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【令和3年度第1回定例会】 1日目ダイジェスト

(1)はじめに

 学生インターンの吉村宗純です!花粉に敏感になる季節がやってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。最近は日による寒暖差も激しく、体調の崩れには十分お気を付けて過ごされるようお願い申し上げます。
さて、2月24日には令和3年渋谷区第1定例会が開かれました。今回はその一部答弁内容を私が自分なりの解釈のもとで皆様にお届けできたらと思います。ご覧になって頂けると幸いです。

(2)区長挨拶

 初日は区長の挨拶をもって開会されます。2021年は昨年に引き続くコロナ対応や、その他既存の進行政策とどのようにして並行していくのかが重要な課題となります。その中で長谷部区長は以下の点に触れられました。簡潔ですがご紹介させて頂きます。

・コロナへの対応とオンライン健康相談
→65歳以上の高齢者の優先摂取については、4月以降とされ、公共施設を活用し、4箇所のワクチン接種集団会場を確保。また、受診が必要かどうか判らない、病気や治療について知りたいなど、診療の一歩手前の段階で区民の不安を解消できるよう来年度より自宅にいながら気軽に相談できるオンライン健康相談を開始。

ネウボラ政策(←詳しくはこちら)と待機児童解消
→今年夏、神南分庁舎跡地に(神南小学校となり)施設が完成します。1階ー3階までは、木の温もりを生かした、遊具を揃え、広場とカフェがある子育て支援スペースを設置。4階ー上の階には、中央保険相談所、子ども発育相談センター、子ども家庭支援センター、教育相談窓口など、子どもと家庭に関する相談支援を設置。ホームページもリニューアルします。
本年度4月には、認可保育園5園を新たに開設し、391人の定員拡大を図ります。これにより待機児童解消の目処が立ちました。
また、来年度から、日曜日・祝日の休日保育を、現在1園から3園体制に拡大します。

・教育
→教育ビックデータ集積をもとに、学習経歴をはじめとする様々な教育データを蓄積し、収集、分析し、生徒への個別で最適な学びに取り組む。
→デジタル教科書、令和4年4月全国に先駆け、区立全小中学校での導入を進めるため、来年度はモデル校4校で実証事業を開始します。
→日本食から世界の食文化を学び、適切な食生活や食文化を根付かせる
→シブヤ科は、本区の地域の歴史や文化について、地域の課題について、児童生徒が主体的に現状を分析、解決策を考えて子どもたちのシティプライドを形成します。本年度より全校スタートします。
→学校施設の長寿命化計画(←詳しくはこちら)具現化の取り組みについて、学校施設の老朽化に取り組む、効果的かつ効率的な整備を図るため、区や地域にある資産の有効活用のほか、民間活力を活用し、施設整備や民間事業のノウハウ、資金の活用を検討していきます。
→新設スポーツ課による部活動支援策
区立中学の運動部活動を支援するために複数校による合同部活動、外部指導員の取り組みなどに取り組んできました。部員が少ない現在、団体種目については、実践的な練習を行うことや単独校で大会に参加できないこともありました。専門的な指導ができる教員や引き受ける顧問が不足。文化部についても各校部が少なく、生徒の多様の要望に答えられているとはいえません。
教員の働き方改革の議論が高まる中、区長部局で来年度よりスポーツ部を開設し、部活動を支援の施策について、調査・研究を行っていきます。

・新型コロナウイルス対策利子補給基金の設置
コロナ禍により様々業種業界に経営に大きな打撃を受ける中、中小企業等の工面を支援するため、緊急経営支援特別支援融資あっせん事業を開始し、運転資金の借入に係る利子負担の軽減を図っていきます。今後数ケ年支援を継続するにあたり、基金を設置し、安定的な実践体制を確率します。

・スマートシティ
→区が保有する行政データ、交通データ、民間保有のデータ等、政策改善や立案につなげます。数値化された根拠を頼り、様々なステークフォルダーが区政に関わる環境を整えていきます。

・西参道プロジェクト
→明治神宮鎮座100年を迎えたことを契機に、明治神宮の参道の一つである西参道と、首都高速道路4号線の高架下空間をまちづくりの一環として整備します。将棋をモチーフとした施設の整備など、令和4年度の秋頃に地域活性化と新たなコミュニティ拠点として開設する予定です。

・住宅政策
住宅マスタープラン(←詳しくはこちら)に基づき進行します。
来年度は高齢者の住宅確保を支援する民間賃貸住宅入居促進事業を開始し、非接触型の生活を促進するためスマートフォンを活用したマンション管理や宅配ボックスの設置について実証実験を行う予定です。

・環境政策
(落書き対策/ふれあい植物センター改修/プラスチックの資源化)

→落書き対策
今年度導入したLINEを用いた通報システムを踏まえ、通報から消去までのプロセスの一連化を図る
→ふれあい植物センター
区民等がみどりに触れ合う機会に加え、新たなコンセプトとして、野菜等を栽培し、収穫・消費といった「農と食の地域拠点の施設」と位置づけ、渋谷スタイルの食農教育を発信し、誰もが学び、体験し、人と人がつながることができる施設にリニューアルします。
→プラスチック問題
家庭ゴミの資源化の重要性の周知を行い、プラスチック全般を資源として回収に向けて、令和3年度は、周知啓発を行い、令和4年度早期の実施を目指します。

