見出し画像

題... 何となく、“満州事変”を彷彿させる

◆ 今回のロシアのウクライナ侵攻は、門外漢にはさっぱり理解できません。

 ロシアが“なぜ”ウクライナに大々的に侵攻することになったのか、私は、見当もつきません。ウクライナはロシアにとってそれほどまでに大切な国ですかね?

 当初のプーチン大統領の主張は、ウクライナ東部に住むロシア人がウクライナ軍に迫害を受けている云々とか、ウクライナは密かに核兵器を開発している云々でした。

 もし、それが事実なら、プーチン大統領の主張にも“一理ある”とは思います。隣国でそんなことが起きているのなら、隣国のロシアとしても放置はできない。[ #一理ある ]

 でも、その後の様子を見ていると、ことはそれほど単純でもなさそうです。


◆ 最近では、“イラク戦争”も、イラクのフセイン大統領が大量殺りく化学兵器を隠し持っているというのが、戦争の“大義名分”でした。

 で、結果的には、米・英・日が結束してことに対処しました。

 でも、戦争を起こす大義名分だった“イラクは大量殺りく兵器を隠し持っている”はガセネタで、イギリスの情報機関もたらした失策だったことは戦争終結後にわかりました。[ #大義名分 ]

 まぁ、イラクのフセイン大統領の残虐さや横暴さは世界の常識だったので、フセイン大統領を抹殺できたことをよしとして、米・英・日の首脳はおとがめなしでした。

 でも、彼らは、公式的にはおとがめなしでしたが、その失策で引退を早めてしまったのは皮肉なものでした。戦争を起こせば、ロクなことにならない。


◆ 唐突ですが、今回のロシアのウクライナ侵攻は、かつてわが国がかかわった“満州国”の騒動と何となく似ている気もします。

 つまり、“満州事変”と言われている騒動です。[ #満州事変 ]

 そんなことにはことさら関心もない私は、満州事変についても、ことの真相はわかりません。でも、あれを契機に、アジアで大々的な戦争が勃発したというのが私の認識です。

 軍関係者がしゃしゃり出てくると、結果としては、ロクなことになりません。当初の両者の思惑などはどうでも良くなって、単なる“殺し合い”になってしまいます

 要するに、“国としての面子(めんつ)の問題”にすり替わり、両者とも、引くに引けないことになってしまうもの。そして、それで困るのは一般国民なのです。

 この類の問題は、所詮は、両者の話し合いか殺し合いでしか収拾はつけられない。だから、直接かかわりあいのない人は、“君子危うきに近寄らず”を決め込むのがいい。

 そんなやり方が、私の主張する“社会相対性理論”。“来るもの拒まず、去る者追わず”なのです。(→ 注1) [ #来るもの拒まず去る者追わず ]

~~~~~

●(注1)  “社会相対性理論”のことについては、2021.02.19のブログ『社会相対性理論と達観力』をご覧ください。[→ https://bit.ly/3wVyQxX ]

ここから先は

30字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?