共感工房 “特許で権利を担保する発想”

◆ 当然そうなります。

~~< 以下 引用 >~~   ■ ロシア、イラン製参考にドローン生産を開始か 英調査 ⇒ https://is.gd/ewlJUz ■

 英国に拠点を置く団体「紛争兵器研究所(CAR)」は、ロシアがイランのドローン(無人機)「シャヘド」の自国版を生産しているとの調査結果を明らかにした。

 だが先月ウクライナで使用された2機のロシア軍のドローン「ゲラン2」の残骸をCARの調査員が入手し、詳細に分析したところ、ロシアが「シャヘド136の国産版の生産と実戦配備を開始した」ことが明らかになったという。

 調査員は「機体構造とナビなどの内部装置の大きな違い」から、2機がイランではなくロシアで製造されたことが判明したと説明。ドローン生産はロシアが無人兵器の大量使用を拡大する上で転換点だとも指摘した。

 「ロシアが国内でドローンを生産し始めたという証拠は、同国のドローン能力の重要な進化を示している。これによりロシアは特攻ドローンを使い続けることができる」と調査員は指摘している。


◆ 軍事用ということになると問題も多くなりそうですが、日本の出番なのかも?

 今や、空中映像の技術や広い農場を管理する技術としてドローンが不可欠。[ #ドローン ]

 昔はヘリコプターなどで空中からの映像を撮っていましたが、今は、ドローンが主流。

 新潟で農業をしている学生時代からの友人の話では、最近は農業もドローンが主流になってきているという。

 新潟では、GPS技術をドローン制御に取り込み、自動で消毒させるシステムがあるらしい。ドローンに一定の処理を設定しておくと、勝手に田畑を消毒してくれるのだとか。[ #技術の融合 ]

 うちの近所ではそんな光景は見たことがないのですが、新潟などの広大な田畑ではそれが普通になってきているらしい。


◆ つまり、日本の関連メーカーには、その種の技術が蓄積されているということ。

 いよいよ、日本の時代になったのかも? ドローンも例外ではない。

 私は、以前から、日本の技術の真骨頂は“デバイス技術”とだ指摘してきました。日本の部品技術はすばらしい。日本の部品を使わないと、品質や信頼性の高い製品は作れない(→ 注1) [ #部品技術 ]

 当然、日本のメーカー各社は、そんな技術は、特許で権利を担保しているはず。でも、軍事に転用可能な技術ということになると、難しい問題も出てくる。[ #特許で技術権利を担保 ]

 もちろん、ロシアも、民生用なら特許で技術を保護しようというスタンス。しかし、軍事技術ということになると、特許などで保護しても、さほどの意味はない。

 そもそも、ロシアは、個人の権利を保護する類の発想は乏しい。“お国のため”ということを謳えば、何でもありなのです。[ #お国のため ]

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●(注1)  日本の技術は、部品技術という点に特色があるということについては、2022.07.14のブログ『うれしいような悲しいような技術力』をご覧ください。[→ https://is.gd/I3pwnG ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房


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