねるごとに要領が分かってきて、終盤の2ターンはコツのようなものを掴み、なんとか指標を維持し、一部は挽回できたという感じでした(一時、もっと下がってしまった時もありました)。

ゲームを通じて学んだこと

 ゲームを通じて学んだことは、やはり「行政」・「民間事業者」・「市民」がそれぞれの都合のことだけを考えて単独行動をしたのでは、地域全体はうまくいかないということです。換言すれば、部分最適化は、全体最適にはならないということをゲームを通じて改めて体感しました。また、自分たちが保有する情報やリソース(お金・ヒト)等を把握しつつ、相手の状況・求めているものを適切に理解・把握することで両者の対話が生まれ、その思惑が一致した場合には成果として結び付きました。これらのことを通じて、”対話(双方向)”の重要性、特にそれを生み出すには、”傾聴”という大切さを再認識することができました。
 
 今回のゲームで起こっていたこと(情報が非対称であること・対話不足・協働不足等で地域の成果に結びつかない事)は、現在 私たちが生活している各地域でも起こっていることの縮図であると感じました。したがって、持っている知識・情報等を適宜発信するとともに、共有された物事を周囲につなげていくこと(連鎖させていくこと)の大切さを再認識しました。今回、学んだことを念頭に、中小企業診断士としての活動にも展開していきたいと思います。

(参考)SDGsゲーム「SDGs de 地方創生」とは

SDGsの考え方をヒントとして、地方創生を展開していく上での「全体性」や「対話」や「協働」等の大切さを体感的に学べるカードゲームです。(今回は、オンライン版のゲームをZoomを併用することで自宅から参加しました。)。
ゲームの目的や詳細については、以下リンクや動画を参照ください。


文責:SDGs共創経営研究会 丸山康明



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