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題... 失敗の本質を目の当たりにしたロシア

◆ 私が大学を終えた頃に話題になった本に、“失敗の本質”という本がありました。[ #失敗の本質 ]

 これは、科学的な組織研究の第一人者と私が勝手に認めている野中郁次郎氏が中心となって昭和59年に旧日本軍のやり方を詳細に分析して書かれた名著。

 プーチン氏がこの本を読んでいるわけもありませんが、今のプーチンロシアを見ていると、プーチンロシアは失敗の本質が指摘した通りの展開になっている気がします。

 プーチンロシアは、これまで通りのことをやっていても、失敗の上塗りが必然。プーチンロシアは自分の真の実力を達観し、戦略を大幅に修正することが不可欠です。

 私は、ロシア国民が気の毒。長年世話をしてきた国(ウクライナ)に裏切られ、焦ったプーチン氏がウクライナ侵攻作戦をやらかし、結果としてロシア国民を不幸にしました。


◆ 蛇足になりますが、失敗の本質が指摘していた要点を私なりに整理すると …

 この本は、1984年に出版された古い本です。

 私は、当時、戦略の分野に関心が高かったので、夢中になって関連本なども読み漁っていました。この本も、もちろん読んだのですが、既に40年近くも前のこと。

 実は、本の詳細は忘れてしまいました。まぁ、この種の本は、詳細を覚えておく必要はない本が指摘してくれた“真理”を、かいつまんで自分なりに掴むことが大切です。[ #本が指摘した真理 ]

 失敗の本質の真理は、“組織は、環境変化を適切に認識しておくことが大切。 環境の変化を正しく見ないで、過去の成功体験だけに固執していたら必ず失敗する”ということ。

 今回のプーチンロシアのウクライナ侵攻作戦は、その通りの結果になりました。

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