共感工房 “すべて、合点がいきました”

◆ なるほど、そういうことでしたか!

~~< 以下 引用 >~~   ■ プリゴジン暗殺に「アフリカ利権」の影 旧仏植民地諸国を狙い撃ち ⇒ https://is.gd/s1oKP9

 ロシア民間軍事会社「ワグネル」の指導者、プリゴジン氏らの衝撃的な航空事故死の謎を解く鍵の一つは、アフリカ利権をめぐる政権との暗闘にありそうだ。ワグネル幹部の一掃で、今後はロシアが国家ぐるみでアフリカの紛争地域に武力進出する可能性がある。

●アフリカ歴訪直後に墜落

 ワグネルはアフリカの10カ国で活動し、約5000人の傭兵部隊を派遣。天然資源や採掘権へのアクセスと引き換えに、要人警護や武器提供を行い、アフリカでの収益はこれまでに2億5000万ドル相当(英紙フィナンシャル・タイムズ)と推定されている。

 ロシアの独立系ネットメディア「重要な歴史」(8月25日)は、プリゴジン氏らがアフリカに出掛けたのは、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)が国防省系列の民間軍事会社にアフリカへの傭兵部隊募集を開始させたことが発端で、利権闘争が背後にあったと報じた。

 一行は帰国後、モスクワでGRU幹部と協議し、その直後に情報機関が自家用機に爆弾を仕掛けた可能性があると「重要な歴史」は示唆している。

●ワグネル幹部を一網打尽

 6月のワグネルの反乱収拾後、プーチン政権は膨大なアフリカ利権をワグネルから奪おうとし、ロシア外務省幹部が関係諸国を歴訪していた。

 プーチン大統領は7月にサンクトペテルブルクで開いたロシア・アフリカ首脳会議の非公式の場で、ワグネルと距離を置くようアフリカ首脳に要請。GRUのアンドレイ・アベリヤノフ将軍を隣に座らせ、「ロシア政府の新しいアフリカ担当」と紹介したという。

 墜落機には、アフリカの傭兵部隊を管轄したワグネルのナンバー2、ウトキン氏やビジネスを担当したナンバー3のチェカロフ氏も同乗しており、ワグネル指導部を一網打尽にする狙いがあったかもしれない。

●ロシア軍が利権を掌握へ

 プーチン大統領は首脳会議で、「ソ連時代からのアフリカとの伝統的な友好関係」を強調したが、プーチン体制下のアフリカ進出はソ連時代とは大きく異なっている。

 旧ソ連は「民族解放」というイデオロギーを掲げ、経済援助をてこにアフリカに進出。多数の経済顧問団が駐在して近代化を手助けした。

 これに対し、ワグネルは紛争地帯で一方の側に肩入れし、武器援助や軍事教練、政権の警護を行って資源利権を獲得した。今後はワグネルに代わって正規軍や軍情報機関が進出し、内戦や政権不安定に乗じて利権を維持するようだ。

●西アフリカがテロの温床

 アフリカの紛争地域は、7月に軍事クーデターが起きたニジェールやマリ、中央アフリカ、ブルキナファソなど旧仏植民地が多く、ワグネルはこれらの紛争地域に武力介入し、内戦を利用して漁夫の利を得てきた。

 プーチン政権はワグネルを無力化し、その利権を奪ってアフリカで反欧米闘争を拡大、資源利権の確保を狙いそうだ。

●アフリカ利権で中ロ対立も

 中国は「一帯一路」に沿ってアフリカ進出を強化。アフリカ全土に約100万人が駐留し、各国でインフラ建設や経済援助に当たっているという。

 米紙「ニューヨーク・タイムズ」によれば、今年3月、中国人技術者8人が中央アフリカのダイアモンド鉱山で殺害される事件が発生。中国側は鉱山の治安を担当するワグネルの部隊が犯人とみなしてロシア政府に抗議し、習近平国家主席の訪ロ前に関係が一時緊張したという。


◆ このコラムが指摘するシナリオは、概ね正しいと思います。

 私が指摘してきたこととも符合する。これで、私もようやく合点がいきました。

 プーチン氏と軍が敵対しているわけではなくても、軍には軍としての都合がある。正規軍は巨大な組織。そこには、それなりの内部的な官僚機構のようなものがある。

 プーチン氏は、軍の考え方が気に入らなくても、すぐにはどうこうできない。人事などで、少しずつ自分の考え方を浸透させていくしかない。[ #人事 ]

 プリゴジン氏のご主人様はプーチン氏。そのプーチン氏がガマンしているというのに、プリゴジン氏が正規のロシア軍の幹部を口汚く罵るのが理解できませんでした。

 ワグネルは、所詮は、国際的暴力団のようなマフィアの一組織にすぎない。プリゴジン氏もそれくらいは理解していたと思いますが、なぜあんなにムキになったのですかね? [ #ムキになる ]


◆ 蛇足ですが、そもそも、マフィアは利権のために存在しているようなもの。

 そのことを、日本のヤクザなどは、“渡世”とか“義理”などと表現してきました。

 私流に言えば、それは“利権”。マフィアにとっては、せっかく自分たちが命がけで育んできた利権が、軍にあっさり横取りされるのは死ぬよりもつらい。[ #利権 ]

 ワグネルでは、そのために死んでいった人も少なくないはず。コラムにある中央アフリカのダイアモンド鉱山の事例など、その典型でしょう。

 プリゴジン氏は、ガマンできなかったのでしょう。マフィアにはマフィアの掟がある。新選組にも“御法度”がありましたよね。掟がなかったら、誰にも信頼されない。[ #御法度 ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?