共感工房 “AIは次第に洗練されていくのです”

◆ 私はゲイツ氏の考え方と概ね同じ考え方をしています。

~~< 以下 引用 >~~   ■ AIのリスクは現実だが対応可能 ビル・ゲイツ氏が見解 ⇒ https://is.gd/aLehH0 ■

 ゲイツ氏は11日のブログの中で、AIに関する最大級の懸念として、偽情報が拡散される可能性や雇用が奪われる可能性を挙げた。

 しかしそうしたリスクは「対応可能」だと述べ、「一大イノベーションがコントロールしなけらばならない新たな脅威をもたらしたのは、今回が初めてではない」「かつてもあった」と指摘した。

 ゲイツ氏は、移行期に「不安を感じるのは自然なこと」だとした上で、自身は未来に対して楽観的だと言い添え、「新技術によって生じた課題が解決可能なことは、歴史が示している」とした。


◆ 私は、最近、マイクロソフトの“新しいBing”を使っています。[ #新しいBing ]

 これを使えば、誰でもが一定レベルの評論家になることができます。つまり、みんなが気が利いたことが言えるようになり、面倒な手間もなくなります。

 社会現象を評論したければ、まずは、そのことについて情報収集しなければなりませんが、それは、実は大変な作業だったのです。

 私は、昔から、合理性の限界を元にした人工知能コンセプトについて言っていたサイモン氏を信奉していたので、 AIにも高い関心を持っていました(→ 注1)


 そこで、Bing AIはどこがAIなのか聞いてみました。

~~< 以下 Bing AIとのやり取りの抜粋 >~~

 私は、マイクロソフトが提供する検索エンジン「Bing」にGPT-4搭載の「AIチャット」を組み込んだ新しいBingとして、AI技術を使用しています(1)。GPT-4は、OpenAIが開発した強力な大規模言語モデルで、自然言語の理解と生成ができます。

 Bing AIは、このGPT-4とBingの検索技術をかけ合わせることで、チャットの回答時にウェブの情報を検索し、最新の情報を踏まえた回答をすることが可能です(2)。

 また、Bing AIは、ビジュアル機能やコンテンツ生成機能なども備えています(3)。Bing AIは、ウェブの副操縦士として、あなたの探索や創造をサポートします
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 Bing AIからは、そんな回答が瞬時に返ってきました。

 文章構成も一流評論家なみのセンス。学術論文的に“出典”や参考にしたコラムなどもはっきりしているので、誤解することもなさそう。“フェイク”も何となくわかる。

 そもそも、AIは繰り返しの学習で自分を洗練していくシステム。AIは、最初から最適解をめざしてはいない。でも、その時点でのひと通りのことは教えてくれる。

 ならば、この種のことは、Bing AIに聞けばことが足りるようになりそうです。ネットでさまざまな評論をするには、便利な道具になると思いました。

 あくまでも“道具になる”のです。みんながこれを使いこなせるようになれば、並の評論家や煽り目的の目立ちたがりインフルエンサー(?)は出番がなくなると思います。[ #創造の道具 ]


◆ ちょっと気になったのは、Bing AIがどんな“ビジネスモデル”を身につけるのか。[ #ビジネスモデル ]

 私は、これまで、ネット検索にはグーグルを使っていました。グーグルがこれほどまでに普及したのは、検索技術と広告技術をうまく融合することが出来たから

 つまり、“ターゲティング広告システム”のこと。ターゲティング広告は、実に、良くできたシステムと思います。良くできているから、みんなが利用する。

 みんなが利用すれば、グーグルに巨大な広告収入をもたらします。グーグルはあんな途方もない大掛かりなシステムを維持できるのも広告収入のおかげ。

 グーグル検索は“どんなキーワードで検索するかが大切です”が、Bing AIにターゲティング広告は馴染みますかね? そこらあたりが、少し気になります。

 広告をビジネスモデルにすると、一般ユーザーには費用的負担がかかりません。一般ユーザーは、“ネット利用はタダ”でないと気が済まないところがあるのです。[ #ネット利用はタダ ]

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●(注1)  サイモン氏の人工知能コンセプト云々については、2018.06.07のロイターのコラム『“試行錯誤”こそが、人間的ですばらしい方法論だと思います』をご覧ください。[→ https://is.gd/MJcZiR ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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