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題... 改革派の完敗でした
◆ その通り、完全な“力不足”。むしろ、作戦ミスなのかも?
~~< 以下 引用 >~~ ■ 河野氏、総裁選敗北「私の力不足」 高市・野田氏、再挑戦見据える ⇒ https://bit.ly/3oi7uRN ■ 河野氏は、党員・党友票で圧倒したものの、議員票が伸び悩んだ。投開票後、記者団に「結果が出たので、自民党として一つにまとまって歩み始める」と強調。次期総裁選をにらみ、「チャンスがあればしっかりやっていきたい」と捲土(けんど)重来を期した。
◆ 選挙戦の様子を見ていて、私は、“こりゃ、ダメだな”と感じていました。
私は、今回の自民党総裁選挙は、何となく、小泉純一郎氏が自民党総裁になった時の総裁選挙と似た構図だなと思っていました。利権守旧派に対して改革推進派が挑む構図。(→ 注1)
あの時は、改革推進派の泡沫候補だった小泉純一郎氏は、世のおばちゃんたちにとてつもない影響力のある田中眞紀子氏に支援してもらって、圧倒的な世論を盛りあげました。
自民党の議員諸氏にさほどの影響力もない人が自民党総裁になるには、世論を盛り上げるしかない。世論を盛り上げることができれば、国会議員は世論に従うものなのです。
田中眞紀子氏は、私が“改革ブルドーザ”とニックネームをつけたほどの改革好きで、世論を煽る不思議な才能があります。[ #世論を煽る ]
国民は、小泉純一郎氏と田中眞紀子氏の“掛け合い漫才”のような選挙戦で、催眠術にかかったように小泉氏支持になりました。そうなると、議員も、国民に従わざるを得ない。
◆ で、今回の河野太郎氏の選挙戦の様子を見ていると、あまりにも、“良い子”すぎる。
総裁選の作戦らしいものもなく、討論会などでも普通に持論を述べるだけ。おもしろくも何ともない。そんな持論はあらためて聞くまでもなく、みんな知っている。
こんな選挙戦では、やる前から勝負は決まっている。はじめから、勝ち目はない。
せめて、何らかの方法で、田中眞紀子氏に代わる影響力のある“インフルエンサー”的な人を頼んで応援してもらうしかない。[ #インフルエンサー ]
私は、現在の政界でその役割をこなせるのは、小泉純一郎氏か小池百合子氏くらいしか思いつきません。でも、両氏とも、自民党総裁選にしゃしゃり出てくるわけもない。
今はコロナ騒動の真っただ中で、街中で人々を集めて街頭集会をやって世論を盛り上げられなかったことも、河野氏にとってはツイてない感じでした。
◆ 国民は、新総裁の岸田文雄氏が掲げていた“所得倍増計画”に期待して、もうしばらくガマンするしかない。
でも、この所得倍増計画も、アベノミクスと同じで“能書き倒れ”の感が否めません。具体的な政策は何もない。
自民党政治家たちは誰も口にしませんが、実は、日本人の平均賃金は、長年のアベノミクスのおかげで、先進国最低水準にまで落ちぶれています。[ #先進国最低水準 ]
日本の総合的な競争力に至っては、先進国最低どころか、世界の31番目にまで落ちています。日本は、一流国どころか、事実上は三流国になり下がっています。(→ 注2)
私は、こんな経済のありさまで、国が目標にすべき豊かな生活などありえないと考えています。
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●(注1) 自民党総裁選挙の構図などについては、2021.09.16のブログ『混沌だけどもチャンスはある』をご覧ください。[→ https://bit.ly/3m7q5xk ]
●(注2) 日本の賃金や競争力の低下などについては、2021.09.21のブログ『日本の競争力は安倍政権以降は低下の一途』をご覧ください。[→ https://bit.ly/3oh2P2z ]
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