・人権問題
→「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」が施行されて6年が経ちます。この6年間の学びを反映させ、「包括的な人権条例」「多様性社会推進の理念を定義する条例」へ進化させていきます。引き続き、多様性を認める差別・偏見のない社会、成熟した国際都市を目指します。

・福祉
→デジタルデバイド解消
高齢者が日常的にスマートフォンを活用することでデジタル社会の利便性を享受し、生活の質の向上につなげます。
→コロナ禍における介護給付金の在り方を考慮し、介護給付費準備基金の活用など、保険料額上昇の抑制をはかり、低所得段階に一層配慮した保険料設定を行っています。
→看護小規模多機能型居宅介護事業所や認知症高齢者グループホームなどの「恵比寿西二丁目複合施設」は3月15日、特別養護老人ホームやデイサービス事業所「かんなみの杜・渋谷」は5月1日に、事業開始します。
令和6年12月開設予定の「神宮前三丁目障がい者施設」は、本区初の重症心身障がい者及び医療的ケアが必要な身体障がい児者を対象とした複合施設を導入する予定です。
→シブヤフォント事業は6年目を迎え、来年度には新法人が設立され、産官学福共同推進体制に成長が期待されます。

 以上に関して、私が聴いていて感じたのはどの課題もコロナ禍対応と連動している点です。「コロナ禍における○○対応」といったように、現在区政に求められる要素はいかにしてコロナに立ち向かい、その上でさらなる飛躍を遂げることができるか、この点だろうと考えました。区長はお話の中で、しきりに「ちがいをちからに変える街。」このスローガンを提示され、コロナ対応はもちろんのこと、現行の課題に関しても精力的に着手していく、そのような考えをお示しになりました。

(3)一般質問(代表)

 こちらでは私が傍聴致しました質問内容とその答弁に関して簡潔にご紹介します。(自民党より質問事項)

Q.新年度当初予算案について…
1、コロナ影響により各歳入が減となった今期の予算割りの特徴は何か。 
2、限られた予算の基でどのような対コロナ施策を展開するか。

A.
1、幅広いコロナ対策と共に既存の政策に関しても滞りなく着手する必要があり、複合的課題を抱えている。
2、ICTの導入を図り、非接触型社会の確立を目指していく。

Q.新型コロナウイルスワクチン接種体制について…
1、医療従事者接種の後、一般市民の接種順位はいかようか。
2、周知方法、接種会場の確保と感染対策はどのように行うか。

A.
1、国が定めた接種順位に基づき行っていく。
2、区ニュースを用いてオンラインでも発信していく、会場に関しては渋谷区の人口散らばりを参照して不便の内容に満遍なく配置する予定で、接種は予約制の下で人数調整をして感染対策に取り組んでいく。

Q.福祉について…
1、デジタルデバイドに関する取り組みはどのようなものか。
2、介護保険料の上昇に関して、区はどのように対応していくか。

A.
1、教育分野での端末普及と共に、対高齢者向けのスマホ給付策も実施する。
2、コロナ影響による低収入の他、逼迫する暮らしを支えるべく、介護保険料の高騰は避けるよう着手していく。

Q.子育てについて…
1、待機児童の見通しはどうなっているか。
2、他自治団体の児童相談所との連携モデルを踏まえて、渋谷区ではどのような連携がなされていくのか。

A.
1、待機児童問題に関しては解消の兆しが見えており、空きも多く出始めている。なお、休日預かりに関しても受け入れ可能園を増やして対応する。
2、サテライトオフィスの設置を行ない、また職員の質を向上させるよう努めていく。

Q.防災について…
1、コロナ禍に加え自然災害発生時ではどのような対応がなされるか。

A.
1、迅速な対応と避難所の設置が急務となり、また感染対策にも十分配慮する必要がある。

Q.まちづくりについて…
1、今後の発展はどのようなものか。
2、具体的内容について。

A.
1、民間との連携をもってまちづくりに着手していく。
2、木造住宅の密集回避や防災力強化等が具体的な取り組み課題。

Q.教育について…
1、30人学級に関して。
2、今後の学校の未来像は何か。

A.
1、現在の40人学級から35人学級へと転換させていく。なお、30人実現に向けて検討していく。
2、より多様化された学び舎であり、それには長寿命化計画の具体化と共に今より多くの多様性を育むべく、フリースペースの配置が必要とされる。

Q.スポーツ支援に関する法人設立について…
1、新設スポーツ部の活動について。

A.
1、様々な年代の健康目標を設置すると共に、スポーツの環境整備や子どもの体力低下問題に対応する。具体的に、部活動の分野では教員働き方改革の基で、部活動顧問の負担を減らすべく外部指導者や専門指導員の導入を図る。また、専門委員の設置と共に文化・スポーツの奨励が任務となる。

(4)さいごに

 今回の答弁では、区長がおっしゃっていたようにコロナ対応と現行の政策の並行具合がポイントだと思いました。今までの課題に加え、コロナ禍でどのように対応するか、より複雑化した問題ではありますが、質問に対する回答はいずれもそれら課題の難解さを踏まえた上で具体的なものであったと考えています。定例会はまだ初日で、今後も2日間と続きます。2021はどのような年になるのか、注目していきたい所です。ここまでご覧になって頂きありがとうございました!

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渋谷区在住、2児の母。 盲導犬育成支援団体にて視覚障がい者の社会進出や自立促進をサポート。その後、子育て世代が多様な働き方を選択できる社会の実現を目指し「NPO法人代官山ひまわり」を創設。7年間の代表を経て、令和元年5月より渋谷区議会議員。co-ba ebisu入居中。