#現代俳句
俳句04:「いつか咲くまで」30句
泡立てる卵に殺意一欠片
拝啓をつける間もなく花は葉に
長閑さとねむたさ混ぜる朝の匙
飛花落花誰も気づかぬ爪の色
花曇りマスカラを塗る誰のため
あの日々と違う香水すれ違う
木の芽時雁字搦めの日々だった
彷徨った如月声もあげず泣く
五月闇わたしを守る傘がない
蝉の声だけが聞こえる暗い部屋
ソーダ水飲み込む言いたいこと全部
塗りたくる苺ジャムまだ怒ってる
向日葵になりたい少し大き
泡立てる卵に殺意一欠片
拝啓をつける間もなく花は葉に
長閑さとねむたさ混ぜる朝の匙
飛花落花誰も気づかぬ爪の色
花曇りマスカラを塗る誰のため
あの日々と違う香水すれ違う
木の芽時雁字搦めの日々だった
彷徨った如月声もあげず泣く
五月闇わたしを守る傘がない
蝉の声だけが聞こえる暗い部屋
ソーダ水飲み込む言いたいこと全部
塗りたくる苺ジャムまだ怒ってる
向日葵になりたい少し大き