共感工房 “戦争は価値観の衝突です”

◆ さすが、黒柳徹子さん。私も、同感です。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 戦争「なぜ繰り返すのか」 黒柳徹子さん、来年ユニセフ大使40年 ⇒ https://is.gd/Jm7bjd ■

 俳優の黒柳徹子さんが国連児童基金(ユニセフ)の親善大使に就任してから、来年で40年となる。時事通信の取材に応じた黒柳さんは、1年半以上続くロシアの侵攻によりウクライナの子供たちが家族を失ったり、避難を余儀なくされたりしている現状について「なぜ戦争を繰り返すのか、人間はどうして学べないのか。本当に悲しい」と憤った。

 約40年に及ぶユニセフでの活動の原動力は、自身の戦争体験だという。「子供たちを同じ目に遭わせたくない。(戦時に)子供たちがどれほど心細いか、空腹とはどういうものか、いろんなことを一応経験しているので、今そうした目に遭っている子供たちの気持ちが少しは分かる」


◆ 経験主義とは、そういうことなのだと思います。

 私は実際の戦争経験はありませんが、黒柳徹子さんの気持ちは良くわかります。実際に自分が身をもって経験したことは、心身にしみ込むのです。[ #経験主義 ]

 だから、私は、逆に、(若いうちは)好奇心をもって何でも経験してみることが大切と考えています。もしかしたら、その経験はすばらしい喜びをもたらすかもしれません。

 もちろん、すべての経験がいい結果ばかりではありません。でも、若いうちなら失敗しても気にする必要はない。それは、必ず次の糧になります。

 それに、実際に自分が経験した失敗は、二度としなくなります。それが大切なのです。

 私は、そんな経験のことを“パーソナル・スラック”と言っています。パーソナル・スラックとは、“人生に対する個人的なゆるみや無駄”のようなこと。(→ 注1)

 パーソナルスラックは、人生に花を添えてくれます。[ #パーソナルスラック ]


◆ 蛇足ですが、なぜ戦争を繰り返すのか。

 戦争には、絶対的な正義はないと思います。正義は、あくまでも相対的なもの。あるのは、“集団間の価値の衝突”だけ。[ #価値の衝突 ]

 つまり、戦争には、どちらに正義があるのかなどの発想は無意味だということ。要は、価値観が折り合っていないだけなのです。

 それらは、一般にはイデオロギー云々として議論されますが、そんな哲学的な議論をされても、私らの頭では理解できない。なので、私は、価値観の問題として考えます。

 特定の利己主義的な“利権”を追求することに価値を感じる人が多いと、人々はわれを忘れて自分たちの価値を追求することにのめり込むのだと思います。[ #利権 ]


 ちなみに、組織論では、それらは“コンフリクト”の問題として議論されることが多い。[ #コンフリクト解消 ]

 まぁ、それはともかくとして、そうなると、世の中はギスギスしたものになります。その最終的な行きつく先が戦争なのです。

 そうなることは、私の“社会相対性理論”が既に予言していました(→ 注2)

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●(注1)  “パーソナル・スラック理論”については、2006.2.20のブログ 『パーソナルスラック』をご覧ください。[→ http://bit.ly/1p9rSjj ]

●(注2)  “社会相対性理論”については、2021.02.19のブログ『社会相対性理論と達観力』をご覧ください。[→ https://bit.ly/3wVyQxX ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房


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