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【22日目】イミテーション・ゲームから考える人間関係

こんばんは!

今日も朝から雨の一日。午前8時に起きたものの、何となく気だるさが残っていて12時くらいまで大胆な二度寝をしました。

(まあ、たまには無理せずゴロゴロ休日でも良いですよね)

今日は、午後から映画を1本観ました。

『イミテーション・ゲーム』です。

動画で言うとサムネイルのような、一枚の映像でこの映画の面白さや魅力を表現しているポスター画像がありますよね。


目が止まる程度には面白そうだなというキャッチコピーもあったわけです。


それが、インスピレーションを遥かに超えて味わい深い映画だった時の嬉しさって格別ですよね!!


イミテーションゲーム、この映画は第2次世界大戦下でのイギリスを舞台に、戦争相手国だったドイツ軍が使用しているエニグマという非常に難解な暗号解読のために秘密裏に召集された精鋭の1人、ケンブリッジ大学のアラン・チューリングの生涯を描いたものです。


これが事実に基づいて書かれた脚本なんだと思うと鳥肌が立ちました💦ストーリーが素晴らしくて、この孤独な天才をもっと知りたいと思わせてくれます。


今日は、この孤独で不器用な天才の特性と、その周りの人物から人間関係で重要となるものについて考えてみたいと思います。


主人公のアランは、頭脳明晰ですが、言葉をそのままストレートに受け止めすぎる、または自分の思ったことをストレートに伝えすぎる特性があり、学生の頃には周囲と馴染めず同級生からのいじめの標的にされてしまいます。


そんなアランの唯一の理解者が、同級生のクリストファーでした。クリストファーは、アランには暗号解読の才能があると見抜き、その道へ導いてくれた存在でもあり、唯一心許せる友人であり、そして初恋の人でした。


その後、青年となってドイツ軍のエニグマ解読の精鋭チームに入ってからは、アランはその特性のために周囲から嫌われ理解されず孤立します。


直属の上司となる司令官に取り合ってもらえないことから、首相に手紙で直訴したのが認められ、チームリーダーになったのですが、、能力が劣っているという理由で2人解雇し、他のメンバーが必死で暗号解読している傍ら、暗号を網羅的に解読するための機械作りに精を出します。周囲から反感を買い、ますます孤立するわけです。


確かに、主人公がいくら優秀だとは言え、こんな強引すぎることをしていると上からも下からも嫌われますよね。


関係性に変化が訪れるのは、新メンバーを探すため、選考を行なった会場に現れ、チューリングに才能を見込まれ工場で働くことになったジョーン・クラークという女性の登場によってです。


ジョーン・クラークは、チューリングに興味を覚え、チームのメンバーにも積極的に声をかけ場に溶け込みます。


側から聞くと嫌味にしか聞こえないチューリングの言葉を、周りに分かりやすく通訳してあげます。


チューリングも、クラークのアドバイスに従って、差し入れをチームに渡し、下手なジョークを言うという行動が現れるようになり、徐々に周りから信頼を得られるようになるのです。


この映画から改めて考えさせられたことは次の4つです。

①人は1人だけではできることに限界がある。
②誰か自分のことを理解し、相談できる存在を1人でも良いから見つけること。
③リーダーだって個性があって良い。大事なのはお互いに理解できる一歩があること。
④チーム力を上げるには共通の課題があること。難しいミッションであるほど結束が高まる。


①人は1人だけではできることに限界がある。


どんな天才と言われるような才能が与えられている人物であったとしても、人生に与えられた時間はみんな平等であり有限のものです。


暗号を体系的に解読するシステムの完成は、アラン1人では膨大な時間がかかり、間に合わなかったと思います。


1人でできることには限界があるからこそチームの力で取り組む、周りを巻き込み協力したいと思わせることが大事だと思います。


前でも述べた通り、アランは、特性によって周りから孤立しやすく、嫌われる→悪意ある言葉をかけられる→それに対して率直な言葉を返して、さらに嫌われるという悪循環ができていました。

でも1人の理解者の存在によって、お互いが少しずつ歩み寄れるようになり信頼が生まれました。


②誰か自分のことを理解し、相談できる存在を1人でも良いから見つけること。


自分の言動が原因で結果的に孤立している、自分は嫌われていると理解していても、相手から悪意を向けられるたびに傷つき、孤独を感じるはずです。

アランほどではないとしても、人から理解されず、人知れず傷ついた経験をした人って誰しもいるのではないでしょうか。

私はあります!

私も、周りからの評価と実際の自分の思っていることのギャップや相手から受ける心ない言葉に傷ついたことって何度もあります。だからこそ、アランにとってクリストファーやクラークといった存在がいたように、1人でもいいから自分のことを理解してくれ、相談できる存在がいることは自分の心を整える意味でも必要だと思います。


自分の価値観や生き方と相容れないものは、排除したいという感情って生まれがちです。それでも、違って見えるのはこういう特性があるからだと、お互いのことが少しだけでも理解するきっかけが生まれれば、相手の見える印象って変わってくるのだと思うのです。

③リーダーだって個性があって良い。大事なのはお互いに理解できる一歩があること。


リーダーとなった時、周りから考えを理解されずに孤独に思う時があるかもしれません。それって、リーダーの考えていることや腹の内が見えないからこそ不信感を勝っていることが多いのかなと思うのです。


アランのように協調性が欠けていて不器用なタイプや、コミュニケーションは得意だけど緻密な考察な苦手。色んなリーダーがいてもいいと思います。


肝心なのは、チームのメンバーに、リーダーの思いや目指すビジョンが見えているか。理解できないものについて行くのは誰だって不安があります。理解できるようになれば、いざと言うときに手を差し伸べてくれる存在になってくれるのかも。

④チーム力を上げるには共通の課題があること。難しいミッションであるほど結束が高まる。


さらにチーム力を上げるには、共通課題があることです。

映画だとエニグマの解読。困難であればあるほど、一緒に乗り越えた時の分かち合う喜びは大きいと思います。

チームそれぞれみんな得意分野やキャラクターも異なります。それぞれの個性を認めてあげて高みの目標に向けて働き掛けていくことで、人間関係が良くなり、チームが成長し、全体のパフォーマンスが高まるという好循環を生むコツなのかなと思いました。


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