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題... 人間は“脳”に支配されている生きもの

◆ 昨今のスポーツ界は、間違った考え方の指導者が多いようです。

 最近は、何を勘違いしたのか、スポーツ界はパワハラ流行り。女子レスリング、日大アメフト、ボクシング、さらには女子体操、今度は、女子アイスホッケー。
 ここ数日のワイドショーでは、少年野球の名門チーム監督の暴力騒動までもやっていました。
 私が若い頃は、そんなのも“熱血指導”としてけっこうもてはやされていました。でも、やはり、あんな指導方法は間違いだと思います。
 熱血指導や暴力行為で選手を委縮させるようでは、指導者として失格。[#指導者失格]

◆ ここ数日、テニスの全米オープンで優勝した大坂なおみ選手の話題でもちきり。

 大坂なおみ選手はテニスの腕も非凡ですが、彼女の天真爛漫で何の嫌みも感じさせない人柄もすばらしいと思います。子どもには、あんな風に育ってもらいたいですね。
 ということで、なおみちゃんフィーバーは当然ですが、彼女と同じくらいにコーチのサーシャ・ベイジンさんも話題になっています。[#コーチ]
 彼は選手としては一流になることはできなかったようですが、コーチとしての経歴はすごい。なおみちゃんに負けた女子テニス界のレジェンドのセリーナ・ウィリアムズ選手のコーチもやっていたらしい。
 まさに、“女王請負人”の印象。彼にコーチしてもらうようになって、なおみちゃんは“練習がすごく楽しくなった”と言っているらしい

◆ 人間は“脳”に支配されている生きものなのです。

 頭と体が委縮したのでは、何の意味もない。楽しく練習できないと腕前も上がらないということ。なおみちゃんは、いいコーチに巡り会って、ツイていました。
 あまり細かな技術的なことは、どうでもいい。彼がコーチングで心がけていることは、“より堅実に、ポジティブな態度を貫く”こととか。[#ポジティブシンキング]
 要するに、“本来もっている潜在的な資質を、ほめて、のばしてやる”のが、彼のコーチとしての考え方なのだと思います。(→ 注1)
 まぁ、いくら彼でも、もともと資質がない人をコーチしても大した成果はあげられないとは思いますが、それにしてもすばらしい。

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●(注1)  “ほめてのばす”ということに関しては、2018.9.3のブログ『”ほめてのばす”というのは真実かも』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2NeB21d


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