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題... 議会が存在感を見せるとき

◆ 当然の結果でしょう。

~~< 以下 引用 >~~   ■ ロシア疑惑報告書で対立激化=トランプ氏「証言はでたらめ」-野党で弾劾論再燃も ⇒ http://bit.ly/2IyindZ     ロシアによる米大統領選介入疑惑を捜査したモラー特別検察官の報告書に対し、トランプ大統領は19日、「トランプ嫌いの怒れる民主党員が書いたものだ」と猛反発した。   一方、野党民主党ではトランプ氏弾劾を目指す声がくすぶり始めた。大統領選での共謀や司法妨害について、司法省は「証拠不十分」と結論付けたが、政治的対立は激化しつつある。


◆ 大統領は純粋に法を守るだけの立場ではないと思います。

 大統領は国のトップ。時には、さまざまな理屈をこねまわして“超法規的な措置”をすることもあるはずです。情報機関の活動などは、その典型かもしれません。
 ただし、それは、大統領の大きな役割である自分が代表をつとめている国の“国益を守る”という前提があってのこと。どこまでが国益なのか、判断が難しい。[ #国益 ]
 ある人にとっては国益でも、別の人にとっては単なる“エゴ(利己主義)”にすぎない行為なのかもしれません。
 だから、モラー特別検察官は事実は事実として調べることはできても、それが最終的に正しい行為だったかどうかを判断する自信はなかったと思います。


◆ 何でもかんでも法律で規制するというのは、現実には不可能。

 大統領には、国益などのためなら一定レベルの超法規的行為も許されているという“不文律”のようなものも、現実には存在しています。[ #不文律 ]
 なので、モラー特別検察官は自分が調べた事実の最終判断を議会に投げかけたのでしょう。それは、いわば、モラー特別検察官の法律家としての良識のなせる業と思います。
 議会は、モラー特別検察官の“証拠不十分”という指摘で幕引きにしてはいけません。議会と大統領は、お互いがお互いを監視・牽制するような役割があるはず。(→ 注1)
 蛇足ですが、トランプ氏の“証言はでたらめ”という指摘は、トランプ氏の感情。証言をでたらめと言って煙に巻こうとするトランプ氏が、傍から見ていると情けない。

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●(注1)  あとは議会の仕事ということについては、2019.4.18のブログ 『トランプ氏は潔白というわけでもない』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2XyGsVN


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