共感工房 “約束したことを何もしないスカタン首相”

◆ まぁ、そんなところでしょうが、新総裁は誰になるのでしょうか?

~~< 以下 引用 >~~   ■ 早期解散論、自民に強まる 総裁選、「刷新」へ期待感 ⇒ https://x.gd/bMCEl ■

 岸田文雄首相の退陣表明を受け、9月の自民党総裁選から間を置かずに衆院解散・総選挙が行われるとの見方が自民内で急拡大した。

 新総裁選出による「刷新感」を前面に出せば、優位に選挙戦を運べるとの思惑がある。総裁選も早期解散を意識した「顔」選びの側面が出ている。


◆ 今の政治情勢は自民党の森政権が行き詰った頃と似ています。

 森首相は、ことさらに自分なりの政策やビジョンがあって首相になったわけではなく、何となく、時の自民党の実力者たちの総意として彼らに推されて首相になりました。[ #ビジョン ]

 つまり、“現状維持”が時の実力者たちの総意。ことさらに自分なりのビジョンがある人では、時の実力者たちは自分たちの意向が尊重されなくなって困ることになります。

 岸田首相も、総裁選挙の時には森友学園騒動の真相を究明するとかアベノミクスを見直す云々を強調しましたが、それらの取り組みは、ほぼ手付かず。公約は実行していない。(→ 注1)

 それらをやると、自民党重鎮たちの不手際を世間に晒すことにもなるので、本格的な自分なりのビジョンのない器の小さい岸田首相にはできない。


 おかげで、金融バブルを演出したアベノミクスをズルズル踏襲するだけ。今の日本は、未曽有の円安で国民の平均賃金は発展途上国並みに落ちぶれてしまいました。[ #アベノミクスを踏襲 ]

 平均賃金が発展途上国並みでは、豊かな暮らしなど実現できない

 そのうちに、低賃金分野の最後の切り札の“外国人労働者”も日本に来てはくれなくなります。外国人労働者は、所詮は出稼ぎなので、賃金の高いところに行きます。


◆ そんな森政権の不甲斐なさを打破してくれたのが、小泉純一郎氏でした。

 小泉氏は“郵政民営化”などを切り口に、日本の構造改革という壮大なビジョンを打ち出しました

 小泉氏は“ライオン丸”というニックネームがある。ライオンは、子どもを可愛がるだけでなく、子どもを鍛えるために、時に、“千尋の谷”にも突き落としたりもするらしい。

 構造改革には、それくらいの覚悟がいるということでもあると思います。百獣の王たるもの、それくらい鍛えておかないとダメだということ。[ #自分を鍛える ]

 忘れてならないのは、実は、小泉首相誕生の裏には、ひとりの陰の功労者がいたことです。つまり、田中眞紀子氏。あの人の“おばちゃんパワー”の動員力は凄かった。

 二人セットで、総裁選挙の演説会場などに出向き、構造改革の大切さをまくしたてていました。私は、田中眞紀子氏は小泉純一郎氏の奥さんなのかと思ってしまったほど。

 今の自民党にこの2人のようなことが出来る人がいますかね? みんなツブが小さい。[ #ツブが小さい ]

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●(注1)  岸田首相が現実には何もしていなかったことついては、2022.05.31のブログ『何も専務になった岸田首相』をご覧ください。[→ https://x.gd/CkfDI ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房


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