題... 安倍首相には“ツキ”がある
◆ オリンピックの延期が実現すれば、安倍首相個人にとってはありがたいこと。
すでに、カナダとオーストラリアは予定通りの開催ならオリンピックに参加しないと表明しました。まだ表明していない欧州諸国も気持ちは同じでしょう。
世界の各国が“鎖国”状態になっている現状で、オリンピックなどできはしない。
この世界的なコロナウイルス騒動が2~3か月で収束するとは、とても思えません。ならば、オリンピック延期は、既に決まっているようなもの。
これは、安倍首相個人にとってはありがたいこと。オリンピック延期で関係者はバタバタ忙しくなるし、それは、安倍首相も同じ。[ #オリンピックは延期 ]
オリンピック延期は安倍首相の責任ではないというのが、安倍首相にとって好都合。
◆ 安倍首相は、オリンピック延期にまつわる仕事で忙しくなることは確実で、それ以上に、当面はコロナショックへの対応に忙しくなる。
でも、オリンピック延期もコロナショックも、安倍首相に直接的な責任はないというところが、安倍首相には理想的な展開と言えましょう。
と言うのも、国会では、昨年末くらいまで、森友学園騒動から桜を見る会騒動、さらには検事総長人事に関するゴタゴタなどで、安倍首相個人の責任を追及する動きが目立っていました。
これからしばらくは、“他のことは忙しくてそれどころではない”というスタンスで個人的な責任追及をかわし、コロナショック対応に専念できる。[ #コロナショックに専念 ]
“絵に描いた餅だったアベノミクス”が失敗した責任もウヤムヤにできる。すべての経済政策の失敗を、コロナショックのせいにできるのです。[ #経済政策の失敗 ]
コロナショックは降って湧いたような災難で、防ぎようがなかった。安倍首相のせいということにはならない。天の邪鬼な私から見れば、安倍首相は、稀に見る強運の持ち主。
一度目は自滅。“他に適当な人がいない”と二度目の出番が回ってきた安倍首相ですが、首相を完全引退する時は、災難をおさめた首相としての花道を飾ることができそう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?