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題... 国として立つ瀬がないようではダメ

◆ 当然、韓国も対抗措置をとってきます。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 韓国副首相「相応の措置を必ず取る」 対韓輸出規制強化で断言 ⇒ http://bit.ly/2Yws69d     韓国大統領府は4日、国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き、日本政府による韓国向け半導体素材の輸出規制強化を「世界貿易機関(WTO)の規範や国際法に明白に違反した報復」と断定。日本の措置撤回に向け、対応策をとっていくことを決めた。


◆ その程度のことは、想定の範囲です。

 今回の日本の措置は、“まずは、てはじめに”という程度のことだと理解しておくことが大切と思います。対象品目などは、いくらでも増やせます。
 安倍首相の、“相手が約束を守らない中で優遇措置はとれない、禁輸措置ではなく優遇措置の撤回で、WTO違反ではない”という発言が、それを端的に物語っています。
 安倍首相は、トランプ氏流の強引なやり方が意外に好きらしい。自分も、トランプ氏が対中国との経済戦争でやったような手法をやりたいのだと思います。
 つまり、韓国も、今回の措置の前提として、“日本(→ 安倍首相)が、めずらしく、本気で怒っている”と理解しておかなければなりません。[ #本気で怒る ]


◆ 日本の近年の外交の基本的スタンスは、“金持ち喧嘩せず”でした。

 日本は、戦争は放棄しているし、基本的に争いごと全般を好まない。つまり、多少のお金で解決できる問題なら、何かことが起きてもガマンが基本です。[ #ガマンが基本 ]
 でも、さすがに、国としてのメンツをつぶされれば見過ごせない。国と国との約束事は守ってもらわないことには、日本は“国として立つ瀬がない”。[ #立つ瀬がない ]
 日本は、15年かけた交渉の結果として、“日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約(1965年、佐藤栄作政権と朴正煕政権で調印)”によって戦後補償問題は解決したという立場。
 その後も、日韓基本条約にまつわる何某かの問題もあったようですが、2005年に盧武鉉政権下で、請求権云々については韓国政府が責任をもって行うと明言していました。
 なのに、このあり様。自分の国の過去の政権が行ってきたことをも簡単に覆す。こんな無責任な国は信用できない。信用できない国は、とっちめることも必要です。
 私が韓国の大統領なら、“裁判の結果は覆せない、日本企業の補償金等については超法規的措置によって韓国政府が肩代わりする”というあたりを落としどころにします
 超法規的措置は韓国のお家芸。韓国なら、簡単にやれる。韓国の文在寅氏に、そこまで達観できる度量があればいいのですが … [ #超法規的措置 ]


◆ 蛇足ですが、今回この件にまつわることをいろいろ調べていたら、興味深い記述がありました。

 日韓基本条約の日韓会談の“第3次会談(1953年)”の日本側の首席代表を務めた外務省参与の久保田貫一郎氏の指摘が興味深い。
 つまり、久保田氏は、韓国人の気質について“韓国人は、強き者には屈し、弱き者には横暴”だと認識していたらしい。[詳細は、『日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約』http://bit.ly/2NHJDdo 参照]
 これは、私がこの30年間、機会あるごとに韓国人の価値観を分析した結果の韓国人のイメージと同じ。個別的には、その例外的な人も少なくはないことは、念のために。


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