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題... “豊国強民”という発想も良さそう

◆ “富国強兵”は誰もが知っている明治時代からの日本のビジョンです。

 4文字熟語というのは、何か、日本人にぴったりくる。“富国強兵”も4文字熟語。なので、私は、この“富国強兵”という語呂が今でも何か好きなのです。[ #富国強兵 ]
 富国強兵とは、列強に国力・軍事両面で追いつくために経済力をつけ(=富国)、軍備を増強(=強兵)することで国家の自立維持をめざす明治以来の日本のビジョンだったという。
 力強くて、“語感”としては悪くない。しかし、現代の世界情勢に合うビジョンとは言えません。さすがに、時代遅れという感じ。
 安倍首相などは、古めかしい考え方の人らしく、今も富国強兵をめざしているように見えます。妙に憲法改正に固執するあたりは、まさに、強兵をめざしているのでしょう。


◆ 急にこんなことを言いだしたのは、昨日のブログの影響。

 中国のあるメディアが言っていた、中国は“製造大国”になったが、“製造強国”になれないでいる。一方、日本は製造強国になっているとの指摘でした。(→ 注1)
 私は、“製造強国”という発想は初耳。語呂も良くていい響き。ということで、富国強兵と製造強国を現代風に合体させて、“豊国強民”というビジョンを考えてみました。[ #豊国強民 ]
 これからのグローバル時代は、絶対的規模が大きくないと大国にはなれない。製造大国の可能性が高いのは、アメリカをはじめ、中国とインドくらいのものだと思います。[ #大国 ]
 日本の人口では製造大国は無理。でも、強国なら、規模の問題ではない。わが国は、これからは、何かにつけて大国ではなく強国をめざさすのが良いと思います。[ #強国 ]
 “豊国強民”は、国も国民も豊かで、国の意向より国民の意向を優先する国づくり。国民が本当の主権を感じられるように、国民が強い国がこれからの理想です。
 具体的な骨子は“生活文明郷の国づくり”を踏襲すればいい。でも、生活文明郷では何か茫洋としている。やはり、4文字熟語の方がインパクトがあるというもの。(→ 注2)

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●(注1)  中国メディアの指摘については、2019.6.9のブログ『“技術者”養成の大切さ』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2WXPQ8B
●(注2)  “生活文明郷”については、2007.2.24のブログ『生活文明郷-ビジョン』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2TB6JS9


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