子どもの教育資金の計画、立てられていますか?貯め方や見直し方を徹底解説|🌎世界の教育資金事情もご紹介
ランドセルのセイバンが運営する「探究子育てまなびメディア Soda! Soda!」の学びコンテンツ「教育のアレコレ」の最新記事「子どもの教育資金の計画、立てられていますか?貯め方や見直し方を徹底解説|世界の教育資金事情もご紹介」を書かせていただきました。
10/5に掲載された「子どもひとりに2,000万?幼稚園から大学まで、子どもにかかる教育資金事情とは」の後編にあたります。
💰前編では実際に子どもを大学まで行かせる場合にどれぐらいの学費がかかるか、という今の子育ての実態をご紹介。今回の後編では教育費の計画の建て方・貯め方・見直し方をご紹介しています 👓📖🖊
🏴記事の中には私が住んでいるスコットランドの子育て支援も紹介させていただきました。実はスコットランドは社会福祉が充実していて、記事には書ききれなかったほど!
🏴🏥 例えば、医療費は無料です。(※プライベートの医療機関を利用する場合は有料。) スコットランドはスコットランド国民健康サービス(NHS Scotland)があり、病気や怪我で医療機関を利用する場合は無料になります。💊また医師が処方した薬も無料です。(薬局などで売っている市販の薬は有料。) そのためスコットランドでは病院に行くのにお財布は必要ありません。これは妊娠中の妊婦検診にも、出産、産後検診にも当てはまります。スコットランドで子どもを産むのは実質無料なのです。
そして妊娠中に申し込むと政府から「🚼ベビーボックス」という出産お祝いボックスがもらえます。このベビーボックスの中には、生後〜6ヶ月頃までのベビー服、ガーゼ、ブランケット、体温計、おくるみ、絵本、歯固め、ベビーラップ(抱っこ紐)など産後に必要なグッズが入っています。そして箱にピッタリとフィットするマットレスも入っており、箱を生後6ヶ月頃までのベビーベッドとして使うこともできるのです。
もちろん子どもの予防接種も無料です。💉産後の予防接種から、毎年行われるインフルエンザの予防接種、そしてコロナ禍のワクチン接種などはすべて無料。つい先日、学校と通してインフルエンザの予防接種のお知らせを受け取りました。毎年、学校にNHSがきて生徒全員にインフルエンザの予防接種をしてくれるのです。しかも、しかも!予防接種は痛みや怖さのないフルミスト(鼻スプレー)👃✨
また記事にも書かせていただいたのですが、子育て世帯には「チャイルド・ベネフィット」という手当が受けられます。これは日本でいう「児童手当」にあたるもので、子どもが16歳になるまで受給できます。そして、このチャイルド・ベネフィットを受給している親は子どもが12歳になるまで国民年金の支払いが免除になります。
実はそれだけではありません。
女性の中には産後数年で仕事復帰することもあるかと思います。そのような時に親(子どもにとっての祖父母、親戚でも)にベビーシッターをお願いした場合、その祖父母が国民年金の支払いを免除されるのです!(※祖父母が国民年金の受給開始年齢前に限る。) 孫の面倒を見る祖父母にとってもメリットがあるなんて、とても考えられたシステムだと思いませんか?
他にもスコットランドの子育て世帯にやさしい支援を記事の中にちょこっと書かせていただきました。
北欧のような福祉国家を目指すスコットランドは、近年、イングランドとかなり方向性の違いが顕著になってきているように感じています。イングランドは大学の学費も有料、医師が処方する薬も有料化されていますし、これからは医療もどんどん有料化されていくのではないか……と囁かれています。逆にスコットランドは社会福祉を充実させ、国民の幸福度の高い国づくりを展開中。
今回、記事の執筆にあたって、日本の子育て支援もどんどん進んでいるんだということを実感しました。私たちが定年を迎えた時、国を支えているのは紛れもなくいまの子どもたちです。そんな子どもたちと子育てしている働き盛りの世代を社会や国がうまくサポートできるようになるといいなあ、と思わずにはいられません。
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