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【0609 福祉保健委員会】高齢者デジタルデバイド解消事業の進捗

みなさん、こんにちは。森田ゆきです。
今朝、NHK「シブ5時」番組でも紹介されました「高齢者デジタルデバイド解消_実証事業」について、進捗報告をいたします。みなさんの注目事業なので、速やかに報告させていただきます。

この事業は、デジタル格差をなくすために65歳以上の一定の条件を満たす方3000人に、2年間スマホを無償貸与するといった事業です。
事業紹介については、以前の投稿でも解説しておりますので、そちらをご覧ください。
https://note.com/ymorita6/n/n5130cce908ba

■対象者■
渋谷区内に住所を有する
65歳以上(令和4年3月31日時点)
スマートフォンを保有していない
区が指定する講習会等に参加できる

■講習会内容■
区から貸与された方3000人は、以下の講座を受講する必要があります。
・実施期間 令和3年9月から12月まで(3ケ月間)
・実施回数 講習会を3回、個別相談会を1回実施
      講師1名に対して参加者5名を予定してます。

・1日目 端末基本操作
・2日目 LINE他、インターネット操作
     渋谷区防災ポータル、ニュース、天気予報、radiko等の使い方
・3日目 アプリの操作
     Zoom、cocoa、地図、カレンダー、カメラ、Gooleplay、
     乗り換え案内、天気、ニュース等を予定

講座受講会場(6会場)
渋谷区役所、商工会館、幡ヶ谷区民会館、地域交流センター代々木、YCC
代々木八幡コミュニティセンター、地域交流センター恵比寿

■参加申込状況■(令和3年6月3日現在)
郵送368件、窓口118件、地域包括支援センター261件 計747件
年代は、
60代 10%
70代 45%
80代 40%
90代 5%

■募集締め切り■
6月30日(水)消印有効

■申し込み用紙受け取り場所■
高齢者福祉課サービス事業係(区役所5F)平日9-17時
地域包括支援センター 月ー土9時ー19時
町会掲示板、区施設窓口、新型コロナウイルスワクチン集団接種会場、
区内スーパーマーケット(14店舗)、区内公衆浴場(11箇所)、ハチ公バス、渋谷のラジオ他

■参加結果通知■
令和3年8月中旬に郵送

■端末貸与■
令和3年9月〜

■各委員(議員)からの意見として■
そもそもこの事業は、実証実験というものであり、今後の取り組みにどうつなげていくのか、スマホを通して何のデータ分析をしていくのか?などの意見もありました。
収集したデータを何に使うのか?については、「未定」との回答。
現在、委託事業者と調整中とのこと。それでは、目的と手段が逆ではないか?何ができるかではなく、何のデータを取りたいか?が重要ではないか?という声も多数ありました。
貸与された高齢者からは、定期的にアンケートをとりながら「習熟度をチェック」をしたり、声を集めていくようです。また、キャッシュレス決済もできると良いのでは?という意見もありました。

私からは、貸与された方が自宅で操作に困った場合のサポート体制は?という質問を投げたところ、
コールセンター9時ー17時(予定)で検討している。という回答だったので、 もう少し遅くまで対応してもらいたいと要望いたしました。

また進捗報告について報告いたします。
高齢者のデジタル格差をなくすことは、孤立を防ぎ、人と繋がる手段でもあり、またより暮らしやすく楽しみのある生活を届けられると思います。
渋谷区がこの事業でどんな成果をあげられるか、引き続きご注目ください。

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