共感工房 “昨今の情報機関はお粗末”

◆ CIA長官ともあろう人がこの程度のことしか言えないのでは、お粗末!

~~< 以下 引用 >~~   ■ プリゴジン氏、ベラルーシ首都に滞在 米CIA長官が見解 ⇒ https://is.gd/jRG7Ke ■

 米中央情報局(CIA)のバーンズ長官は20日、ロシア民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏の所在について、現在はベラルーシの首都ミンスクにいるとの見解を示した。

 ロシアのプーチン大統領については「報復の究極の信奉者」と形容し、「プリゴジン氏がさらなる報復を受けずに済めば驚きだ」と指摘した。 「私がプリゴジン氏なら、毒味役をクビにはしないだろう」とも語った。

 バーンズ氏はロシアには多くの不満がたまっていると述べ、「情報機関としてこのチャンスを生かす機会を無駄にはしない」と表明。


◆ バーンズ長官の見解は、昨日、私がブログで指摘した内容とほぼ同じ。

 情報機関は、世界各地に信頼できる情報源を持ち、それらからの情報をあるシナリオに組みあげて複雑な状況を説明できるから情報機関としての存在感がある。[ #情報機関の存在感 ]

 情報源も何もなく、通信社の情報などを丹念に分析して見解を表明している日本の一介の情報リサーチャー(私のこと)と同じ程度のことしか指摘できないのでは、情けない。

 そもそも、情報機関のトップは、昨日のイギリスのMI6長官もそうでしたが、マスコミに出てきて、誰でもが思いつく興味本位のことを自慢げに言っているようではダメ。

 情報機関のトップとしては失格だと思います。それでは、昨今の世間に溢れる煽り目的の“インフルエンサー”と大差ない。[ #インフルエンサー ]


◆ イラク戦争をはじめたのも、実は、イギリス情報機関の勇み足の誤報からでした。

 イギリスの情報機関が、イラクのフセイン大統領は化学兵器などの大量殺りく兵器を隠し持っている云々の作り話を当時の首相のブレア首相に報告したらしい。

 それを信用した当時のブレア首相が、当時の実力者だったアメリカのブッシュ大統領と日本の小泉首相を説得して“フセイン大統領成敗”に乗り出したのが、イラク戦争でした。

 やはり、化学兵器など発見できませんでした。おそらく、イギリス情報機関の作り話。ブッシュ大統領も小泉首相も、イギリスの情報機関に踊らされて、とんだ“赤っ恥”。[ #赤っ恥 ]


 まぁ、イラクのフセイン大統領の強引なやり方は評判が悪かったので戦争責任云々の騒動にはなりませんでしたが、結果として、英・米・日のトップの引退は早まりました(→ 注1)

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●(注1)  イギリス情報機関の誤報がイラク戦争の引き金になったことなどについては『ロシアが満を持してアメリカに正式に抗議したとか』をご覧ください。[→ https://is.gd/tEKrg2 ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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